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2016年02月19日

アニメ「TIGER & BUNNY(タイガー&バニー) #3  Many a true word is spoken in jest.嘘から出た真実」人が育つとき、そこにある優しさ



優しさにもいろいろな種類があります。

心理カウンセリングでは
ドアオープナーと言って、
気持ちを閉ざしていた相談者が
自ら思いを語り始めるきっかけとなる
言葉かけを表す言葉があります。

相手が、苦しんでいたら、
その思いを聞いてあげることで、
心を楽にして、気持ちの整理をするきっかけになる。

それも優しさです。

でも、テクニックとして
相手が心を開いてくれるような
魔法の言葉があるわけではない。

いつもは、つらい表情をしていると、
「どうした?話を聞かせてよ」
というと、気持ちを話してくれていた息子が
一人で風呂場にこもり、カギをかけました。

成長の証です。少しずつ自立している証。
心配だけど心配しない。

すこし時間がたって、一緒に風呂に入りたいというわたしを
入れてくれました。。。が、
問いかけても、気持ちは話してくれません。

わたしは
「話したくなったらでいいから、聞かせてね」
とだけ言って、問いかけをやめました。

あとは、一緒にいてやるだけ。
一緒にいることも無理強いはしない。

まだ、彼は何があったのかは話してくれません。
しかし、一緒にドッヂボールしようと誘ってきました。
2人でワイワイ言いながら暴れました。

今は、これでいいんだと思っています。



アニメの名作というとアニメファン以外の人には
ジブリ作品しか思い浮かばない…
なんて人も多いのではないでしょうか?
ハリウッドの娯楽アクションが人間ドラマの演出も
深みを持って表現できるように、
日本の娯楽アニメにも、とても繊細で深い
人間表現をする名作があるんです。

アニメ「TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)」

第3話「Many a true word is spoken in jest.嘘から出た真実」
を観ました。

アポロンメディアのヒーロー、
ワイルドタイガーこと虎徹とバーナビーの2人は
会社の企画として、コンビであることが売りです。

ところが、当人同士は意見も息も
まったく合いません。

コンセプトではコンビが売りでも
会社としても人気者のバーナビーがメイン。

上司からは期待の新人ヒーローの
足を引っ張っていると、虎徹が一方的に責められます。

そんなおり、
『HERO TV』の女性プロデューサー、アニエスの企画で、
人気急上昇中のバーナビーの
プライベート密着取材が始まります。

彼に対してのコメントを求められる各社のヒーロー達は、
皆一様に歓迎ムード。
一方、素直にテキトーに答えた虎徹は、
視聴率主義のアニエスに説教されてしまい、
仕事の一環として仕方なく彼女の
“演出”的な要望に応じる事になります。

街の平和を守ることがヒーローの本分、
それが虎徹の考えなので、
コンビ売りだとキャラクター化される取材に
無理やり同行させられるのは不服で、
どうしても態度に出ます。

一方で、カメラ前の前ではメディアの求める「ヒーロー」を演じ、
そつ無くさわやかに対応するバーナビーの徹底ぶりを見て、
虎徹は、バーナビーなりに
『仕事としてのヒーロー』のポリシーがあるのだと、
気づくのでした。

取材の流れでPRも兼ねた新名所のビルでの撮影で、
憧れのヒーロー「レジェンド像」を目の当たりにした虎徹は、
ようやくテンションが上がります。

しかし、突如ビルの非常警報が鳴り響き、
警備員から、
爆弾を仕掛けたという脅迫電話の報告を受けて…。



バディ(相棒)モノとしての
面白さで見せてくれる今話。

「なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだ!」
という不満タラタラでバナービーの引き立て役として
取材に協力する虎徹ですが、
若いバーナビーに対して、歳を重ねている分、
人間としての深みもやはりあるのでしょう。

虎徹のバーナビーを見る目には
優しさが出ています。

それはバーナビーへの思いとか、
そういう個人への思いやりではなくて、
虎徹という人間がもともと持っている
ヒトに対する思いやりの下地みたいなもの。

気分がコロコロ変わる子供に
ふりまわされて、文句を言いながらも
しかたないな〜と付き合ってやるお父さん…

みたいな感じとでもいいましょうか。
そんな優しさです。

一つ前の話で、2人に出動命令が出たときに
虎徹だけ上司に小言を言われていたせいで
バーナビーを待たせてしまったシーンが描かれます。

「僕の人生の貴重な3分間に、
あなたはどうやって責任とってくれるんですか?」

みたいなことをバーナビーが虎徹に言います。
そのいいように、虎徹は食って掛かるでもなく
ボソリとバーナビーにも聞こえないように

「お前、友達いねぇだろう…」

とつぶやきました。

その時の、虎徹の表情からは
そのセリフが恨み言ではなくて、
バーナビーという男の孤独を心配しているのが
見て取れるんですね。

とても繊細なアニメです。

今回の話では、
爆弾処理の技術も習得しているという
終始生意気なバーナビーに
爆弾処理を任せて、
虎徹はそのかたわらに寝そべります。

一見、怠けているように見えますが
すでに相棒に対して
「死なばもろとも」という覚悟も
信頼して任せるという腹のすわりも持っている。

かなり大きなスケールで
虎徹という“落ち目のおっさんヒーロー”の
カッコよさが描かれる。

親なり上司なり先輩なり…
上にこういう人がいてこそ、
生意気な跳ねっかえりの若者が
成長できる。

その成長も、職場経験とかスキルとか、
そういう意味での成長ではなくて、
他者からの思いやりへの感謝であったり
自分から周囲への思いやりであったり…
という人間的な優しさが育つ。

そういうことだと思います。

現にわたしは、たくさんの人たちに
そのように見守られてきたし
いまだに見守られています。

そんな周囲の優しさには遠く及ばないまでも
まずは自分の家族から、
そのような在り方で見守りたい。

虎徹の温かさには、
本当に救われます。


           全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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