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2019年05月29日

「空母いぶき」平和ボケを突きつめて世界を平和にする




平和ボケ・・・してますよね?
わたしたち日本人は。

でもその平和ボケも3.11以降は
質を変えたようにも感じています。

幻想としての平和ボケ

幻想の中にある真理・真実の平和。

キレイごとだろうが青臭かろうが
幼かろうがそれはやっぱり絶対に大事なこと
なによりも慈しみ大切に守らなきゃならない魂。

でしょ?だよね?そうだよね!?
それをあのときに感じたよね!!!!?

平和ボケしている日本人は甘い。
世界はこんなに危険で狡猾で汚れているんだよ。
それを知らないと食いつぶされるよ。

って、それもひとつの現実だろうけれど
それって、生まれてきた無垢な赤ちゃんの
「世界の厳しさを知らない弱いお前が悪い」
と言って首をはねる。

そんな不毛で意味不明で理不尽な暴力を感じます。

そんなのは野生ではあり得ない
野蛮な鬼畜さしら感じます。

なぜ純粋に平和を願うことが
甘いとか幼いとか言われないといけないの?

平和ってそもそも純粋なものでしょう?
その純粋さをより研ぎ澄まして
より強めた先にしか本当の平和はないのかもしれない。

そんな風に思えてなりません。

平和ボケをとことん極める
神秘の精神レベルで平和ボケのエキスパートになる。

地に足を着けてその精神と感性を育む。

それを野蛮な暴力の最前線で
実践しようとする人たちがこの国にはいるんですね。



計らずもテレビドラマ「空飛ぶ広報室」で
自衛隊の広報室の葛藤を心に響くレベルで
見せてもらえていたこともこの作品を
より理解するのに役立ちました。

「空母いぶき」

を観てきました。

20XX年の日本。
沖ノ鳥島の西方450kmにある波留間群島初島に、
国籍不明の武装集団が上陸。

漁船を装って海上保安庁の船を引きつけ
いきなり攻撃し拉致。

選挙した島には国旗らしきモノも掲げられます。

平和な日本を襲った未曾有の事態。

自衛隊初の航空機搭載型護衛艦いぶきを
旗艦とする第5護衛隊群が、
戦争を起こさないための戦闘状態に
突入していきます。

自衛隊、政治家、マスコミ、民間人・・・
それぞれの立場で戦後の日本が
経験したことない危機に立ち向かう
緊迫の24時間!

空母いぶき 公式情報はこちら>>

面白かったです・・・いや、
すっげぇぇぇぇ!面白かったです!

わたしがこの映画に興味をもったのは

2000年公開の織田裕二主演・若松節朗監督
『ホワイトアウト』

2005年に福井晴敏さんの原作小説を映画化した
『亡国のイージス』

2009年に福井晴敏さんが池上司さんの原作
『雷撃深度一九・五』(文春文庫刊)をもとに
映画化原作の監修を担当した『真夏のオリオン』

に感じた残念さを今度こそ
吹き飛ばしてくれるんじゃないかな?

という期待があったからです。

『ホワイトアウト』も『亡国のイージス』も
『真夏のオリオン』も
日本映画としては頑張っていて
わたしは好きなのですが
やはり日本映画の弱い部分がいくつもあって
残念さも多くありました。

今回の『空母いぶき』は
企画:福井晴敏
脚本:長谷川康夫・伊藤和典
監督:若松節朗

長谷川康夫さんつながりで
福井晴敏さんと若松節朗さんがつながったこと
そこに『機動警察パトレイバー』や
『甲殻機動隊GOHST IN THE SHELL』
などの脚本家、ヘッドギアの伊藤和典さんが
共同脚本で参加していること・・・

まずこの布陣で期待感は高まります。
そこへ来てそうそうたるキャスト陣

佐藤浩市さんをはじめとした上記3作品に
でていた人たちの再集結も感じられる部分と
藤竜也さんら実力派の参戦

そして何より主演がわたしの大好きな
西島秀俊さん、そして佐々木蔵之介さん。

これはもう、作る人たちも過去作の
失敗もふまえてさらに良いモノを
作ってやるぞと思っているのがビンビン伝わってくる。

若松節朗さんといえばテレビドラマ出身で
「振り返れば奴がいる」
「真夜中の雨」
など、正義と正義のぶつかり合いを
見応えのある演出とどっしりとした映像で
見せてくれた人です。

長谷川康夫さんは
あのボリュームのある小説をよくぞ
2時間強の映画にまとめてくれました!
という骨太のまとめ方が出来る人。

福井晴敏さんは自衛隊の規制を
ドラマチックな葛藤のドラマとして表現する
手腕をもった小説家。
映像作品としては実写版のみならず
「キャプテンハーロック」「機動戦士ガンダム」
「宇宙戦艦ヤマト」というそれぞれ
原作者が違う日本を代表するアニメの
リブートに携わってきた経験も培われているはず。

さらに、
劇場版の『機動警察パトレイバー』2作品などで
社会的、軍事的な視点も盛り込んで
エンターテイメント作品としてのおもしろさも
しっかりと打ち出した伊藤和典さん。

これは“見応え”を期待して当然です。

もちろんみなさんそれぞれに欠点もある。

だから過去作には残念な部分もありました。

この『空母いぶき』はその欠点を見事に補って
役者さんたちの実力も併せて
ぎゅぎゅぎゅっと凝縮された結晶のような
圧の詰まった傑作になっています。

ちなみに原作者かわぐちかいじさんが
監修をしっかりつとめてくれているので
本質的なテーマもブレずに
最初から最後まで貫かれていました。

特撮も先日観た『インデペンデンス・デイ』が
チープに見えるくらい迫力のあるモノでした。

誤解の無いように言っておきますと
軍事アクションスペクタクルではありません。

戦争はしないと誓った国の自衛隊が
何を背負ってどんな判断基準で
外国からの攻撃に立ち向かうのか?

その葛藤のドラマを見せることで
わたしたち日本人の平和への願いが
表現されている。

そういう映画です。

観る側の想像力も試されます。
観客は映画に想像力を『挑発』される部分もあります。

映画が始まると他の日本映画のように
序盤ゆっくりしたりしません。

いきなりことが起こります。
でもそれは政治家が集まった会話のシーンで
展開されますから

観客も「俺を面白がらせてくれるんかい?」
みたいな上から目線だと
冒頭から置いてけぼりになるでしょう。

そのシーンを自分ごととして想像できる
想像力が試されます。

その想像力は前半のクライマックスでも
「この実感を忘れるな」という
西島秀俊さんのセリフによって試されます。
本当にスゴい映画を作ってくれました。

作ってくれた人たちへの感謝の気持ちとしては
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
と同じくらいの気持ちです。

冒険アクションスペクタクルではないけれど
それでも緊迫感・迫力のある
エンターテイメント作品です。

世界に向けて発信したい思いが
凝縮されたわたしたち日本人の
平和への願いの結晶と言って良いでしょう。

大いなる調和を願う魂を持った日本人。

その国の人たちの平和を守るということは
攻めてきた国の戦闘員たちの命にも
心を砕くということ・・・

それをキレイごととせず現実に
命を懸けてぎりぎりのラインで実践する。

涙なしではみれない緊迫した葛藤です。

ぜひ、劇場で実感してください。


           全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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