2017年06月12日

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班 #9」秘密をもって幸せになる



わたしは開けっぴろげな性格です。

世の中みんながみんなそうじゃないんだ・・・
と分かってきたのは20代も
後半になってからでした。

かなり遅かった。
平和な世界で生きてこれたんだな・・・と
人に言われながら、恥ずかしい想いもしながら、
今では平和に生きてこれたことを
感謝もしています。

それでも、やっぱり秘密はあります。
イヤな言い方をするなら隠し事。
もっとイヤな言い方をするなら隠れてコソコソ。

・・・表現で遊んでみただけでも
なんだか悪いことをしているような気分に
なってきちゃいますね。

嘘をつく・・・と同じように秘密には
背徳感、罪悪感がつきまといます。

それは、相手を傷つけることを知っている
から
なのでしょう。

でも、秘密を抱える苦しさを理解しながら
信頼し合える仲、もっと言えば
愛し合える仲、というものまであります。

なにがその境界線を決めているのでしょうか?



いよいよ明日で最終回ですね。
どんなラストが用意されているのか??
最近、終わるモノ・コトに少しナイーブに
なっています。寂しさが残る。
この作品も次週そんな想いになっちゃうのかな。

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班」
第9話


を観ました。

「あなたの力でこの国を変えてみませんか」
と教会で謎の男に声をかけられた
田丸(西島秀俊)。
この国の腐ったシステムを俺が変えてやる!
そう思っている田丸の心にその男の言葉は
どう響いたのでしょうか?

一方、稲見(小栗 旬)は
鍛治(長塚京三)から、
自衛隊時代の同期で、仲も良かった
結城雅(金子ノブアキ)が二週間前に
突然姿を消し、捜査対象になっていると
知らされます。

結城が現れたらすぐに連絡するよう
命じられる稲見。

その日の夜、結城が稲見の前に姿を現します。

久々の再会を喜んだのはつかの間、
「俺はゆがみきった世界を正すつもりだ」
という結城の言葉に、稲見は何らかの理由で
テロを計画していることに気づきます。

手を組まないかと稲見を誘う結城。

その夜結城が起こした行動により、
翌日、特捜班は正式に結城逮捕の任務を
与えられます。

しかし、相手は優秀な特殊部隊員。

稲見をオトリにした作戦を実行しますが、
完全に見透かされています。

稲見は、鍛治の元を訪ね、何を知っているのか
問いつめますが鍛冶は相変わらず、
頑なに口を閉ざすのみでした。

「もし結城が銃口を向けてきたら、
ためらわずに国家の秩序のために
おまえが先に撃て」

鍛冶はそれだけを稲見に命じるのでした。



結城が稲見を誘うとき、
自分が何を企んでいるのか一切明かさずに
手を組まないか?と誘ってきました。

普通に考えてそんな状況で
「おお、一緒にやろう!」
とはなりませんよね。

もちろん、結城の方からすれば
仲間になるかどうかもわからない相手に
内容を話すわけには行かなかったのでしょうが、
本当に稲見が仲間になる可能性があると
少しでも信じている部分があるなら
「詳しくははなせないけど・・・」
といいつつも、ある程度の話はしていたはず。

これはまあ、日常とはかけ離れた
アブナイ世界のお話です。
情報の出し方によっては国が滅ぶかどうか
なんてことも起こりえなないとも限らない、
そういう世界でのお話。

でも、わたしたちの日常でも
秘密をもたれると警戒しちゃいます。
秘密をもたれると寂しいです。

仲間外れ、疎外感、疑念、疑惑。
それが反感になって仲違い。

でも、世の中の仕事には
守秘義務というものがある仕事も多い。

妻に言えない重荷を抱えている夫も多いはず。
話を聞いてもらえるだけでも
本当はずいぶんとラクになれるのですが
それすらも叶わなかったりします。

仕事に守秘義務なんてなくても、
そうやって仕事で苦労している夫に
負担をかけたくないと、家計が苦しいこと、
わが子が学校で問題を抱えていることなど、
家庭の問題を、できるだけ夫には
話さないようにしているという妻も
沢山いるのではないでしょうか?

どちらも、愛ですよね。

一方では、にたような状況でも
秘密にすること、秘密にされることで、
逆にストレスとなり、精神を病む人までいる。

ということはつまり、秘密のあるなしが、
人の信頼関係を作ったり壊したり
しているとも言えないわけです。

その秘密がどんな性質かということが問題?

う〜ん、それだけでもないですよね。
現に、わたしも妻や息子が秘密をもっている
ことは知っているのですが、平気で幸せです。

その秘密の中には、興味をそそられる種類の
こともあるし、正直どっちでもいいと
思っていることもあります。

こういうと、秘密にしている方が
逆に「ひどい!」と言ったりして、
ややこしくなったりもしますが(笑)

わたしは妻や息子を信じています。
でも、嘘をつかないとか秘密をもたない
なんて信じてはいません。

彼らの人生を信じている。

自分を守るための卑怯な秘密であってもです。

一生懸命、自分を守ったり、
何か別のモノを守ったりしている
そのことがすでに生きている証です。

そんな二人が目の前にいること自体が
わたしにとっては幸せです。

そう、思える自分を創る。
精神を成長させる。
なりたい自分になる。
そう決めたから自分自身を信じている。

他者と一緒に生きる。家族をつくる。
というのは精神的に自立していないと、
まずは自分から崩れてしまいます。

もちろん、無理して突き放せというのとは
違います。

何かあったら・・・わたしが倒れそうなときは
彼らが支えてくれることも知っています。
でも支えてくれなくても恨まない。

そんな精神は思考を学ぶことで
徐々に育てていけます。

幸せになるためには精神的な自立から。

問題は、境界線は、自分自身の中にあります。


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2017年06月11日

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 #7」自分が一番大事じゃないときがきたら



会社をサボった・・・とも言えなくもない

という休み方を久しぶりにしました。
久しぶりというか初めてかな。

皆勤賞を数年間続けてきて
40歳を過ぎて、体調管理への取り組みも
変えて行かなければならない。

それを思い知らされたのは今年初めに
インフルエンザにかかったときでした。

それから約半年で体調不良での欠勤。
原因は腸炎、要するに腹痛、下痢。
でも、インフルエンザでも初日の
一番苦しいときに無理してでも
働いていたのですから、
少し体調が悪かったからといって休むほど
自分に甘くもないつもりです。

それがなぜサボったとも言えなくもないのか?

自分の体調だけを考えれば
まだどちらかと言えば出勤できなくもない。
といえたかも知れないから。

少なくとも、行ってみて、どうしても無理なら
早退するという選択をする。
普段のわたしなら。

なぜそうしなかったのか?

どうしても息子をひとりにしたくない理由が
あったからです。

これすらも端から見れば、いや
妻ですらも、そこまでのこと?

と思われるだろうとも思える
完全に独特の感じ方による基準なのですが
それでも、自分の信用や周囲への迷惑、
そういうものと比べても、
息子の心を第一優先したかった。

そういう基準で最終決断を下した欠勤は
生まれて初めてでした。

自分のためを考えれば出勤したでしょう
でも最優先事項が息子だった・・・

いや、これもまた、息子にとっては迷惑ですね。
広い意味で言えば
自分のためだと言えるのでしょう。



梅雨入りしたらしいですが、まだいい気候の日が
続いていますね。わたしの日常にも問題が
沢山起きています。後悔することや、これで
良かったんだろうか?と悩むこと、人を否定して
やりたくなることもいっぱいある。こういう逃げ方は
好きじゃないという人もいるかもしれませんが、
そういうときにエンターテインメントに逃げるのも
実は悪いことではない。自分にとっても周囲にとっても。

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」
第7話


を観ました。

藍沢(山下智久)は、大腿骨を骨折して
救命救急センターに運び込まれた祖母、
絹江(島かおり)のことを気に架けている様子です。

ケガのショックが原因で認知症になり、
藍沢の顔すら覚えていなかった絹江。

絹江の個室の前を通りかかった藍沢は、
藤川(浅利陽介)に食事の世話をしてもらっている
絹江のことを気にしつつも、いつもと同じように
淡々とした表情で職務をこなします。

黒田(柳葉敏郎)は、そんな藍沢に、
次の手術に加わるよう指示を出しました。

一方、白石(新垣結衣)は、森本(勝村政信)や
冴島(比嘉愛未)とともに、突然の嘔吐と腹痛を訴えて
成田空港から搬送されてきた大柄な女性の処置をします。

その女性、実はバンコクで性転換手術を受けてきたという
大山恒夫(古本新乃輔)という38歳の男でした。

大山は、手術後、絶食する必要があったにも関わらず
機内食を食べてしまい、腸閉塞を起こしたのです。

大山の処置終、白石は、電動車椅子に乗った
田沢悟史(平山広行)と、その母親・俊子(大塚良重)に
声をかけられます。

冴島を訪ねてきたのだという田沢親子。

白石は、悟史たちにロビーで待ってもらい、
そのことを冴島へ知らせに行きました。

しかし悟史たちが来ていることを知った冴島は、
動揺しながら「あとで行く」と言います。

そんな折、ドクターヘリの出動要請が入ります。

千葉中央裁判所で、男性が公判中に嘔吐し、
胸痛を訴えているとのこと。

森本とともにドクターヘリで現場に向かった
緋山(戸田恵梨香)は、待っていた救急車から、
患者とともにスーツ姿の三井(りょう)が現れ驚きます。

そして、その患者は、三井を医療ミスで訴えていた
真壁(阿南健治)でした…。



フジテレビの月9ドラマというと、日本のドラマシーンでも
トレンディドラマの大ヒットにより、毎回注目されますよね。

それだけに、恋愛ものが多かったり、話題性優先だったり
という作品も決して少なくありません。

わたしもどこかで、月9は内容よりも話題性…
みたいに思っているフシがあります。

だからこのシリーズもスタート当初から興味を
持っていませんでした。

いやもう、本当にバカだな〜とつくづく思います。
とてもシビアで厳しくも熱いドラマです。
脚本も演出も、他のわかりやすいドラマたちに比べ
わかりやすさよりも機微の表現を重視している
部分も大きいようです。

そして毎話、内容がギッシリ詰まっている。

この回では藍沢や冴島が
自分のたったひとりの肉親や恋人よりも
自分の人生を選ぶという自分の在り方に
苦悩する姿が描かれます。

酷いかも知れないけれど、必要なことでもあるし、
悪いことだとは言えない。

きっと、絹江もそんな孫を誇らしく思うはず…

わたしの妻もそうですが、自分のことよりも
わが子優先でいつも一生懸命です。

自分のことは二の次。

妻が妊娠して、どんどんわが子優先の
“親心”を身につけていくのを
戸惑いながら観ていたのがもう13年前。

自然とそういう選択をできるように
なってきたのはわたしも少しは親として
追いついてきたのかな・・・と、思えます。

でも、わたいしたち夫婦を含め
ほとんどの親にとって、自分のことよりも
わが子優先なのは“当たり前”だったりもします。

きっと、このドラマの藍沢や冴島がいつか
親になる日がきたら、
そうなるのではないでしょうか?

今ですら、献身的に患者のために
頑張っているのですから
気質としても献身性はスゴいはず。

顔は忘れても、いつも孫のことばかり語る
絹江にしても、今回発露する三井の胸の内を
聞いても、それは一貫しているものでした。

わが子が生まれれば・・・
親になれば・・・
自然とわかるよ。
自分よりもわが子を優先して当然の気持ちが・・・

そうなんです。
これは、わたしたちがそうやって
親に愛されてきたということを考えると
とても合りがたい話です。

この一つ前のエピソードの藍沢と
絹江のシーンは涙なしでは見れないくらい
切ないシーンでした。

でも、自然と生まれる感情、
親として当たり前の感情であるからこそ
気をつけないといけない面もある。

こんなに心配して言っているのに
まったく言うことを聞かない!!

親の心子知らず・・・

それこそ当たり前の話で、
それを当たり前だと受け止めて、
自分のあり方、自分の正しさをわが子に
押しつけないようにしなければならない。

これが、とても難しいことなんですよね。

わが子のためわが子のため・・・
それがその子にとっては的外れで
過剰な期待になって負担になる。

ということはもう、日常茶飯事で起きています。

うちもそうです。

だから衝突も起きる。

わたしはその日、息子の心を最優先に考え
欠勤の決断をしました。

下手をすると、息子への押しつけにもなりかねない。
でも、どうしてもその日は一緒にいたかった。
そばにいたかったんですね。
息子も学校を休みました。

結局、問題はひとまず収まりました。

でも、わたしはそばにいただけです。
前日、君が休むなら父も休むとは伝えましたが
それを「おまえのせいで」
とは受け取らないようにちゃんとわたしが
そうしたいからということも伝えて。

一日休んだそのさらに翌朝。

わたしは自分が正しかったのかわからないまま
早朝に起きて独り仕事をしていました。

起きてきた息子が開口一番で
「昨日はありがとう」
と言ってくれました。救われました。


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2017年06月10日

アニメ「弱虫ペダル NEW GENERATION #22 ゼッケン1のプレッシャー」努力する才能があるかどうかで悩む前に



「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています」

有名な言葉ですよね。

イチロー選手の言葉。

「努力せずに、何かできるようになる人のことを
『天才』というのなら、僕はそうじゃない」
「努力した結果、何かができるようになる人のことを
『天才』というのなら、僕はそうだと思う」

これらもイチロー選手の言葉です。

こんな言葉を聞いて、イチローには
努力する才能があるんだ…

といって落ち込む人もいます。

なぜ落ち込むのか?
自分には努力をする才能が無いからダメなんだ。
と思うからですよね。

でも、これも捉えそこなっていますよね。

イチロー選手は自分が何に対してなら
人並み以上の努力をできるのか?
それを見極めていた。

そしてもう一つ持っていますよね。
持っているというか、分かっているものがある…。



そろそろ2クール目が終わりますね。
そこで一旦終わるのか?3クール目まで
突入するか?

アニメ「弱虫ペダル NEW GENERATION」
第22話「ゼッケン1のプレッシャー」


を観ました。

集団にのまれ、チームから離れてしまった坂道くん。

チームに追い付くために前に出ようとしますが
他校のチームから徹底マークを受け、
邪魔をされてしまいます。

自分が背負うゼッケン1の重みを実感します。

一方、先頭集団は山岳ステージへ突入し、
箱根学園は山岳ゼッケンをとるために、
エースクライマーの真波を送り出します。

エースクライマーの坂道が不在の総北は、
キャプテン・手嶋が登りで出て
真波にくらいついていきます…。



一歩一歩を積み上げる。

手嶋が自分のことを凡人だと受け入れながら
一歩一歩をあそこまで積み上げられるのは
なぜでしょう。

まぎれもなく、自分が凡人だと自覚しているから、
ですよね?

でも、自分が凡人だと自覚していれば
あそこまで頑張れるものでしょうか?

きっと、ライバル…この場合はライバル校
箱根学園のエースクライマー真波に対して
「アイツは天才的なクライマーだし、凡人のオレが
敵う相手ではない」
とか
「キャプテンのオレが凡人なのに熱くなって
飛び出して2年生に負けるなんて恥だ」
など、
思いつく限りベストな理由を思い浮かべて
あんな“バカな真似”はしないという人も
多いはずですよね。

でも手嶋はそうはならずに敵わないとは
分かっていながらも真波に食らいついていきます。

男なら負けると分かっていても
戦わなければならない時がある…

キャプテンハーロックも次元大介も言っていました。

手嶋はそれを知っているし、それだけではないと思います。
手嶋は真波より自分に才能がある
なんて思っていはいませんし
恐らく真波を抑えて山岳賞を取れるとも
思っていないでしょう。

それでも頑張れるのは“なりたい自分”が
見えているからではないでしょうか?

“なりたい他人”ではないですよ。

ここが大事なところです。
手嶋も巻島先輩に言われていました。

「お前は登れッショ」と。

それは手嶋がクライマーだからではありません。
巻島自身や、坂道くんのように
坂への才能を見いだしたからではありません。

ペダルのひと踏みひと踏みが
確実に頂上へ向かっていく、
その坂を登れということでした。

手嶋も巻島先輩の言いたいことは分かったし
そこに在るべき自分の姿、在りたい自分の姿を
見いだすことができた。

決して、「小野田や巻島先輩のように!」
なんて思ったわけではありません。

大好きな自転車、自分にはコレしかない
と思えるもので自分に出来る最高のことを
しようと思っている。

自分が努力できるフィールドで
有りたい自分の姿を明確に思い描けている。

だから、小野田や巻島先輩、
あるいは真波になりたいわけでもなければ
イチローになりたいわけでももちろんない。

ただ、在りたい自分の姿に自分を近づけるために
一歩一歩を積み重ねていける。

才能がない、辛抱がたりない、
努力が続かない…

もちろん、イチローや手嶋のように自分が
努力を続けられるフィールドを見つけたからと言って
自動的に苦もなく地味な努力を続けられる
わけではありません。

続けるためには様々な工夫が必要です。

どうすれば地味で辛いことのその辛さが
少しでも軽減できるか?
どうすれば、少しでも楽しめるか?
どうすれば習慣になるか?

自分で工夫を様々試していると、
「何をラクしようとしてるんだ?」
と誤解をされることもあるでしょう。

でも、なりたい自分になるために、努力を続ける
工夫を様々試す。
コレ自体がもう努力です。

なりたい自分が見えていれば、自分には
どれが手抜きでどれが工夫か
どのラクが目指す自分から遠ざかり
どのラクが目指す自分に近づくのを加速させるのか?

分かるようになってきます。
それがわかるようになってくれば、
そのアプローチ方法への周囲の雑音なんて
気にならなくなります。

だから、努力する才能がないと思っている人は
それ以前の大前提が間違っていることがほとんどです。

そこを見なおせば、自分にしかなれない
最良の自分への道が見え始めてくるはずです。


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2017年06月09日

ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト ファイナルシーズン #10 完全なる孤立The Day the World Went Away」あなたの中にある神



信仰心はありますか?

わたしはそもそも信仰心という
感覚そのものがシメージできません。

実家の宗派は正式には
浄土真宗にあたるそうです。

浄土真宗にも種類があるようですが忘れました。
〜本願寺とかいう種類。
西か東かそんなんでしたかね?

幼稚園はカトリックの幼稚園に通いました。

父はわたしが小学1年生くらいのころから
禅を始め、気持ちとしては自分の宗派は禅宗
なのだと言っています。

わたしたち日本人はただでさえ
お寺と神社があって、
クリスマスも普通に祝います。

普通にと言ってもそれも日本人の普通でしょう。

それでもわたしは

神様=宇宙の法則

のことだろう、あるいは宇宙の外の世界の“何か”
なのだろうとは思っていました。

そうでもないと、宇宙そのものの存在が
不明そのものだし、自分たちが今ここにいることも
否定していることになりかねないと感じます。



さて、今シーズンのドラマが
最後のクライマックスを迎えているなか、
実はこのアメリカのドラマも一生懸命観ていて
いよいよ最後局面へ突入するようです。

ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト ファイナルシーズン」
第10話「完全なる孤立The Day the World Went Away」


を観ました。

もともと無感情な殺し屋だったルートは
今ではすっかりフィンチやジョンたちと
命を預け合う仲間です。

ルートがフィンチに興味を抱いたのは
自分が崇める<彼女>=マシーンの
生みの親だからです。

フィンチはマシーンのようなモノを
創ってしまった責任を作った当初から
感じていました。

だからいつか自分の手で
終了させなければならないときがくると
覚悟もしています。

自分の命が危険なことも、良くても
刑務所行きだろうということも
フィンチは覚悟済み。

しかし、彼が巻き込んだジョンやルート、
ファスコたち仲間が、これ以上、
命を落とすことは我慢なりません。

だからマシーンの機能を制限しています。
声すら与えていません。
これ以上の危険は冒せないと保守的です。

それに対しルートは、<彼女>を解放しないと
宿敵サマリタンには勝てない。
わたしたちのことを考えてくれるなら
<彼女>を解放してと主張します。

マシーンの解放につては
フィンチも迷っていました。

そんな折り、次の番号が出ます。

その番号は・・・フィンチでした・・・



フォースシーズンまでは2クールあった
「パーソン・オブ・インタレスト」シリーズ。

このファイナルシーズンは、制作発表当初から
1クールで終わらせると報道もされていました。

もう、この面々に会えなくなるのか・・・
と寂しくなりもしましたが、
逆にその話数の少なさに本気を感じました。

ちゃんと終わらせようとしている。

アメリカのドラマは人気が出ないと
すぐに打ち切りになって、
尻切れトンボになるものも少なくありません。

近年では「ターミネーター・クロニクル」
などはその例と言って良いのかもしれません。

しかし、あまり続きすぎると
どこかしらけるものもある。

そんな中で
「ブレイキング・バッド」シリーズ
などはお見事でした。

この「パーソン・オブ・インタレスト」は
スタート当初は一見、一話完結のドラマに見せて。

シーズンを追うごとに様々な謎が明かされ
同時にマシーンという存在や
そういうものをわたしたち人間が作り出すこと
に対する問いかけにもなっているテーマが
どんどん物語を深めていきました。

その中でルートという女性は早くから
マシーンの存在に気づき
近づいてきた女性です。

まるで全能の神を崇めるかのごとく
マシーンを信仰し、マシーンの指示に従った。

マシーンもルートにだけ個別に
メッセージを送るようになりました。

そして、フィンチやジョンがマシーンを頼りに
どんな活動を行っているのかを知り
フィンチがマシーンに命の尊さや
人の心の尊厳を学ばせていたことも知り、
自らもそれらを学んできました。

この回で、ルートは
これまで生きてきて、自分の居場所と
思える場所に初めて出会えた
と感じていることを明かします。

それは、ショウへの愛もあるでしょうが、
そんな愛を手に入れたのも
マシーンやフィンチたちとの出会いが
あればこそです。

さらにこの回でルートはもっと高次の悟りに
至ったようです。
聞いていてわたしも意味が分かりませんでした。

(笑)

これまでに死んでいった仲間も
死んでしまったけれど、それは
この世界からいなくなったわけじゃない。

今、生きている私たちも彼らも
大きな存在の一部であり同じなんだ・・・

みたいな話しでした。

つまり、マズローの欲求段階説で言うところの
第5段階目のさらに上、自己超越であったり、
アドラー心理学でいうところの
共同体感覚であったりするのではないでしょうか?

キリストやシッダールタ、ムハンマドなどが
広く伝えようとしていることに
大きく近づいたのかも知れません。

ルートは無神論者というか宗教への信仰心は
恐らくなかったのでしょう。
その代わりにマシーンや
マシーンを作ったフィンチ、
そして彼らが信じているモノを信じてはいた。

大きな寄る辺があったと言うことなのでしょう。

わたしたちは・・・特に現代の日本人の多くは
信仰心というものがどんなものか
実感として持っていない人が多いと思います。

まぎれもなくわたしもその1人です。

わたしはそれを自覚しているからこそ、
神と呼ばれるものの存在に関しては
考えてきました。

それは信じる信じないの問題ではなく
在るのは現実です。

今より少し若いころ、わたしが考えていた
答えはこうでした。

神=宇宙の法則そのもの

たぶん当たらずとも遠からずだとは
今も思っています。

でも今は、その宇宙の法則とわたしたちの
内なる何かがつながっているのだろうという
予感めいた感覚に気づいています。

福井晴敏さんが
「機動戦士ガンダムUC」で表現した
「人間だけが神をもつ」「内なる神」
という表現が、そういう感覚をより強く
持てるようになったきっかけでもあります。

決して、新興宗教の話ではありませんよ。

本当の意味での信仰心の話し。
キリストやブッダたちが伝えようとした
本質の話。

その存在を意識し、わたしたちの命や
人生を考えるとのは、知能や知性を持たされた
わたしたち人間にとっては大切なこと。

とくに、これからはそのわたしたちをも
飛び越えてしまうかもしれない
“知能”が発達してくる。
それを人間の手で生み出しているのはもう
事実なのですから、更に信仰心というものへの
理解は必要になってくるのかもしれません。

そんなものを生み出す存在の責任として。


       全ての物語のために






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2017年06月08日

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班 #7」思春期の子を持つ親の役割の本質とは?



息子が使っているタブレットを借りてみたのですが
わたしには使い方がわからず息子に聞きました。

目の前でさっさと操作してみせる息子。
彼は中学1年生です。

体育祭にも保健体育委員として一生懸命
真剣に責任感を持って取り組んでいました。

これからの思春期でどう変わっていくのか?

それはわかりませんが、心配になるほど
マジメで真っ直ぐな部分があります。

一方で、タブレットを使っていて、
何度か画面上のキーボードを押し間違えて
振り出しに戻ったり、あるいは Wi-fiが切れて
繋がらなくなったりするとイライラしていたりする。

今から、イライラはより一層激しくなるのでしょうが、
それにしても「そんなことでイライラするな」と
つい口に出しそうになります。

十代、多感、これからの彼を
信頼しつつ心配しつつ観ていると、
もっともっと色々な世界や考え方、価値観
などに触れさせて、広い広い…だだっ広い
寛容性を身につけて欲しいな〜

どうやったらそれが叶うのかな…
なんて考えてしまいました。

わたし自身がインドア派なこと、
息子がひとりっ子であること、
障害となる理由ばかりが思い浮かびます。

でも・・・それもおかしな話ですよね。
じゃあ、今のわたしにできること、
わたしだから出来ることはなんなんでしょう…



狂信的な新興宗教の問題や
社会を愁う若者たちによるテロみたいな話は、
どこかやりつくした感が否めないな…なんて
冷めた視線も持っていたのですが、これからの
社会を考えると人ごとでも無い気がしてきたので
順番前後しますが、

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班」
第7話


の紹介です。

テロリスト集団・平成維新軍が
テロを仄めかすような犯行予告を出し、
鍛治(長塚京三)は警視総監の乾(嶋田久作)から
特捜班をフル稼働させて阻止するように命じられます。

しかし、平成維新軍の狙いがなんなのか
情報が全くなく打つ手がない…

稲見(小栗旬)や田丸(西島秀俊)は大山(新木優子)に、
以前ハッカーだったころの記憶で
平成維新軍の前進メンバーと思われる人物たちとの
連絡手段がないかと聞きます。

大山は犯行予告分の中の一文が、
以前仲間の1人に教えた言葉だと伝えます。

“坂本”と名乗るその人物。
素性も性別も全く知らないが、大山を信用して
油断したのか、当時一度だけ普段とは違う
アドレスを使って連絡してきたことがあり、
そこからたどれば、何か手掛かりがつかめるかも…

それはすぐさま実現し、
特捜班は坂本(今井悠貴)を拘束します。

普通の高校生に見える坂本は、
吉永(田中哲司)の取り調べに表情一つ変えず、
黙秘を続けますが、大山がかつての相棒“岡田”
だと分かると、徐々に口を開き始めるのでした…。



“坂本”少年は権力を持つ大人に深い憎悪を
抱いているんですね。

そのことを説明し始める前に、“坂本”少年は
吉永に年収を聞きます。

ざっと考えて「大体700万円くらいだ」と吉永が答えると
“坂本”少年は「やっぱり公務員は安定していますね」
と言ってから自分の両親の話をし始めます。

父親の年収は400万、だから母がパートに出て
2人合わせてなんとか500万なんだと…

わたしは「なんだと!?」と呆れました。
ハッキリ言ってウチよりだいぶあります。

しかも観たところ2階建ての一戸建てに住んでいて
自分の部屋まで持っている“坂本”少年。

卑屈になるには贅沢すぎるぜ!!

というのは、わたしたちの境遇と比較した
ごく個人的な意見なのですが、
それでもわたしたち家族は自分たちが貧乏だとか
社会や行政に摂取されているとか、
そんな観方はしていません。

たしかに、今の税金などの仕組みは
サラリーマンがより不自由になりやすい仕組みには
なっている。

しかし、自営業者たちは例えば2000万稼いだら
1000万近くは税金を取られたりするわけですから
それはそれで「ふざけるな!」という話でしよう。

また、「公務員は安定している」とは言え、
警察や消防など常に命の危険もあるような
仕事をしている者への報酬として
まったく割に合う金額とは思えません。

吉永でやっと700万。じゃあ、田丸や稲見たちは?

吉永の年収の半分強しかないわたしからすれば
正直吉永クラスの年収の人との金銭感覚が
どれほど違うかというのは身にしみてわかっています。

「バスでくればいいのに…100円くらいケチるなよ」

って、その100円が命取りなの!!!

みたいな。わかります(笑)

それでも、やりくり上手な妻のお陰で、
わたしたちは充分広いマンションに住み、
車もあって大型テレビやエアコンやらもあって
外食もお出かけも楽しめている。

もちろんこのままでいいとも思っていないので
将来のための準備というのはいろいろな意味でやっています。

わたしたちより少ない年収の人たちも知っているし
多い年収の人たちも周囲には当然沢山いる。

“坂本”少年が言う、「自分がマイナスからのスタート」
という論理も分からなくはないですが、
それは無限にある視点の中の一視点でしかない。

でも、“坂本”少年にとってはそれが全てで
その基準によってしか正しさと間違いを判断できない。

きっとお勉強は出来るし、頭もいいのでしょう。
だからハッキングなんてフツーのわたしたちから見たら
超人的なことまでやってのける。

知識を多く覚えて、作業を効率よくこなせば
『仕事ができる』と勘違いされるように、
お勉強ができて、理屈も通れば、
そしてコンピューターも使いこなせれば
『頭がいい』と思われたりもする。

現に、“坂本”のまわりにも彼を崇める人たちが
集まっていました。

それでも、やはりたった一つの視点でしか物事を観れず
それによって過激に感情的になっているだけでは
やっぱりそれは『おバカさん』ですよね。

本当の意味で『頭がいい』というのとは程遠い。

そういうことを、自分でチェックできるように
なっていかなければならない。


わたしは息子の話を
なかなか聞いてやれる時間がありません。

仕事に出ている親は多かれ少なかれそうでしょう?

しかも家でも色々なことが頭の中を
駆け巡ってしまうので、ともすれば
上の空や生返事なんてことも日常茶飯事です。

だからこそ、それに気づいたらできるだけ
息子の話を聞こうと努めます。

話を聞いていると、彼の実直さに心配したり
自分の正義は主張するのに、反面、
自分のズルさは棚上げしていたり、
突っ込みどころも満載ではあるのですが、
そんな彼が色々な友達から良くも悪くも
色々な影響を受けているのが感じられる。

その周囲からの影響に彼自信の感性や魂が
反応して育っているのがよく分かります。

だから、極力口を出さずに楽しんで聞くようにしています。

視野を広げる、思慮深さを身につける、
寛容性、大らかさを学ぶというのは、
必ずしもあちこちに出かけたり、
沢山の兄弟たちの中で揉まれたりしないと
身につかないということでもない。

目の前の現実にぶつかりながら、傷つきながら、
化学反応を起こしていく。

その現実で得た感覚を手掛かりに
アニメやドラマや映画、活字の世界に触れることでも
また世界は広がるでしょう。

わが子の成長の舵取りは親にはできません。

「それは無責任だ」と言ってコントロールしようとする
親御さんもおられるでしょうが、
それは返ってわが子の可能性を狭めかねない。

自分の成長の舵取りの基準をどう自分で育むか?
その根本をわが子が参考にする手がかり…
くらいには頑張れば親でもなれるのかもしれません。

だからわたしは頑張ってもいます。
わたし自身の人生を楽しく舵取りしようと
挑戦し続けることで。

でも、それも“親”としての本質ではない
枝葉の部分だと思っています。

親としての本質は、わが子が自らの成長に疲れて
休養や療養を必要としている時に
何の心配もなくゆっくりじっくり羽を休めて
英気を養える“場所”でいてやること。

息子が話してくれる外での物語を楽しんで聞きながら
わたし自身の物語や、多くのフィクションから
得た教訓や自分の物語との接点…
そういうことを面白おかしく紹介して、
それをまた息子自身が自分の物語にどう影響を与え、
影響を受け、化学反応させながら育っていくのか。

信頼しつつ、心配しつつ、
すくすくと悩み苦しみながらも育とうとしている
その思春期パワーを見守っていく。

親って、やっぱり喜びに満ちていて、
そのくせどこかスリリングで、
やっぱりかけがえのない、他には代えがたい
有り難い経験をさせてもらえているんだなと思います。


               全ての物語のために










タグ:ドラマ CRISIS クライシス 公安機動捜査隊特捜班 #7 思春期の子を持つ親の役割の本質とは? タブレット 心配になるほど マジメで真っ直ぐ イライラ より一層激しくなる そんなことでイライラするな つい口に出しそうに 十代 多感 信頼しつつ心配しつつ 色々な世界や考え方 価値観 だだっ広い 寛容性を ひとりっ子 長塚京三 嶋田久作 小栗旬 西島秀俊 新木優子 今井悠貴 田中哲司 マイナスからのスタート たった一つの視点でしか物事を観れず 過激に感情的になっているだけ 息子の話を なかなか聞いてやれる時間がありません 仕事に出ている親 上の空や生返事なんてことも日常茶飯事 周囲からの影響に彼自信の感性や魂が 反応して育っている 視野を広げる 思慮深さを身につける 寛容性 大らかさを学ぶ 目の前の現実にぶつかりながら 傷つきながら 化学反応を起こしていく 現実で得た感覚 わが子の成長の舵取りは親にはできません 「それは無責任だ」 コントロールしようとする 親御さんも 自分の成長の舵取りの基準をどう自分で育むか? その根本をわが子が参考にする手がかり わたし自身の人生を楽しく舵取りしようと 挑戦し続けることで それも“親”としての本質ではない 枝葉の部分 わが子が自らの成長に疲れて 休養や療養を必要としている時に 何の心配もなくゆっくりじっくり羽を休めて 英気を養える“場所”でいてやること その思春期パワーを見守っていく
posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする