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2016年04月24日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 福井晴敏 著 角川書店 #4 パラオ攻略戦」その6 怒りは自分逃避



「ようするに、チチが自信がないだけやろ?」

数年前、わたしが妻とケンカして、
自分が言いたいことを妻に言えずにいたときに
そんなわたしの気分を察した息子に言われた言葉です。

直球ど真ん中。

その瞬間のわたしの感情は…

イライラ、ムカムカ…

です。

もしもわたしじゃなかったら(←ここは自惚れていいと思いますが)
「生意気なコト言うな!」とか
「違うよ!聞く耳を持たないハハが悪いんだよ!」

などと、反発していたかもしれません。

わたしは、こういうことを考えてしまうので
自分がイライラ・ムカムカしているのを気付いて
そんな“八つ当たり”はしませんでした。

かと言って、イライラ・ムカムカはしてしまっている。
恥ずかしさと威厳を保ちたい気持ち、
自分の弱さを認めたくない気持ちみたいなのが
ごちゃ混ぜになって、
暫く言葉を詰まらせて、複雑な気持ちのまま

「…そうだね」

とつぶやくのがやっとでした。



結構なペースで読み進めています。
もうすぐ半分読み終えちゃう。
でも、西尾維新さんの「傷物語キズモノガタリ」
と又読みしてるんですよね。この物語シリーズも
今後紹介するかも。息子と2人でハマってます。

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第4巻「パラオ攻略戦」 福井晴敏 著 角川書店


今回の再読では最後の紹介です。

ネェル・アーガマは「人質救出作戦」として
バナージ・リンクスと〈ユニコーンガンダム〉を
奪還すべく、

敵・ネオ・ジオン残党軍=『袖付き』の軍事拠点がある
パラオへの攻撃を仕掛けます。

シャアの再来、フル・フロンタルの策略通りに
〈ユニコーンガンダム〉に乗り込み、パラオを脱出。

そして、戦闘の混乱の中でミネバを連れ出し
地球に連れて行こうとしているリディの〈デルタプラス〉
と出くわします。

リディを男と見込んでミネバ=オードリーを託すバナージ。

そして、バナージはフル・フロンタルの思惑で
〈ユニコーンガンダム〉の性能を引き出すための
噛ませ犬として差し向けられた四枚羽のモビルスーツ
〈クシャトリア〉に行く手を阻まれます。

〈クシャトリア〉のパイロットがマリーダ・クルスであることを
知ってしまったバナージ。

わざと味方も退かせて、〈ユニコーンガンダム〉の
データを引き出そうとするフル・フロンタルの
怜悧な視線の中、バナージとマリーダが激突するのでした…



連邦軍が〈ユニコーンガンダム〉と自分を回収すれば
戦闘は終わる。

バナージはとにかくパラオが戦場になるのを避けたい。

でも、『袖付き』から見れば、それは連邦の理屈です。
自分たちは連邦が仕掛けてくるから応戦する。
自分たちだって〈ユニコーンガンダム〉とバナージが
手中に在れば、わざわざ戦闘をしかけたりはしない。

バナージはとにかく無益な戦闘をやめさせるためだと
マリーダに主張しますがマリーダは言います。

「敵の理屈だと言っている!」

必死で訴えるバナージの言葉だけではマリーダを
説得できません。
結局、バナージの口から出た言葉は

「このわからずや!」

でした。

その言葉を発する前のバナージの思考の描写が
「このわからずや!」
と言ってしまうもどかしさを真っ直ぐに表現していました。

見えているのに見ようとしない、心を押し固めた者の頑迷な力。
力押しで解決できることなど、なにもないと知っているくせに――!

(P232より引用。改行はブログ筆者による)

『見えているのに見ようとしない、心を押し固めた者の頑迷な力』

耳が痛い言葉ではありませんか?

わたしたちは頻繁にこのような“心の行動”を
日常生活の中でとってしまうことがあります。

一体何のためにそんなことをするのでしょうか?

『見えているのに見ようとしない』

…“その事”と向き合おうとしない。
向き合うのが怖い。勇気が持てない。

だから…

『心を押し固めた者の頑迷な力』

…かたく、鎧のようにかたく心を固めて
頑なに守ろうとする。

つまり、自分を守ろうとする“心の行為”
つまり、自分の弱さ。

自分が、心の中でこういう反応をしている
と認知できることはとても大切なことです。

この心の中の反応は、条件反射ではない。
つまり自然と起こっていることではありません。

あたかも自然に起こっているように
自分自身にも思わせるほど一瞬で
考える“間”なんて全くないかのようですが、

それでも、自然な条件反射と断じては
前に進めません。

人間の成長にならない。

心の中での“あたかも自然な反応”を
自分で選びとっている、
つまり自発的な“心の行為”“心の行動”として捉える。

そのときに初めて、自分で自分を守っているだけだ…

と気づくことができて、
不要な鎧を外していこう。外していくにはどうすればいい?
と“心の行動”が次のステップに向いていきます。

これって、凄く難しい。頭でわかったからって
いざその時になるとなかなかできない。

素直になるって難しい…とはそういうことです。

無防備になるわけですから。

自分から逃げる口実に怒りで正当化している。
怒りは自分逃避。

でも、その難しいこと、面倒くさいことから
逃げずに時間をかけてでも、もどかしくてイライラしながらも
向き合っていかないと、成長はないし
大切な人たちとのいい関係は築けない。

夫婦なんて、まさにそういうことの連続ではないでしょうか。

わたしも完全無欠の成人君主ではないし
妻も欠点のない完璧な女性ではない。

そんな2人が自分の成長を誓い、
相手を愛し続ける努力を誓うのが結婚。

子どもの真っ直ぐな視線は、
大人の鎧なんて、簡単に見抜きます。

せめてその鎧をつけている自分を
「これは鎧じゃない!鎧なんてつけてない!」
とごまかすような大人では在りたくないと思います。



               全ての物語のために











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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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