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2016年04月29日

ドラマ「ゆとりですがなにか #2」『腹が立つ相手は自分の鏡』ってことを素直に認めたら潔く前に進める



「俺がイライラするのはお前のせい」

そういう気持ちを何の思慮もなく
周囲にまき散らす人がいます。

男だろうと女だろうと、
そういうのをヒステリーと言いたいですね。

そういう人を見ると、
残念極まりない気持ちになります。

「じゃあ、アンタは人を見ていてイラつくことないの?」

と言われれば、それはあります。

一番身近な人たち…
妻、息子、同僚、後輩…

関係が近ければ近いほど
「なんでこんなこともわからないの!?」
「何回言えばわかるの!?」
「前もって警告しておいただろう!?」
とやるせなくなる。

でもそれは、わたしが相手に期待していたからで、
その期待はわたしの都合であることは
はなから承知の上。

だから、わたしは日本の全大人の
平均よりはだいぶ怒りっぽくないほうだと思います。

でもそれだけです。

相手は自分の鏡…それがわかっているから
そこから学ぼうともしますし、
あとで冷静に自分を見つめることもする。

でもそれは知識を使っているだけ。
知識を『知恵』に変えて活用できていない。

精神的に洗練されている人は
相手が受け取りやすい形で
自分の思いを伝えたり、
さらにお互いの気持ちがプラスになれるような
粋なはからいに転化させることができます。

そういうことができて初めて
『相手は自分の鏡』という知識が知恵として活用され
さらにはその結果としてその知恵の持ち主の
精神が成長しているんだなと感じてしまう。

そういう人のそういう振る舞いを目にすると…、
あまり自分を責めるものでもないよと
自分に言ってやりたいけど、
やっぱり、まだまだだな〜と、反省しちゃいますね。



織田裕二さん主演の「ロケットボーイ」というドラマがありました。
確か、宮藤官九郎さんの
連続テレビドラマの脚本第一作だったと思います。
織田裕二さんが途中腰を悪くしてしまいながらも2〜3週
休んだ後に車いすのまま出演するという俳優も脚本家他
スタッフ側も超ウルトラC的なプロ根性を見せてくれた作品。
このドラマはなんだかあの名作を思い出させるテイストを感じます。

ドラマ「ゆとりですがなにか」

第2話
を観ました。

正和(岡田将生)は、
駅で若いサラリーマンの人身事故に遭遇し、
前回自分が叱りつけた後輩、山岸(太賀)が
自殺したのだと思い込み慌てていました。

まもなくLINEへの投稿により
山岸の無事は確認されますが、
その投稿は
正和からのパワハラによる苦痛を理由に
辞職するという内容でした。

宮下(安藤サクラ)や、上司の早川(手塚とおる)を含む
関係者のLINEに一斉に送りつけられていました。

会社から呼び出され、記録用のカメラを回される中
正和は事情を説明させられるのでした…

一方、山路(松坂桃李)は、
“レンタルおじさん”の麻生(吉田鋼太郎)と、
まりぶ(柳楽優弥)が一緒にいるところを目撃。

正和にも伝えて、二人は麻生を呼び出し
問い詰めました。

麻生はまりぶの父親であること、
また、まりぶは正和や山路と同じ年に生まれた
“ゆとり第一世代”であることがわかります。

山岸から訴訟の話が出ているため
会社からの謹慎処分を受ける正和。

そんな正和に『鳥の民』から連絡が来ます。
ガラの悪い客が店長を呼び立てているとのこと。
まりぶが正和からもらったサービス券を使いに
やってきたのでした。

まりぶはそれから毎日やってきて
焼き鳥2本とビール1杯で帰っていくのでした。



好きですこのドラマ。
正和、山路、まりぶ…

三人三様ですが、昭和50年生まれのわたしでも
それぞれに共感を持てる部分があり、
三人がこれからどうなっていくのかとても楽しみです。

今回のお話はラストで胸がスッとしました。

仕事で問題続きの正和が描かれていたのに
最後は正和が自分で自分の心の整理をつける。

その様子が見事でした。

正確に言えば『自分で』というのは違うけど、
誰かに相談に乗ってもらったわけでも
アドバイスをもらったわけでもない。
だからやっぱり『自分で』『気づいて』『整理した』
と言えるでしょう。

希望していた職種でインターン採用が決まり
張り切っていた妹が、実際に職場に行ってみたら
いろいろ大変だったようで「もう行かない」
と布団から出てきません。

そんな妹を見た正和はカチンと来て説教します。
「兄ちゃんを見てみろ!」と自分の状況を説明して
「それでも、俺は辞めないぞ!今辞めたら何も残らない!」
と言いながら、自分で気づいたのでしょう。

これは、俺が俺自身に言ってるんだな…と。

ひとしきり言い終えて、潔く妹に
「ありがとう!」とお礼を言う。
熱くて微笑ましいシーンでした。

甘えた妹の態度を見てイラッとした。
でも、それは、いろいろあって
「なんでこうも問題ばっかり…」と
戸惑ってウジウジしていた自分の気持ちへの
いら立ちだと気づいたんでしょうね。

言いながら、
「そうだよ!ウジウジしてたって何も変わらない。
やるんだよ!受けて立ってやるよ!」
って思えてきたんでしょうね。

正和はそこで気づけて、妹に
おかげで整理で気持ちの整理ができたよ、
ありがとう!
と告げて見せた。

だから、妹もそうやって頑張っている兄の姿に
元気をもらうことができたのでしょう。

もし、正和が自分の内側には目を向けずに
ただ「お前が悪い」と妹を責めるだけだったら、
妹も納得できないままもやもやしたでしょう。
あるいは、「わたしは弱い人間だ」と
思ってしまったか…

相手のいたらない部分に腹が立つのは、
自分の中にあるそういう部分を許せないからです。

自分はそういう気持ちを律して頑張っているのに
お前はなんだ!
…ということですね。

でも、そう律すると決めたのは自分の問題であって
相手が同じ問題をいつどう対処するのかは
本来は相手の問題です。

ですから強要はできない。
仕事がつらくて嫌なら、「やってやるぜ!」
と立ち向かうか、辞めてしまうのかは
本人が決めること。

でも、そこで頑張ってほしいときに
ただ「甘えんな!頑張れ!」と説教や励ましをするのと
「自分はこういうことがあった。でも辞めないよ!
〜だから辞めない。
って言ったけど、たった今君に言いながら覚悟ができた。
君のおかげだ、ありがとう」
と言われるのとでは、

どちらが、自発的に頑張りたくなるか…

前者だと、言うほうも言われるほうも
クサクサした思いが残るでしょう。

でも後者だと、自分は潔く自分の状況を受け止め
前に進む力を呼び起こせるし、
相手もそういう気持ちを自発的に発揮しやすくなる。

それもお互い晴れやかな気持ちで前に進める。

『腹が立つ相手は自分の鏡』
それを知っていて、その知識を知恵に変えられたら
こんなに結果が変わるんですね。


                 全ての物語のために


















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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