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2018年10月05日

小説「宵物語(ヨイモノガタリ) 第三話 まよいスネイク 西尾維新 著 講談社」やりたいを貫く覚悟



課題をのりきる。

課題に対して、どう受け止めて
どう対処していくのか?

「学校の勉強なんて
将来、社会に出て役に立たない」とか
「必要なことは学校では教えてくれないとか」
平気で、物知り顔で
言っちゃう人がいます。

わたしもそんなふうに思っていた時期も
あったのですが・・・

今は、180度真逆のことを
胸を張って言えちゃいます。

確信を持って言えちゃいます。

「そもそも役に立たない勉強なんてない」
「学校は必要なことしか教えてない。
さらに言えば、それでも足りない」

といことで。

学校で教わることなんか
社会じゃ役に立たねぇ

じゃなくって、使い方を知らんのでしょ?

その使い方の学び方を知らんのでしょ?

そういう視点を知らんのでしょ?
そういう視点の持ち方を知らんのでしょ?

そういう視点も、視点の持ち方も、
自分で気づいて、創っていくものだってことを
知らんのでしょ?

無知の知

って言葉や、そういう在り方を知らんのでしょ?



「まよいスネイル」カタツムリの次は
スネイク…蛇です。短編ですが、
非常にいい短編です。

小説「宵物語(ヨイモノガタリ)」
第三話「まよいスネイク」
西尾維新 著 講談社


紅口孔雀の一件が解決したことを
画のモデルとして手伝ってくれている
斧乃木余接から聞いているのは
元北白蛇神社の神様、
現在中学3年生(不登校)の
千石撫子です。

撫子は漫画家志望。

大好きだった
暦お兄ちゃん=阿良々木くんへの
片思いに決着をつけた彼女は
北白蛇神社の神の座を降り、
髪を切り、いくつもの自分の
ダメな部分と向き合って受け入れて
マンガ家を本気で目指す生活を
送っていました。

モナリザのポーズで撫子に
事の次第を話し終えた斧乃木ちゃんは
新人(新神?)の八九寺真宵が
神様としての仕事をひとつ
やり遂げたのだと続けます。

真宵姉さんの研修は終わりだと…
そろそろ正式な神の座の
譲渡式を行わなければならないと…

専門家の元締め、臥煙伊豆湖お姉さんに
千石撫子を会わせる頃合いだと言って、
2人(1人と1体?)は
北白蛇神社に出向きます。

しかしそこに待っていたのは
急用ができた臥煙伊豆湖の
ピンチヒッター影縫余弦お姉さんで…



千石撫子
きっと物語シリーズを
アニメでしか知らない人の中には
このキャラクターを嫌いな人、
多いんじゃないかと思います。

わたしも一番きらいでした。

でも、原作をアニメの先までちゃんと
読んでいる人には
一目置くキャラクターに
なっているはずです。

今のところアニメでは、未だ、
自分自身のいろいろな面と向き合って
自分を受け入れていくという
ダイナミックな成長過程を
見せていませんものね。

考えてみれば、主人公たちのメインが
高校3年生でその下の2年生も
絡んで描かれる中、

阿良々木くんの妹たちや
千石のような中学生は、
またさらに若い層でした。

阿良々木くんの妹たち
火憐ちゃんと月火ちゃんも
それぞれの個性から
達観している部分はありましたが
(栂の木二中のファイヤーシスターズ
なんて全生徒のヒーローみたいに
言われるくらいですから)
それでも、やっぱり
中学生らしく描かれていました。

なので中学二年生だった千石撫子が
一番未熟に描かれるのも
当然といえば当然。

それを思うと、不登校でありながら
中学三年生にして今作「まよいスネイク」での
達観した雰囲気を醸し出すのは
ちょっと空恐ろしいくらいの成長ぶりです。

でも、実際それだけの大変革とげるための
『心の大冒険』を彼女は乗り越えましたからね。

今は、リアルにうちの中学二年生の息子が
その大冒険をスタートさせた感じです。

スタートさせたというより、
自分でも訳も分からないうちに
大冒険に落っこちてしまって
戸惑いながらもがいている感じですが(笑)

はい。話が成長談にそれていきましたが
今回紹介したかったのは、

課題達成、問題解決に対するスタンスです。

あからさまに千石の性格からすれば
とっつきにくいなぁ、苦手だなぁと
思ってしまいそうな怖いお姉さん、影縫余絃。

神権を八九寺真宵ちゃんにゆずる
儀式として、彼女から千石に出された
課題・・・は無理難題・・・無茶振りもいいところ。

どんなことかは読むときのお楽しみですが
千石の解決策もお見事でした。
どんな解決策かももちろん
読むときのお楽しみ。

ただ、そこに至るまでの
千石と他のキャラクター達の会話の中から
千石のセリフを一ヶ所だけ引用
させていただきます。

「大丈夫。私、無茶な課題に対して、
ちょっと真っ正直に挑み過ぎたよ。
もっと創意工夫してよかった――
八九寺ちゃんみたいに、
やりたいようにやるべきだった。
反省すべきは反省するとしても、
私には真面目なんて求められていなかった。
自我を忘れちゃいけなかったよ。
言われるがままじゃない、わがままが必要だった」
(P242より引用、改行はブログ筆者による)


こんなふうに気づきを得た千石は
“自分が持てるもの”
イコール
経験や知識や技術、そして解釈、視点までも
勝手にクリエイトして
課題を乗り切ってしまいます。

暴力陰陽師をねじ伏せる“撫子流”は
愉快、痛快、圧巻でした。

大人のわたしでも千石撫子の
自分との向き合い方と
成長後の彼女の在り方には
学ぶべきところが多いです。

千石・・・西尾維新さん、
このキャラクターを凄い方向に
持って行こうとしてません?

めちゃくちゃ楽しみです。


           全ての物語のために



物語シリーズをアニメで楽しむ







posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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