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2016年04月25日

ドラマ「99.9刑事専門弁護士 #1」生きる力



日本のサラリーマンの平均年収は400万円程度。

これって、錯覚しがちですけどよくよく考えたら
「ほとんどの人が400万円くらいはもらっている」
という意味ではないですよね。

それよりも上の人と下の人たちが沢山いて
みんなの年収を足して人数で割ったら400万円。

というだけの数字ですから、
ほとんどの人は、年収400万円じゃなくて
それより上か下。

その人たちを棒の上に一列に並ばせて
ヤジロベイみたいにバランスととれる
支点が400万円ポイントということです。

だから、年収400万円ももらってないよ!!
という切実な声を持っている人は
サラリーマンの中の約半数弱はいるということ。

じゃあ、同じ数だけいるはずの
年収400万円以上の人たちの生活は
悠々自適なのか?

というと、家のローンだの養育費だので
そんな余裕はない…

でもでも…それなら、400万円以下の人は
ローンを組んで家を建てることはおろか
養育費や、はては明日の食費もままならないわけですよね。

戦々恐々とした気持ちで生きているのが
現状ではないでしょうか?

そんな状況を、
会社の労働条件のせい、国の雇用問題のせい、
なんて言っている人がいる中、
「自業自得だよ」とどこからか声が聞こえてきそうでもある。

わたしは、どこに問題があるのかは
人それぞれだと思っています。
でも、みんなに共通しているのは、
「じゃあ、どうするか?」は自分で考えて
対策をとっていかないといけないということ。

ってことです。

でも、だからと言って、組織にしがみついて
処世術と言って上司の機嫌を取って
出世して年収を上げるという考え方もちょっと違う気がします。

それだと、勤め先も保障機関もなにもかもが
地震などの災害で壊れた時に“安定”だとか“転職”だとか
言ってられない、きわめて危険極まりない。

なぜなら、自分のポリシーを持って自分なりの価値を
そこに産み出せていないから。

生きる力って、そういう部分だと思うんですよね。



最近TBS日曜劇場枠の作品はいつも期待をして
見てしまいます。今回の作品も、なんだか
腰を据えて作ろうとしている雰囲気を感じますねぇ。

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」
第1話
を観ました。

深山大翔 (松本潤) は、金にならない
刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士です。

ある日、その実績を買われ、
日本4大法律事務所の1つと言われている、
斑目法律事務所の所長・斑目春彦 (岸部一徳) から
ヘッドハンティングされます。

社会貢献の名目で新設された
斑目法律事務所の刑事事件専門チームに
パラリーガル(弁護士のアシスタント)の
明石達也 (片桐仁) とともに移籍した深山。

刑事事件専門チームの室長・佐田篤弘 (香川照之) は、
大企業の顧問弁護士を務め巨額の利益をもたらしてきた
民事のトッププレーヤーです。

斑目から1年後のマネージングパートナー昇格を条件に出され、
渋々異動を了承したものの、
金にならない刑事事件には全く興味がありません。

そしてもう一人の弁護士・ 立花彩乃 (榮倉奈々) も、
斑目の命により、これまでの業務とは全く畑違いの
刑事事件ルームに嫌々入ることになります。

そんなチームのもとへ早速舞い込む
殺人事件の弁護依頼。

依頼人の赤木義男は運送業の経営者で、
流通業界の風雲児としてメディアを賑わせた
ネットショップ社長殺人事件の容疑者として逮捕されますが、
本人は酒に酔っていて事件当日の記憶がなく、
無実を訴えていました。

しかし、検察庁の調べによると、
指紋のついた凶器や防犯カメラの映像などの物的証拠や、
被害者から仕事の契約を一方的に打ち切られたという
動機もあります。

検察は有罪確実な案件しか起訴しない。
だから日本の刑事事件は起訴されると
99.9% 有罪になる。

検事出身の佐田は、容疑者に罪を認めさせ
反省を示した上で情状酌量を探る道を探すべきだと言いますが、
深山はまったく諦める気配がありません。

「肝心なのは調書より事実。99.9%
有罪が確定していても、
0.1% に事実が隠されているかもしれない」

深山はその0.1%に成りえる、
ある可能性を探ってきます。



さて、どうなんでしょうか?見応えはありました。
今後どんな展開になっていくのか?

ただ、常識外の腕を持ち、
徹底的に調査をして0.1%に挑む…
というだけなら「HERO」の検事、久利生公平と変わりません。

深山は検事ではなく弁護士。
3000万円の年収オファーを断ったようです。

それでも斑目法律事務所に入ることは承諾した。
そして、何やら深山自身が刑事事件にこだわる理由に
秘密が隠されているような作り…ですが、

このドラマで期待をしてしまうのは、
周囲の人たちの人物設定です。

香川照之さん演じる佐田や
さらに注目をしてしまうが
岸部一徳さん演じる斑目。

わかりやすい正義と悪の対立ではなくて
いい意味での腹黒さというのか図太さというのか…
そういうものを“真っ当さ”の軸の周囲に
重ね着して、周到に緻密に、そして大胆に仕掛けていく。

そんな雰囲気を…勝手にですが斑目に期待しちゃう。

じっくりどっしり描かれるのかもしれませんが、
こっちもじっくりと楽しんでいきたいと思います。

さて、そんなドラマの主人公・深山。

ヘッドハンティングには応じたものの
3000万円の年収は断りました。

もともと、お金には興味がないようで、
最低限生活できればいい様子。

スーツなど身なりを見ても、
安物だろうというのがわかるように演出されています。

そして、あからさまにお金を持っていない。

刑事事件はお金にならない…。
それが弁護士の常識のようですから
刑事事件にこだわっていることが最大の要因でしょう。

でも、どんなに使命を持って働こうが、
お金がなくて使命を果たせない。

なんてことも出てきかねません。

きっと深山はそのギリギリのところにいる。
本当はギリギリアウトだけど
パラリーガルの明石の協力もあって、
(こちらも超ギリギリみたいですが)
なんとかかんとかやっていたのでしょう。

明石が年収3000万円のオファーを断ったことを知って
驚くシーンがありましたが、
深山はこう言いました。
「でも、給料はちゃんともらえるよ」
と。

深山の場合は、最初に人の下で働くのは
自分には合わないと、斑目のヘッドハント自体を
すべて蹴りました。

そんな深山が斑目法律事務所に行く気になったのには
斑目という人物との間に何かがあったのだと思います。
裏取引とかそういうことではなくて
斑目に対して「面白い」と思ったとか、
そういった心情的な何かが…

それもまた勝手な予想ですが、それとは別に
3000万円もらって「言いなり」になる気はなかった。

ようは…
「アンタのところで働いてやってもいいけど
自分の好きなようにさせてもらうよ。
その代り3000万円は要りません。普通の給料で十分」
という姿勢なんじゃないかな…

全部わたしの勝手な想像ですが。

つまり、深山は最低限の活動や生活ができる
収入は得つつ、自分の価値を十分に発揮するための
自由は守った。

生きる力ですよね。


                   全ての物語のために

TBS日曜劇場「99.9刑事専門弁護士」ホームページ

宇田学 脚本作品








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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