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2016年03月08日

「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海 (2014年)」殻を破って新しい世界と握手するコツ



わたしは1975年生まれ。
慣れたもの、馴染んだものから
新しいことに移るのが非常に苦手。

それは幼少期の幼稚園入園から小学校入学、
鹿児島から福岡への引っ越しと中学入学…
そういう時の内面的な苦しさにも
裏打ちされています。

それが、40歳になって、
もうオジサンと呼ばれる年齢。
新しいことに手を出すのが苦手なのは
オジサンなら当たり前…

もともとの性格がそうなのに
年齢でそうなるのなら、尚更考え物だ…!

と、内心、自己変革を起こしたい部分なのです。


物心ついたときには、このアニメの
オリジナルシリーズは、
当たり前にテレビで流れていました。

劇場用作品は、洋画番組などで何度も放送され
そのたびに観ていました。

「ガンダム」が意識の中に入ってくるよりも
ずっとずっと幼少期に、
当たり前のように大好きだった作品。

それが「宇宙戦艦ヤマト」です。

ハリウッド映画などを観れるようになった
10代からは、“テレビまんが”卒業と同じで
「ヤマト」も観なくなっていきました。

むしろ、キャラクターとして象徴的な
キャプテン・ハーロックなどが活躍する
「銀河鉄道999」や「わが青春のアルカディア」
などに傾倒して、もう、幼少期の思い出
としてだけ記憶に残っていた作品です。

それが、裁判で松本零士さんが、
この作品にクレジットされないことになって、
尚更、遠ざかっていました。

でも、小学校低学年くらいまでは、
白い紙があれば宇宙戦艦ヤマトの画ばかり書いて
鉛筆で砲撃の線を引いて「ドカーン!」とか
「波動砲発射!チュドーン!!」とかやっていた。

本当に本当に幼児期、低学年期の
わたしの魂にズンズン響いていたんですね。

「銀河鉄道999」も「キャプテン・ハーロック」も
“一連の松本零士作品”として、
その下地に必ず「宇宙戦艦ヤマト」がありました。



リメイク版のOVAが数年前に発売され、それを再編集して
半年くらいかけてテレビでも放送されていました。
その存在は知っていたのですが、
幼少期に観ていた旧シリーズのイメージが強すぎて、
ずっと拒絶していました。

劇場用長編アニメ
「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」 (2014年作品)


を観ました。

西暦2199年、地球。

外宇宙から襲い掛かってきた
星間国家“ガミラス”の遊星爆弾によって
地球は危機的状況を迎えていました。

遠い惑星、“イスカンダル”のサーシャからもたらされた情報、
汚染された地球を浄化再生するというシステム
“コスモリバースシステム”を手に入れため、
恒星間航行が可能な宇宙戦艦“ヤマト”が
建造されていました。

人類滅亡の危機を救うべく、ヤマトは、
イスカンダルへ向けて
16万8千光年の宇宙の旅に出ます。

そんなヤマトの前に
デスラー総統率いるガミラス軍の
大群が立ちふさがるのでした…。



1974年のテレビアニメ以降、
数作の劇場版まで、大ヒットした伝説的アニメ
「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク作品です。

TV放送された全26話をベース劇場用として
再編集されたいわば総集編な作品。

木村拓哉さんが主演して、
初の実写化として話題になった
「SPACE BATTLE SHIP TAMATO」
もそうでしたが、
どこにも“松本零士”さんの名前は出てきません。

松本零士さんが描く独特の
あのキャラクターデザインでもない。

だから尚更、
わたしはこの「2199」を観もせずに敬遠していました。

わたしの中の本当に無垢だったころの
純粋なわたしが心を躍らせていた領域を
壊して欲しくなかったからです。

過去の思い出の中でも特に
純粋な部分なので、しがみつきかたも
かたくなだったんですね。

でも、インターネット上でのレビューを見ていると
旧作品からのファンだった世代のレビューもあり、
好評であること…

中には、作っている人たちの
松本零士さんへの敬意を感じるという趣旨の
感想を書かれている方もありました。

それらを観ていて、気にはなっていたのです。

近年、日本のアニメの質が
また上がってきている気がしていたのと、
最近アニメを観る機会も増えていたので
その勢いに任せて、
「劇場公開に耐え得る総集編ならば」
と思い、思い切って鑑賞に踏み切りました。

結果から言うと、
観てよかったです。

確かにキャラクターデザインは違います。
しかし、現在“原作”としてクレジットされる
西崎さんへの経緯ももちろんあるでしょうが
松本零士さんへの経緯はビンビン感じます。

それは、西崎さんやそのご家族にも
あるのかもしれないなと感じました。

まずメカデザインはそのまま松本零士さんが
描いたものだし、人物のデザインも
書く人が違いはしても、
松本零士さんが描いてきた雰囲気を
残そうとしているのはわかる。

全く新しい、今風のキャラクターデザインなのにです。
女性の搭乗員は多いし、
その女性たちも萌えアニメのような
キャラクターが多いです。

そこだけ見せられると
「こんなの、宇宙戦艦ヤマトじゃない!!」
と言いたくなるのですが、
なぜかそうならずに、受け入れることができた。

宇宙戦艦ヤマトという船が
そのままだったから?

いや、もっとも貢献していたのは
音楽だと思います。

主題歌はもちろん、劇中の音楽もほとんどが
旧シリーズの世界観を作り上げていた音楽でした。

デスラー総統が出てくるときの船の中の音なども
そのまま。

その音、特に劇中の音楽に
わたしの中の幼少期のわたしが、
あの頃のように踊りだすのを感じました。

わたしの中の大事なモノを壊さないまま
新しい世界とも握手をさせてくれた…

そんな感じ。

息子が色々な作品に興味を持ち始めるので
わたしも一緒にいろいろ楽しんでやろう
と思っていました。

お陰で、少しは新しいものにも
精通しているつもりでしたが
頑なに拒むモノって、
実は一番身近だったはずのモノだったりする。

どんどん、移り変わる時代の中で
変わってはいけない、大事なこともあるけど
変化に対応していかないといけないこともある。

大切なモノを大切にしたまま
新しいことに触れていく。

わたしにとってはその感覚を
練習させてもらえるような
嬉しい作品でした。


               全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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