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2018年12月26日

ドラマ「下町ロケット ヤタガラス #11(最終話)」2番目から3番目への成長



イソップ寓話の3人のレンガ職人の話がありますね。

ビジネス書や自己啓発書をよく読まれたり
勉強をされる方はしょっちゅう
目にしているかもしれません。

レンガを積み上げている3人の男に
通りすがりの人が何をしているのか?

とたずねると

来る日も来る日も
レンガを積み上げていることを嘆く男

家族を養うためにこうやって
壁をつくる仕事にありつけたことを
感謝している男

そして、歴史に残る大聖堂をつくっているのさ!
と嬉々として説明する男

の3人がいたという話ですね。

みんな同じ仕事をしている…
つまり見た目はレンガを積み上げているだけ。

それなのに全く違うモノの見方をしている。

最後の1人は、そこでその先多くの人が
祝福を受け悲しみを払うという未来の
素晴らしさを語るんですよね。

誰がその先よりよい仕事をしたり
幸せや充実した人生を送るのか?

非常にわかりやすい象徴的な寓話です。

でも実際にこういうことがわからないと
大勢の人が集まって組織をくみ
何かを為すなんてできなくなりますよね。



1月2日に放送されるスペシャルドラマへの
期待と、今回の最終回が最終回じゃない
という批判とで盛り上がっているらしいですね。
最終回としても良かったけどな…

ドラマ「下町ロケット ヤタガラス」
第11話(最終回)


を観ました。

殿村の父、正弘(山本學)からも
「日本の農家を救ってくれ」とたのまれ
殿村家の田んぼをアルファ1の
実験農場として使えるようになった
佃(阿部寛)たち。

走行テスト中に島津(イモトアヤコ)は
一瞬だけ異音を感じます。
気にはなるけれども異常は見られず
気のせいかとそのときは終わらせました。

そして、首相視察のデモンストレーション当日。

佃製作所側のみならず
帝国重工側は前回のリベンジに燃える
的場(神田正輝)も姿を見せます。

しかし、首相は遅れて到着。
ダーウィンのデモだけ観て帰ると言います。

的場は首相に直にアルファ1も
観て欲しいと頭を下げますが
首相は観客たちの前で…

その後、ダーウィンは発売日が決まり
帝国重工は社長・会長まで集まり
ダーウィン対策を検討し、
帝国重工の製品と佃製作所の製品の
第三者機関による厳密な
製品比較が行われることになり…



面白かったですね最後まで。

やっぱり、善悪の見せかたが
「水戸黄門かよ!」
と言いたくなるような演出はまあ
観てみぬふりをしているわけですが、
それでも物語自体が、
前シリーズよりもより一層面白く
できていると思いおます。

映像もキレイですしね。

さて、的場さん。

この人も徹底していますね。
勧善懲悪かと思わせるほど
心を持っていない。

心を持っていないと言うのは
正確ではないですね。

心を持った人間だからこそ、
彼は過去に縛られていて、
佃たちの在り方が彼の心には響かない。

ということでしょう。

帝国重工側、特に社長や財前たちとは
対立構造に在る会長や的場たちの側は
会長は社長を失脚させることに
的場は自分が社長になることに
視点が向いている。

そのための目的がダーウィン打倒。

でも、佃や財前は日本の農業を救いたい!
という未来への夢がある。

佃製作所や帝国重工の藤間社長の
ロケット事業まで考えると
彼らの目指す『未来』は遥か遠く。

自社の未来はもちろん観ていないことはないが
それすらも日本や世界の未来というロマンに
繋がっています。

的場たちとはまったく観ている先が違う。

イソップ寓話そのものです。

もちろん佃や財前たちが買って終わるのでしょうが、
まあ、面白いですよね。

悪意…とは言わないまでも
それぞれの思惑でわたしたちの実際の社会も
動いている。

本当は「3人のレンガ職人」の3番目の
男の様な視点の人間ばかりではない。

それでもことは進んでいるし
物事は為されていく。

そのプロジェクト自体が完成するまでに
人々の事情や思想やらが
交錯してプロジェクト自体の葛藤となる。

世界はそうやって回っている。

でも、わたしたちひとりひとりが
今この瞬間に幸せを感じるには
どんな視点を持てばいいのか?

それを考えると2人目の男が
案外キーパーソンに見えてきますね。

一番共感できる人が多いのではないでしょうか?

実際わたしも3人目のように心から
未来に夢をはせることができれば
一番いいだろうとは思いますが
現実には2人目だな〜

なんて思っているのが実情です。

もちろん、ありがたやありがたやと
感謝できるわけですから
それはそれで幸せですけれど、
でもそこから抜け出せないからこそ
息苦しさも感じている…

それもまた正直なところではないでしょうか?

その息苦しさを感じているというのは
やっぱり現状を超えたいという
願いが心の奥底に在るからなんだろうと
これもまた認めざるを得ない事実。

なんですよね。

わたしたちは成長したがっている。

例え今はそうは感じていなくても
窮屈に感じる時が来たら
成長して殻を破ろうとし始めている証拠
なのでしょう。

「3人のレンガ職人」に2人目から3人目への
視点・心のシフト。

そのシフトする瞬間は
クライマックスかもしれません。

ということは2人目としてコツコツやっている今は
さなぎの中で見えない変化が起きている

これはこれでドラマチックな瞬間を
生きているとも取れますよね。

そんな風に見ると自分の人生が
また少し面白く見えてきます。


            全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:53| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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