2017年06月22日

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班 #10(最終回)」個人ではあらがえない力よりも大きな力




国家の陰謀、政府の陰謀

かつて軍国化した歴史があるからか
エンターテイメントの世界で
そういうものを見せられても
わたしたちは「そういうものもあるかも」
と受け入れながら作品を楽しんでいます。

実際、日々会社組織の中で働いている
わたしたちにとってみたら
組織が大きくなればなるほど
個人ではあらがえない力があることを
まざまざと見せつけられているわけです。

ですから、会社なんて一企業なんかより
もっと大きな国ともなると
見えないところには何が隠れているか
分かったものではない・・・という
想像はどうしてもかき立てられる。

実際に自分たちに不都合なことは
隠蔽しようとする人間や組織が在る以上
そういう部分が隠れているのは事実でしょう。

それでも、よくよく考えると
そんなものよりも強い力が
わたしたちの手の届くところに
いつもの生活の範疇に常に転がっていることに
気づけますよね。



「SP」の時のような露骨な続編の示唆では
ないにしても、今後スペシャル版なんかで
復活してくれてもいいな〜
なんて思っちゃいます。

ドラマ「CRISISクライシス 公安機動捜査隊特捜班」
第10話(最終回)


を観ました。

稲見(小栗 旬)の自衛隊時代の同期で、
現在は特殊部隊を抜け出して
テロを企てている結城(金子ノブアキ)。

彼は大山(新木優子)をおどして
特捜班のオフィスに侵入。

パイプ爆弾を使って、
駆けつけた特捜班のメンバーもろとも
オフィスごと吹き飛ばしました。

官僚の個人情報の入手が目的だったようですが
明らかな宣戦布告でもありました。

やがて、大山が仕掛けたワナから
結城の居場所はわかります。

現地へ向かった稲見は自らの命と引き換えに
結城を制止しようとしますがすが、
間一髪のところで田丸(西島秀俊)に
助けられます。

特捜班が結城の動機を突き止めた矢先
結城が総理大臣の岸部(竜 雷太)を
狙撃したとの情報が入ります。

そして鍛治(長塚京三)は特捜班に
アメリカから帰ってくる岸部の息子の
護衛を命じ・・・



最近の金城一紀さんの作品らしい
終わらせ方でしたね。

実際に総理大臣が岸部のような人間だったら
日本はすぐに崩壊してしまうでしょう。

ただ、特権や特別な力を持っている人が
集まると、得体の知れない力の磁場が
生まれるのも確かです。

そういう力にはわたしたち市民
ひとりひとりの力ではあらがいようがない。

恐らく、その組織の中にいる個人にも
あらがいようがない。

だからいろいろな国で様々な問題が起きている。

そんな中で、やっぱり日本という国は
奇跡的な国なんだなと思います。

国民性として善良。

もちろ国内でニュースを見ていると
とんでもないひどい事件を起こす人がいたり
自殺者の多さなどの問題もあります。

だから決してパラダイスではない。

でも、パラダイスではない現実の世界で
世界のどの地域と比べても
日本ほど国民が落ち着いて物事に
対処しようとし続ける国はないのでは
ないでしょうか?

例えばこのドラマのように
国家と呼べるような組織が在ったとして

・・・きっとそれは政治家や警察、防衛、財務
などの機関やそれに関わる企業体

などの集合体ということになるのでしょう。

そういうものの中で働いている
ひとりひとりは善良だったとしても
そこに生まれる得体の知れない磁場は
どうしても個人の力では制御できない。

でも、その得体の知れないものが
生まれるにもかかわらず、
内戦が起こったり、街がゴミ溜めだったり、
公害をまき散らしていたり、
という国もたくさんある。

そうではなくも、テロに狙われている国、
なんてところも多い。

どうしても生まれる力の磁場があるのは
どこも同じなのに日本とのこの差は
なんなんだろう。

それは、わたしたちひとりひとりの心がけ、
普段の心と行動の習慣なのだろうと思います。

震災のときに略奪よりも、列をつくって
配給を待つ仕組みができあがる。

そのあり方を世界が絶賛したわけです。

絶賛するということは、
どこの国の人たちも、良いことと悪いことの
区別は付いているということですよね。

でも、口々に自分たちの国では
こうはならないという。

違いはひとりひとりの日々の心構えからくる
小さな習慣の違いだけだと思います。

だからどんなに政府の中に既得権益を
守ろうとする欲深い人や、
そうでなくても少しずつのそれぞれの
事情からくる損得勘定が集まって
得体の知れない組織の都合が生まれたとしても

そんな組織を担っているひとりひとり、
そしてそんな国を形成しているわたしたち
ひとりひとりの日々の習慣が
そんな個人ではあらがえないほどの力に
負けることがない。

淡々と、隣の人と協力しあって
日々の生活を今より少しだけ
よくしようとしている。

その淡々とした生き方が
当たり前のこととして染み着いている
心と行動の習慣。

これが集まったときに、
世界がうらやむ善良さが発揮される。

組織や国のマイナスの部分なんかよりも
ずっとずっと強いプラスの力が生まれる。

わたしは固定観念や古い『あたりまえ』
を何も考えずに受け入れるのは嫌いですが
それでもこの国の『常識』には
世界から奇跡の国と言われるほどの
宝石もたくさん詰まっているんだということを
忘れないように心がけています。

どの『常識』がつまらないもので
どれが世界を救う、自分たちを救う
心と行動の習慣なのか?

その感性を磨きながら実践していく
わたしたち日本人にはむかしから
自然と染み着いているとは思うのですが
それを意識してより深めたとき
この国だけではなく世界がスゴいことに
なっていきそうじゃないですか?


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2017年06月21日

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 スペシャル」はじまりのお別れ



わたしが出勤のため家をでるとき
ほとんどの場合、妻と息子はまだ
眠っています。

たまに息子は起きてトイレがてら
わたしを見送ってくれます。

朝6時半。

わたしが息子の登校を玄関で見送るのは
週に1、2回の休日のみ。

見送るときは毎回、「気をつけて」
という言葉をかけています。

親になって初めて知りました。
「気をつけて」と言わずにいられない。
「気をつけて、頑張っておいで」
「気をつけて、楽しんでおいで」

どんなときでも「気をつけて」は
外せないんです。

自分の目が届かないところで
何が起こるか分からない。

最近の交通事故などを観ていると
どれだけこちらが気をつけても
相手の不注意で避けようがないという
悲惨な事故も多いですよね。

だから心配が先に立つ。

これが最後の挨拶ならないように!
笑顔で「お帰り」が言えますように!

常に常にそんな祈りが送り出すときに
胸の中にわき上がります。


さて、ほとんどのドラマが終わりましたね。
ここからの2〜3週間は番組改編時期です。
そんな中わたしは3rdシーズンが始まる前に
必死で前シリーズまでを追いかけています。

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 スペシャル

を観ました。

トンネル事故の現場に出動した際、
レスキュー隊の制止を振り切って
ケガ人の治療を続けた藍沢耕作(山下智久) 、
白石恵(新垣結衣) 、緋山美帆子(戸田恵梨香) 、
冴島はるか(比嘉愛未) 、藤川一男(浅利陽介) 。

その行為が懲罰の対象となり、
一週間の謹慎処分を言い渡されていました。

そんな彼らが久しぶりの現場に戻ってきます。

同じ日、現場での事故に巻き込まれ、
右腕が元通り機能しなくなってしまった
黒田(柳葉敏郎) は
リハビリに専念することを決意していました。

田所部長(児玉清)や 、シニアドクターたちに
挨拶をすませ病院を去ります。

ひと言の挨拶もなしに黒田に去られてしまった
フェローたちの気持ちは複雑でした。

認知症で入院中の藍沢の祖母、
絹江(島かおり)はリハビリを続けていました。

懸命に歩行訓練を続ける絹江にも
ある変化が起こります。

そんな中、出動要請が入るドクターヘリ。

電車が脱線転覆事故を起こし
大惨事となっていました。

藍沢たちフェローもタッチアンドゴーで
次々と事故現場に向かいます。

元妻と息子を見送るため
空港へ向かっていた黒田は、
タクシーの中のニュースで事故のことを知り・・・



1stシーズンの本当の意味での最終回
といった感じでした。

相変わらず見応え充分。
コマーシャルなしでも2時間近くありましたが
全く時間を感じさせません。

そういう意味では1時間弱に
パンパンに内容が詰まっていた
連続ドラマとは違う作りだったのかな?

「アレ?始まったばかりなのにもう終わった!」

という感じでした。

今回の話は、別れがテーマになっていました。

指導医、黒田との別れ、
藍沢は絹江との別れも。

この話のスタートでは、災害現場で
倒れて出血してぴくりとも動かない
医者の背中が映し出されます。

それが誰なのか分からないまま
物語はスタートする・・・

どんな別れでも、それは次に進むための
スタートでもある。

息子が中学の定期テストの前日までの数日、
塾の自習室に行って勉強をしていました。

いよいよ明日から人生初の定期テストという日、
日曜日でわたしもたまたま休み。

息子は昼から塾に出かけていきました。
感心しながらも、気をつけるように言って
玄関で見送りました。

まだまだあどけない12歳ですが、
1日に数時間勉強して、自ら自習室に
行くなど、数週間前の彼からは
想像もできませんでした。

子どもの成長は早い。

その日も笑顔で「お帰り」が言えますようにと
祈らずにはいられませんでした。

思えば、息子がまだ赤ちゃんだったころ、
わたしと妻はよく一緒にドラマなどを
観ていましたが、息子が寝ているときは
しょっちゅう寝室の息子の様子を見に
寝室に足を運んでいました。

泣いてくれれば元気なのもわかりますが、
比較的おとなしかった息子は
静かに寝ていることも多かったのです。

妻かわたし、どちらかが寝室に行き
確認して戻ってくると
リビングにいた方が、「ちゃんと息してた?」
なんて聞くのが習慣のようになっていました。

今でも、わたしは朝起きて、
となりに息子と妻がすやすや眠っているのを
確認してから静かに寝室をでます。

今日もみんな生きている。

わたしの中では、
昨日一日の全てへの別れがあり
今日一日の新しい始まりがある。

一期一会。

常に、今が最後かも知れない。
そう思って生きていくのって
難しいこともあります。

ついつい、明日が当たり前にやってくると
思ってしまう。

喧嘩なんかしてしまうと、意地を張って
なかなか声をかけられなくなってしまったり。

そんなときは、自分でもよくないな〜と
思うのですが、面と向かって素直になれなくても
元気で今ここに生きていることに
勝手に感謝することはできます。

喧嘩をしても、それだけは忘れないように
心がけていれば感謝の気持ちは
怒りをどんどん癒してくれます。

常に別れを意識すると、今始まることができる。

幸せ力の基本かもしれません。


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2017年06月20日

ドラマ「母になる #9」思春期のわが子との上手な付き合い方



思春期の子どもがいる親ごさんへ

わが子が異性のことを話したがらなければ
追求しちゃいますか?

無関心ではよくないですが、
追求しすぎるのは逆に危険です。

親や家庭は、わが子にとっては
自分を育むための土です。

伸び伸びと力強く根っこを張り巡らせるために
土も健全であろうとする必要がある。

気になるから、心配だからと、
「どういうこと?」「どんな子なの?」
「これはダメ」「あれはダメ」
「こうしなさい」「ああしなさい」

というのは、わざわざ親が望まない方向へ
わが子を追いやっていくようなものです。

自分の責任感が、危険な方向性を
つくり出していないかはチェックしておきましょうね。



ドラマがどんどん、最終回して行きますね。
中学生の息子が一生懸命見ていたドラマ
「ボク、運命の人です」の最終回を息子が見終えて
とても寂しそうにしていました。
「30年後とか見せてくれないのかな・・・」
どらまの中の世界、人たちが好きだったんでしょうね。
こちらは一足先に終わっていましたね。
残り2話録画したものが溜まっていました。

ドラマ「母になる]
第9話


をやっと観ました。

広(道枝駿佑)が学校をサボり、
桃ちゃん(清原果耶)という女子高生と一緒に
いたことがわかりショックをうける結衣(沢尻エリカ)。

それを知った里恵(風吹ジュン)は、
陽一(藤木直人)が騒ぎ立てない方がいいと言っている
などといったそばから、急に家族会議を開くと言い出し、
広に関わる人みんなを柏崎オートに集めてしまいます。

それは結衣に対する里恵の
別の思惑があってのことでした。

そんな中、広は桃を花火大会に誘います。

まるでこれまでに女の子とのデート経験がある
かのようにふるまう広の態度にこれまた
ショックを受けた結衣。

心配は止まらず、木野(中島裕翔)に相談しますが、
それでも落ち着かず、家族会議には呼ばなかった
麻子(小池栄子)に思わず連絡をしてしまいます。

会えば広をめぐり言い争いをしてしまう2人ですが、
心配する気持ちだけは共有し合えるようです。

また、麻子の方は遠くに働き口を見つけたので
東京を離れることを告げます。

お互いに連絡先を消去する約束をして
別れた結衣と麻子。

そわそわしている結衣とは対照的に、
陽一(藤木直人)は広の恋を微笑ましく見守っていました。

しかし、約束の花火の日、陽一に言われていた
門限を過ぎても広が帰って来ず・・・



わたしの息子は中学1年生です。
まだまだ、親をウザいと思うのは
これからなんじゃないかなと思っているのですが
それでも、わたしには教えてくれないような
“秘密”も持っているようです。

広くんと同じ、女子関係の話になると
「はい、そこまで〜」と話を切り上げられてしまいます。

好きな女の子がいるのかどうかすら
教えてくれません。

(笑)カワイイんですよね。
親としてはそういうところが。

もしかしたら、妻にはある程度は
話しているのかもしれません。

きっと、わたしには話せて妻には話していない
なんてこともあるはずです。

わたしたちは息子が女の子の話題で
話をはぐらかそうとすると、
最初は冷やかすように問い詰める
“そぶり”は見せますが、深追いはしません。

興味をもたれないのはそれはそれで
寂しいでしょうから、ある程度は
「なになに?」「好きな子いるの?」「かわいいの?」
など聞く。

でも、これ以上は本当に聞いて欲しくないんだな?
というところかその手前でやめます。

よく、ここで「わかった!もういい!」と
まるですねたように起こって聞くのをやめる
という親御さんもいますが、それはよくありませんよね。
(たま〜に妻もやってしまって後で反省するようですが・笑)

深く追求しないのは
『きみを信頼しているよ』ということの表れです。

それを無責任、だとか放任だとか言う人も
残念ながら後を絶ちませんが、
そう言う人はかまい過ぎる自分と比べているだけです。

自分の基準がかまい過ぎだとは思っていない。
全てわが子のことを思って、
悪い道、間違った道に進まないように気をつけている。

という気持ちで「あれはダメ」「これはダメ」
「ああしなさい」「こうしなさい」
と『正しい道をしめしてあげている』わけですよね。

子どもの真理を考えると分かると思いますが、
どっちの家にいる方が子どもがリラックスして
家にいられるでしょうか?

思春期の子どもは色々な意味で自立したがります。
経済的にもっと自由になりたかったり、
自分の部屋が持ちたかったり、
誰からも干渉されない生活が欲しかったり・・・

干渉しすぎるのはそういう気持ちを助長させるだけ。

それで家を飛び出して、帰ってこなくなっている
若者たちも世の中には多い。

親の無知で子どもを飛び出させておいて
「あの子のために」なんて言っている親の方が
圧倒的に無責任だと思いませんか?

中学生はまだまだ親の目が届くところで
保護する必要がある年齢です。

だったら尚更、帰って来たくなる家づくりは
親の責任ではないですか?

わたしの息子は、今のところは、
ある程度時間がたつと、自分か言いたくなるようで
話をしてくれることもあります。

思春期は思春期で、これまた子育てはおもしろい!

妻が見ていたら「アンタ何にもしてないやろ〜もん!」
って後ろからひっぱたかれそうですが・・・

何もしないように見せる見守り方がちゃんとある。

勉強してきてよかった・・・。
これからも日々勉強ですが、それもひっくるめて
やっぱり面白いですよ〜。


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2017年06月19日

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 #11(最終話)」自分の生きる熱を感じよう



どんな仕事でも必要とされている仕事、
誰かのためにある仕事。

なら、どんな仕事でも本気でやれば
楽しめるはず・・・

という考え方は嫌いではありません。

実際にそうだとも思っているし、
わたし自身も常にそうあろうと努力はしています。

しかし、だからといって自分の現状に
満足していない人たちに
「不平不満を言うな!そんなんじゃ
どんな仕事だってちゃんとできないよ」
なんて言うつもりはないし、
思ってもいません。

わたしは不平不満を言う時間や感じる時間が
もったいないから、極力素早く
気持ちを切り替えるようにしていますが
実際には満足していないことだらけです。

人間には
「これをやるために生まれてきたんだ!」
って思える生き方や仕事がある。

本当にそう思っているから、
そこにこそ“本物の熱”があると思っているから、
どんな仕事だってやりがいは見いだせても
“本物の熱”とはもう別次元のものだと
思っています。

だから、今目の前にある仕事は
その“本物の熱”を感じる仕事に
たどり着くため、そして
たどり着いたときに、役に立てるための
材料集め、経験集め・・・

そう思うことで、自分の中から
本気を引き出しているわけです。



やっとSeason1のラストです。9話、10話で
終わるドラマが多い中、好きな作品が
11話、12話あるとやはりうれしいですね。

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」
第11話(最終話)


を観ました。

高速道路のトンネル内で多重衝突事故が発生。

多数の死傷者が出ていました。

ヘリで現場に急行した藍沢(山下智久)は、
その凄まじさを目の当たりにします。

報告を受けた黒田(柳葉敏郎)は、
タッチアンドゴーで白石(新垣結衣)と
緋山(戸田恵梨香)もヘリで現場へ
向かわせ森本(勝村政信)と藤川(浅利陽介)
には患者の受け入れ準備を指示。

安全を確認した三井(りょう)は、
トンネル内に残されたケガ人を
重傷度や緊急度で分別しタッグをつけるよう
藍沢に指示を出しました。

冴島(比嘉愛未)とともに
トンネル内に入った藍沢。

そこに女性・小西(肘井美佳)が
助けを求めてきます。

小西の恋人・谷口(大橋智和)が、
バイクで横倒しになった状態で、
トラックの下に潜りこむようにして
挟まれていたのです。

白石と緋山は、トンネルの外で
澤野良江(山下容莉枝)という女性の治療に
あたります。

良江は、夫と息子がまだトンネル内にいる、
と叫んでいました。
良江の息子・秀明(高木涼生)は
警察官に付き添われて良江のもとへと
やってきます。

しかし、夫の明夫の安否は不明のまま。

良江が腹腔内出血を起こしていることがわかり
緋山はヘリで病院まで搬送します。

トンネル内では、レスキュー隊による
谷口の救出作業が始まっていました。

しかし、救出までには
まだ時間がかかりそうで・・・



迷いの中にいた藍沢や白石たちも
騒然とした現場では迷っているヒマは
ありませんでした。

シリーズ最高のクライマックス。

緊迫の状態が続きます。
助けられる命と助けられなかった命。

マンガのようなスーパードクターではなく
等身大の人間としての医者が
現場の困難な状況の中で最善を尽くす。

いや〜、不謹慎ながらも
これは本当に見応えのある良いドラマでした。

次はSeason2との間にあるスペシャル版
が控えています。
本当に新番組スタートまでに間に合うかな・・・

若者向けのアイドル俳優を集めた
人気取りドラマだと勝手に
マイナスイメージをもってみていなかった
というストーリーセラピストとしても
恥ずかしい限りのことをしていたのですが
その若者の成長もエグいくらいの過酷な
現実の中で魅せてくれます。

ラストシーン直前で藍沢と白石が
エレベーターの中で言葉を交わします。

「澤野さんの処置をしているとき
なにかかんじたか?」
「感じたよ」

白石は、『熱』を感じたと言います。
生きているという鼓動、その熱。

みながら熱くなっている視聴者にとっても
ずっと感じていた熱ですから
「うんっ!」と納得のいくラスト。

視聴者、観客、読者の生きる力を
呼び起こす物語。

エンターテインメントとしての役割を
充分に担ってくれた作品でした。

藍沢にしろ、黒田から
「おまえをヘリに乗せることはない」
と言われてしまった藤川にしろ、
自分にはこれしかない!

という強い思いがあります。

自分にはそういうものがないという人もいます。

わたしもまだ「これだ!」と
明確な形をつかめているわけではありません。

手探りです。

でも、エンターテインメント作品を見て、
ストーリーにふるわせる心がある
ということは、その熱に共鳴する
同じ種類の熱がわたしたちの中にも
存在しているということです。

わたしがまだ明確な自分の「これ!」
を形づくれていないのに確信だけは
持っていられるのは、
わたしが物語に感動できる自分を
確認できているからです。

物語というのは映画やドラマや小説、
そういった創作物に限りません。

日常の中にある一瞬のエピソードでもいい。

感じるものを持っているかどうか?
いいや、本来持っていない人は
いないのですから、
感じる自分を確認できているか?

という部分が大事なのでしょう。

ありかがどこかのかは分からなくても
“本物の熱”を感じることはできる。

感じることができるということは
在るということ。

だったら必ずたぐり寄せることはできます。

自分が生きる熱。

それを感じるために、確認するために、
自分の中に探知するために
その熱を感じることは忘れずにいましょう。


       全ての物語のために








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2017年06月18日

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 #10」迷い始めたら成長の証



ベテランになれば迷わなくなる・・・

自分がベテランになってきて、
そうじゃないんじゃないか?
と思うようになってきました。

普段お客さんと話をしていても、
突発的なことやトラブルが起こると
対処に迷うことはよくあります。

よくあるトラブルなどならまだ
落ち着いて対処すればいいのですが、
なかなかそうは行かないものも多いです。

しかし、急を要すことなら
素早く判断しなければなりませんし、
正確な判断も求められます。

ベテランになればなるほど迷わなくなる。
未熟なうちは迷って当然。

それは一つの視点としては
間違いではないのかもしれませんが、
それだけではないですよね。

むしろそう決めてしまうのは
自分の成長を止めてしまうことになると
思いませんか?



さて、あとひと月ほどでSeason3が
始まるのでしょうか?
それまでの全て見終えることができるのか?

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」
第10話


を観ました。

藍沢(山下智久)は、森本(勝村政信)、
冴島(比嘉愛未)とともにドクターヘリで出動。

電気の配線工事中に転落した患者を
搬送します。
待ち受けていた白石(新垣結衣)や
緋山(戸田恵梨香)たちと一緒に、
処置にあたりますが、挿管に手間取り、
切開して気道を確保した方がいいのでは、
と藤川(浅利陽介)から指摘されます。

黒田(柳葉敏郎)のことを気にしているのか
と森本も藍沢を気にかけていました。

一方、超音波検査を担当していた白石も、
胸部の出血を見落としていることを
緋山に指摘されました。

脳外科の西条(杉本哲太)は、黒田の息子、
健一(今井悠貴)のオペを開始します。

しかし、健一の脳腫瘍は
言語中枢に近い場所にあります。

ガラス越しにオペを見守る黒田。

処置を終えた藍沢は、リハビリをしている
祖母・絹江(島かおり)の姿を目にします。

絹江は、孫が待っているから家に帰りたい、
と言ってリハビリを嫌がります。

絹江を連れて病室に戻った藍沢。
病室を自宅だと思い込んでいる様子の絹江に
自分こそが孫の耕作だと絹江に告げます。

絹江は、藍沢のIDカードを見つめますが、
電気工事の作業員と間違います。

白石は、救急救命部部長の田所(児玉清)に
辞表を出していました。

田所は、一応それを預かりますが、
「ここで逃げたら戻れなくなります」
と白石に告げました。

西条は、腫瘍と言語中枢との境界がわからず
決断に迫られます。
健一を一旦麻酔から覚まし、
話しかけている間に電極で脳を触って
境界を見つける、という方法をとる西条。

黒田を呼び入れ健一に話しかける
役目を頼みました。

黒田は、戸惑いを抑えながら、学校のことや、
好きなスポーツのことなどを
健一に尋ねていきました。
様子をききながら、気持ちを揺さぶられ
矢継ぎ早に質問を浴びせてしまう黒田。

そのとき境界が判明したと西条に止められます。
西条は黒田に言いました。

「あとは手術が終わってから家族でゆっくり話せ」

その言葉を聞いて、
黒田は手術室を後にするのでした・・・



今回のお話のテーマは「迷い」でした。

藍沢、白石、黒田、黒田の元妻・・・
みんな迷っている。

藍沢はフェローとしてやってきたとき
迷いなんてありませんでした。
黒田の腕を切るようなことも、
単なる処置の一つにすぎない・・・
そう思えていた。

ところが今は直視できないと言います。

絹江とのことや、フェローをやってきた
数ヶ月が彼の中に何かの変化を
起こしているようです。

「名医ってなんでしょう?」
そう藍沢は聞きます。
「たぶん、その答えは現場にしかない」
黒田は答えました。

技術を磨き経験を積んで行けば
判断材料が増えます。

判断にも迷いにくくもなるでしょう。

でも、それはただ分かっていること
知っていることが増えただけであって

自分に知らないことがなくなった・・・
ということではありません。

そもそも、そういう日は永遠にこない。

そんな日が来たと思ったときこそ危険
ですよね?

自信を持てるのは良いことです。

でも、迷う場面が減ったということは
新しい経験をする機会が減っている。
学びの機会が減っている。

言い換えれば成長がストップしている。

という状態でもあります。

成長の一つの到達点でもあるけれど、
次のステップという視点からみれば
「停滞中」ということ。

迷っているうちは迷わない自分を目指す。
それも大切ですが、

迷わなくなったらそこで終わりじゃない。

迷えるだけの材料が自分にはまだない。
自分はまだ知らないんだということに気づく
大きなチャンスですよね。

藍沢はより敏感に人の気持ちを汲むように
なってきました。
黒田も息子と話をしたことで
なにかが溶け始めているのではないでしょうか。
白石は大きな迷いを断ち切る直前の
成長段階のようです。

わたしはいまどんな段階だろう・・・
あなたはいまどんな段階ですか?


         全ての物語のために








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