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2016年03月10日

アニメ「化物語 バケモノガタリ ひたぎクラブ #1 #2」萌え系でも自分と向き合って成長できる



小学校を卒業と同時に
鹿児島から福岡へ引っ越しました。

父の仕事の転勤が原因です。

鹿児島の自宅では
父方の祖父母の家も
歩いて5分のところにあり、
その隣は伯父や従兄たちの家があり
又従兄妹たちも近所。

多くの親戚が歩いて回れるところにいて
また、親戚ではなくても
ご近所さん達はみんな顔見知り。

それが当たり前の田舎でした。

それが、父と母、
そしてわたしたち3兄弟の
核家族での福岡での暮らしが始まったわけです。

ちょうど、中学高校という思春期を
そういう形で過ごすことになった。

わたしはそこになんとなく
快適さを感じている自分に気づいていました。

それは、ご近所づきあいや
親戚づきあいのわずらわしさに縛られない
自由の快適さでした。

別段、そういうことに嫌悪感を抱いていたわけでは
もちろんありません。
あって当たり前のものが無くなって
初めて気づいた自由というだけのことです。

しかし、大切な思春期にそういうことから
外れて自由になってしまったことへの
危機感も感じていたんです。

後で、大切な局面で苦労すんじゃないのか?

親元を離れて暮らしている人、
地元を離れて都会で生活している人…

そういう人たちが直面する様々な出来事。
それはわたしも他人事ではない。

つけは払わないといかんだろうなと思っています。



TSUTAYAで「終物語」というアニメの予告映像を見て、
小学5年生の息子が「面白そう!観てみたい!」と
興味を示したことから店員さんに聞き、「物語シリーズ」
なるものの最新作判明。その日はシリーズ全巻レンタル中で
「鷹の爪EX」を借りて帰りました。その日、福岡の民放では
深夜に毎週「化物語」が放送中であることが判明、
途中からでしたが早速息子はハマっていました。
オジサンのわたしはどう楽しんでいいのか分からず、
混乱していましたが、第一巻を借りてみるとと
ても興味深いテーマでしたので、紹介します。

アニメ「化物語 バケモノガタリ」

DVD第1巻
第1話「ひたぎクラブ 其ノ壹」
第2話「ひたぎクラブ 其ノ貳」

を観ました。

高校3年生の少年・阿良々木暦は、
生徒会の副会長として文化祭の準備をしていた
5月のある放課後、
2年間会話すらしたことがない病弱なクラスメイト、
戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまいます。

なんと彼女には、体重らしきものが
ほとんど無かったのです。

暦はひたぎから秘密をばらさないようにと
過剰な暴力で脅しを受けますが、
めげずに彼女の秘密に対する協力を申し出ます。

実は暦も奇妙な秘密=怪異の経験者で、
その際、怪異に詳しい忍野メメという男の力を
借りたことがあったのです。

ひたぎの話では、
2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、
重さを根こそぎ持っていかれたのだとのこと。

暦とひたぎは相談のため、
メメの元を訪れます…



最初は途中から観たから意味が分からない…
というのとは違い、
楽しみ方そのものがわかりませんでした。

ふざけているのかマジメなのか、
オカルトなのかファンタジーなのか、
文芸なのか萌え系なのか、
怪奇モノなのか青春恋愛ものなのか…

とにかく観ていて「う〜、苦しい…」
となりました。

息子にどう面白いのか聞いても
「面白いから面白い」としか返ってきません。

もういいや、着いていけないと思って
脱力して観ていると…

ふと、一緒になって笑っている自分がいました。

この反応の違いがワカモノとオジサンなんでしょうね(笑)

それが前準備になっていたのかもしれません。
この第1話、第2話は意外とすんなりと観れました。

忍野メメという男は30過ぎの中年。
学生時代は神主の勉強をしていたようで
怪異に詳しいのです。

メメの下で戦場ヶ原ひだきの身に起こっている
ことの意味が暴かれていきます。

彼女の過去の辛い経験から、
母親との関係に亀裂が入り
彼女は自分の中で母親への思いを断ち切り
無感覚になっていました。

つまり、愛憎などの“重み”を切り捨てた…
ということのようなのです。

それが体重の増減となって現れた。
ということのよう。

そのあたりの説明のしかたや解決のしかた
その描き方がこの作品のクライマックスでもあるようなので
そこは観て頂くこととしますが、

人のしがらみという重みを捨てる…

これは、今TBSの日曜劇場で放送中の
ドラマ「家族ノカタチ」のテーマでもありますよね。

ベストセラー「嫌われる勇気」を読んだときに
わたしは自分に履き違えないように
注意しなければならないぞと思ったのが
まさにこういうことでした。

わたしも人間関係のわずらわしさが嫌で
他者と自分の境界線を作り
自分を守っているようなところがあった。

でも、その重みしがらみは
拒絶するものではなくて
上手に付き合えるようになっていくもの。

それを人間的成長というのでしょう。

最初のエピソードがこういうことがテーマとなっているこのアニメ。
あながちタダの萌え系アニメと思ってもいられなくなりました。

息子はともかく、わたしは原作を読んでみても良いかも…

大切なことを、
人が求めている形のエンターテインメントで伝える。

10歳の息子が反応し、萌え系のアニメ好きの
ワカモノたちが反応する形で伝える。

こういうのもアリなんですね〜

京極夏彦の京極堂シリーズでは
“つきもの落とし”のシーンがクライマックスですが
アレの変化球的なクライマックスでした。

ひたぎが自分と向き合い
重みと向き合うところも、痛々しいくらい伝わってきます。

自分の中のマイナス感情と向き合えていない人には
とてもいい作品かもしれません。



                  全ての物語のために













posted by ストーリーセラピスト at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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