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2018年03月28日

小説「僕のヒーローアカデミア 雄英白書U 林間合宿:裏面 #1それぞれの勉強会」人の気持ちを考えるってこういうこと



アンタに私のなにがわかるの!?
俺の気持ちなんて誰にもわからない!
人の気もしらないで!

気持ちをわかってもらえないことは
寂しいことです。

でも、自分が人の気持ちを
ちゃんと理解してあげられるかというと
そんなことはありませんよね。

人の気持ちなんて
所詮他人にはわかりようがない。

これは真実です。

わたしはわたし、あなたはあなた。

じゃあ、どうしようもないからって
わかりようがないからって
人の気持ちを考えるのをやめていいのか?

っていうとそれもちがう。

そもそも「人の気持ちを考える」
ということの捉え方が
ちょっとズレているのかもしれませんね。



アニメ第二期のクライマックスは期末テストの
実技試験でした。それぞれが成長していく様を
愛情深く魅せてくれました。
その直前の筆記試験のための勉強にも
生徒たちは頭を抱えていたんですね〜

小説「僕のヒーローアカデミア 雄英白書U 林間合宿:裏面」
第1話「それぞれの勉強会」


を読みました。

前期の期末試験直前。

期末試験で赤点を取ったら
夏休みの林間合宿参加は認めない。
代わりに学校で補習地獄だ…

1年A組は担任の相澤先生に
そう宣告をされみんな一生懸命
試験勉強をしています。

緑谷出久くんは、自宅で
勉強をしながらも左手は
握力を鍛えています。

出久くんの心配は上鳴たち、
勉学の方の成績が芳しくない
クラスメイト達。

しかし、そんな上鳴を筆頭に
瀬呂、尾白、耳郎、芦戸は、
優等生で副委員長でもある
八百万百に勉強を教えてもらうために
八百万邸を訪れていました。

また、もう1人のクラスメイト
切島は爆豪に勉強を教わっていました。

八百万邸では異国の大使館かなにかと
見間違えそうなほどの大邸宅に
驚かされながら、もてなしにトラブルが?

そして、爆豪と切島は
図書館では声の大きさで周囲に迷惑をかけ
ファミレスでは爆豪の中学時代の
クラスメイトと鉢合わせして…



いよいよ来月、4/7(土)から始まる
アニメ「僕のヒーローアカデミア 第三期」
1年のヒーロー科はA組、B組揃って
夏休みの林間合宿に入ります。

この小説、
「僕のヒーローアカデミア 雄英白書U」
はサブタイトルにもある通り
その林間合宿でマンガやアニメでは
描かれなかった部分が描かれます。

第1話はプロローグと言っても
良いのかもしれません。

これもまた、ステキなエピソードですね。
八百万の家での出来事も
爆豪と切島のほうも(笑)

八百万の家でのエピソードも
わたしは読みながら涙が出てしまったのですが
それはまた別の機会に。

今回は、クラス一の乱暴者、爆豪少年に
勉強を教えてもらう切島くんのお話。

ちなみに「週刊少年ジャンプ」や
原作コミックを読んでいる人は
ご存知でしょうが、
切島くんがヒーローを目指す原点のお話も
多くの人の胸に刺さるエピソードですよ。

切島くんも筆記テストは苦手です。

爆豪少年は地頭がいいので
なんでもこなせてしまう。
クラスでも筆記テストの成績は
3位だそうです。

切島くんに教えてあげると言った
爆豪少年もヒーロー志望ですから
本当は優しさも持っている。

でもわからないという現象がわからないから
教えかたも
「こんなもん順番に計算すりゃ
答えが出るだろが」
といった感じ。

切島くんも半分諦めているかもしれません(笑)

そんな切島くんと爆豪少年が
図書館からファミレスに場所を移したとき
爆豪少年の中学時代のクラスメイトと
偶然鉢合わせします。

爆豪少年の中学時代の様子を聞いたあと
爆豪がドリンクをとりに席を立ち
爆豪の中学の同級生2人と切島だけになり、
切島はふと中学時代の緑谷出久くんのことを
聞いてみます。

するとさっきまで勢いがしぼんで
どこかバツが悪そうな態度になる2人。

アニメの第1話、2話に出てきた2人だと
思いますが、彼らは爆豪と一緒になって
出久くんをいじめていました。

そんな出久くんがまさか雄英に
合格するとは思っていなかったし
雄英体育祭をテレビで観て
バカにしていた出久くんを
認めざるをえなくなったんですね。

そんな2人の雰囲気を感じた切島くんは
卑怯なことが嫌いですから爆豪が勉強で
「わからないということがわからない」
ように、誰かをバカにしたりする気持ちが
わからないんですね。

でも、自分がしたことを後悔している人間を
責める気もないわけです。

切島くんは
「それができるのは当事者だけなのだろう」
と思っているから・・・

さすが男気ヒーローを目指す切島くんです。

誰かをバカにするという気持ちはわからない。

誰かをバカにしたことがないのでしょう。
そんな気が起こらない。

でも後悔する。悔いる。
その気持ちはきっと
わかるんじゃないでしょうか?

過去を悔やんだ経験は
切島くんにもあるのでしょう。

そして、きっと切島くんはその後悔と
向き合っても来たんじゃないでしょうか?

本当の意味で出久くんをバカにしていた
目の前の2人のバツの悪さを
同じように感じてあげることはできない。

だから、きっと自分の経験上わかる気持ちで
想像してみる。

その上で後悔というのは
すでに悔いているわけですから
自分自身でその気持ちと付き合わせる。

あなたの心はあなたが解決する。

という距離を保っている。
でも切島は優しいですよね。

そのまま黙っていても十分な優しさだけど
2人の言葉を出久くんが聞いたら
きっと喜ぶだろうなと2人に伝える。

2人を後悔の苦しさから
少しだけ救ってやる。

精神的にとても自立していて
相手の自立した心も尊重していて
その上で少しだけ救いの手をさしのべる。

相手の気持ちを考える・・・

というのはこういうことなのでしょう。

切島くんは2人の気持ちはわからない
というところからスタートして
救いまでさしのべている。

爆豪少年もそうですよね。
勉強がわからないという状況がもう
気持ちとしてわからない。
想像もできない。

でも救いを求めているのは確か。
じゃあ、俺にデキることがあるならやろう。

という姿勢を実行に移している。

これは小中学生向けの小説です。

でもこれだけ繊細な描写がなされている。
このシリーズがもつ良さそのものです。

1話読むだけでいろいろと
幸せな感情が味わえますよ。


           全ての物語のために








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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