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2016年05月01日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 福井晴敏 著 角川書店 #5 ラプラスの亡霊」その3 「歩み寄り」の誤解を吹き飛ばせ



正義、興奮、激情・・・

エンターテイメント作品が好きなわたしは
ジャッキー・チェンのアクション映画や
ハリウッドの娯楽大作が大好きです。

血わき肉おどる!冒険活劇!
とか、ワクワクします。

そんな映画や物語の中では
主人公たちは身も心もズタズタになりながら
正義を貫いたりします。

わたしたちはヒーロー願望を持っています。
正義感も多くの人が持っています。
そして、怒りという感情も
誰もが持っています。

でも、正義は人の数だけ存在する。
誰かを助けてあげたい気持ちは
お節介になったり、他の人への迷惑になったり・・・
怒りはもう、どんなに正しい主張があっても
行動を誤らせることが多い。

誤解が反感を生んで、
反感が争いに発展する。

本当に願っていることは同じ平和のはずなのに
平和を願っている者どうしが殺し合う。

「なぜ俺のいうことがわからない!」

と、自分たちの正しさをぶつけ合ってしまう。

高野和明さんのベストセラー小説
「ジェノサイド」ではないけども
それこそ、記憶力、思考力、把握力だけではなくて
情緒面でも今の人間を上回る
進化した存在が誕生しない限り
無益な争いはなくならないだろうなと思います。

わたしたち人間は
家族不和でさえ、
簡単に解決できなかったりするのですから。



30分のアニメを1週間おきに見せられるのって
続き物の場合はとてもジレますね(笑)
日曜朝7時、テレビ朝日系列で放送中のアニメの原作

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第5巻 「ラプラスの亡霊」 福井晴敏 著 角川書店


も読破して第6巻に突入たばかりですが、
記事での紹介に合わせて少しブレーキを検討中。


パラオからの『人質救出作戦』と
フル・フロンタルの思惑も重なり、
バナージは連邦軍の戦艦〈ネェル・アーガマ〉に
戻っていました。

宇宙空間での戦場での一瞬、
戦っていた相手、
マリーダ・クルスの生い立ちを幻視し
またマリーダに自分の中を
幻視されたことも感じたバナージ。

こんな風に分かり合えるのが人間なら
戦争なんてなくなりそうなものなのに…
と、医務室で意識を取り戻したばかりの頭で
思考をめぐらせるのでした…。



前回紹介した医務室での軍医ハサンとのシーン。

バナージは、自分がマリーダとの間で
体験したお互いを“分かり合う”という実感を
ニュータイプの能力だと認識します。

宇宙に出ることで人間がそうなれるのなら
多少強引でもみんなを宇宙にあげるべきでは?

という考えも浮かびますが、
それはかつて地球を強制的に冬眠させようとしたり
科学でニュータイプを作り出そうと
人体実験をしたり…という考えに結びつくことを
自分で瞬時に悟り、「寂しい考え方」だと結論付けます。

そんなバナージに対して、ハサンも同意し、
不便でも、今わたしたちが持ち得る力をもって
わかりあう努力をしなければならないと説きます。

どちらかを屈伏させるのではなく、
お互いに折り合える妥協点を見つけ出さなければならない
…道は険しいけど。と。

妥協点を見出すには互いに譲り合う精神が必要です。
でも、こういうと、どうも考えが固定されて
お互いの意見の中間をとらなければならない…

みたいな発想から抜けられなくなる人がいます。

ちょうど中間で折り合いがつくならいいですが、
答えは双方の間の一直線上にだけあるわけではない。

という発想持っておいたほうがいいと思います。

自分の主張が第一の答え、相手の主張が第二の答え、
お互いの主張の中間点が第三の答えだとすると、
「第四以降の答え」を模索するという発想を持つ。

つまり直線上ではなくまったく違う地点。
これは自分たちの立ち位置が同じ平面上だった場合
でも無限に可能性は出てきますし、
その立ち位置を高度ゼロと考えれば
高度をプラスマイナスしたどの高さにも
可能性が無限にあると捉えることができる。

どちらかが折れる、双方が妥協しあう…
だけではなく、双方が解決したい問題を
それまでとは全く発想でまとめて解決する方法が
出てくるかもしれない。

歩み寄るというのはいいことばだと思いますが
双方、しがみつかずに手放してみる。

逆の考え方も良いですよね。

互いにそれぞれの問題として捉えるのではなく、
一旦問題点を出し合って、
相手と自分を分けるのではなく「わたしたちの問題」
として全問題に一緒に取り組む。

…という視点に切り替える。

歩み寄ることの本来の意味とは
新しい発想に一緒に取り組もうと
視点を同じ方向に向けることなのだと思います。

こういうことを言うと、
また、「平和な家庭で育った甘ちゃんだ」
なんて、言われてしまいそうですが(笑)

そのための信頼関係を構築する力はすでにあるのも
わたしたち人間の真実ですよね。


                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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