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2018年12月29日

小説「終物語(オワリモノガタリ) 上 第一話 おうぎフォーミュラ 講談社 西尾維新 著」イライラする自分



自分のことが好き。
20代のころは胸を張って言っていました。

本当にそう思っていたし
そう思えていました。

でも30代の半ば頃から、だんだんと
かげり初めて胸を張って
自分のことが好きだとは言えなくなりました。

思ったような結果を出せない自分、
思ったような行動をとれない自分、
思ったように考えて、感じてくれない自分、

本当は脳に対してやってはいけない質問ですが、
「なんで自分はこんなにダメなんだろう」
なんて思ってしまう。

自分の中に好きになれないところが
いっぱい見えて来ちゃったんですね。

そう言う自分と出会って
つきあっていくというのもまた
成長なんだろうなと思います。



息子がアニメに興味を示し、活字慣れに良いかもと
全巻購入した原作小説「物語シリーズ」。
購入時には出版順で読みました。元々時系列が
いったりきたり激しかったシリーズ。
二度目は時系列に読んでいます。

小説「終物語(オワリモノガタリ) 上」
第一話「おうぎフォーミュラ」
講談社 西尾維新 著


を読んでいます。

私立直江津高校三年生の阿良々木暦くん。

春休みに吸血鬼に遭遇して以来
ゴールデンウィークには化け猫、
そして、一学期の間に蝸牛、猿や蛇、
夏休みには蜂、不死鳥の怪異と遭遇。

夏休み最終日から二学期の始めにかけては
タイムスリップして別次元へ飛んだり
暗闇に追われたり、吸血鬼の最初の眷属が
400年がかりで蘇ってきて決闘したり・・・

とにかく大冒険の連続でした。

友達を作らないようにしていた彼は
友達ができ恋人ができ、
いろいろな人たちと対話をしながら
ずいぶんと変化もしてきました。

そんな彼が今回遭遇するのは教室の怪異。

後輩の二年生、神原駿河に紹介された
一年の転校生、忍野扇。

春休みからの数ヶ月
阿良々木くんに怪異について
教えたり彼の助けになっていた
怪異の専門家、忍野メメの
姪っ子だと名乗ります。

そんな扇ちゃんが阿良々木先輩に
会いたかったのはなんでも
校舎の見取り図が変だからとか・・・

早速、夕方扇ちゃんと二人で
問題の場所に行くと、そこには
あるはずのない教室があり、
中に入った二人は出られなくなります。

しかもグラウンドに面しているはずの
窓からは体育館が見え、
階数も、外の景色の日光のあたり具合も
時間や季節が秋にはそぐわない・・・

阿良々木くんがなんとなく座りやすいと
腰掛けた机の引き出しには
置き勉された教科書があり
「阿良々木」と名前が書かれています。

私は何も知りませんよ、あなたが知っているんです。
阿良々木先輩。

・・・とニヤニヤ楽しそうな扇ちゃんに
先導されながら阿良々木くんは
自分が友達を作らなくなったきっかけとなる
一年生のころの教室での出来事を
思い出していくのでした・・・



阿良々木くんが語り部。
この「物語シリーズ」のほとんどがそうです。

そんな阿良々木くんの語り
観ていると・・・聞いていると・・・読んでいると・・・か。

イライラします(笑)

いろいろ感づいてもおかしくないでしょ?
というところをわざとスルーしたり
良いふうに解釈してしまって
それが後になってとんでもないことになる。

現実を直視していない。

とくに扇ちゃんとのやりとりのときは
それが顕著に表れます。

だからイライラする。
扇ちゃんはそれをわかってていじっているようです。

ニヤニヤしながら
「愚か者ですねえ。阿良々木先輩は」
なんて言っている。

まるで、阿良々木くんが現実を直視せず、
スルーしたことで大問題となったこと、
なりそうなことを正させようとしているみたい。

でも、それが怖い。怪しい。

阿良々木くんはこれまでのシリーズでも
自分で語りながら読者を
「ええ〜!そこ勘違いじゃないと思うよ!
みたいなツッコミを入れさせたり
「また、そうやって見過ごす!」
とヤキモキさせます。

で「ほら!やっぱりー!!!」

と後でとんでもないことになる。

でも、この阿良々木くんへのイライラは
実はわたし自身へのイライラでもあります。

大体、良いふうに考えてしまう。
騙されやすい・・・とまでは言いませんが、
言わないのはわたしだけで
周囲は「騙されやすい人」と
思っているかもしれません。

イヤな予感からは自然と目をそらして
良いふうに解釈してしまうんですね。

希望的観測・・・とか、そういうことでしょう。

もともと、人の思いは善意として受け取る。
そういう自分でありたい。
と思ってもいますから
多くの場合は自分でも思っているとおりに
生きられているという自負もあります。

でも、後で問題に発展するようなことまで
目をそらして良いと言うことにはならないですよね。

それなのにそこで無意識がやっちゃうんですよね。

だから、わたしは自分を信用していません。
いつも「自分で気づいていないことに
この人は気付いているのかもしれない」
と思うので人に対して反論をなかなかしない。

せめて、わたしはそう言う自分を
知っておこうと思っています。

そういう自分を認められているかいないかで
またその先の結果が大きく変わるでしょうからね。


           全ての物語のために

アニメ「終物語」


小説「終物語(上)」







posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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