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2016年02月17日

「グランド・マスター」子育てが成功するとき



子供が生まれるということは
奇跡的で幸せなことなのですが、
その責任に押しつぶされて
放棄してしまう人、
壊してしまう人もいます。

一方では、血のつながりがなくても
本当のわが子のように
愛情を注いで育てることができる大人もいます。

わたしが親になるときに
わたしの母は、
「愛情を目いっぱい注げば間違いはないから」
と、これ以上ないほどの
シンプルなアドバイスをくれました。

わたしたちは子育てに成功した子…
なのでしょう。
うれしい反面、新しい命を授かる身として
その成功をさらに残していかなければ
とも強く思いました。

でも、どんな時に、
子育てって成功したことになるんでしょうね…?
難しいですよね。



奇跡的なほどレベルが高いけど、
奇跡ではなく綿密に計算され丁寧に作りこまれた
大傑作ドラマ「ブレイキング・バッド」に
感情を持って行かれてしまい。
心を整えるための作品を丸1日かけて
立て続けに観た日がありました。
そのラストがこの作品でした。

「グランド・マスター」

を観ました。

20世紀初めの中国。

北の八掛掌の宗師・宝森は、
流派統一を任せられる継承者として、弟子の馬三と
南の詠春拳の使い手・葉問=イップ・マン(トニー・レオン)の
どちらかを選ぼうと考えていました。

八卦掌六十四手の達人にして
宝森の娘でもある宮若梅(チャン・ツィイー)も
候補者として手を挙げる中、
馬三が宝森の命を奪うという謀反を起こします。

それを機に、宝森の仇を討つ復讐と
後継者の座を奪い合う
戦いが始まります。



ウォン・カーウェイ監督作品を始めてみました。
他のカンフー映画、武術映画とは一味違います。

文芸作品をエンターテインメントの域まで
押し上げたような作品と言ってしまうと
芸術派の映画ファンに怒られちゃうかな?

とても綺麗な映像でつづられる
中国の武術界にとっての波乱の時代。

静かに描かれる格闘の中で
ストーリーとはイマイチ関わりの薄かった
八極拳の格闘シーンは
とても力強く描かれていて印象的でした。

心情描写で印象的だったのは
チャン・ツィイー演じる宮若梅が
もっとも幸せだったと回想するシーン。

それは父・宝森が見守る中で
宮若梅が一人で八卦掌の套路(型)を
練習するシーンです。

雪に覆われた銀世界でのシーンですが
それでも静かで暖かいシーン。

わたしがそのシーンを暖かく感じたのは、
きっとわたし自身が
両親に暖かく見守られて育ったからでしょう。

男社会である武術界で
男たちに負けることなくふるまう気性の激しい宮若梅。

彼女は父の命を奪った馬三への復讐も果たします。

しかしその激しさとは裏腹に
密かにイップ・マンに恋をし、
自分の八卦掌は後世に伝えることはできないまま
自分の人生を回想します。

気性の荒い激しい性格でも
父に見守られて育った日々が
もっとも幸せな時だったといえる。
その情感の豊かさは少しジーンときました。

彼女は結婚して自分の子供を残すことはなく
この世を去ります。

わたしは、暖かく見守られて育ち
今はわが子を見守ることもできている。

この幸運にまた、非常に深い感謝が湧く描写でした。

わたしが幼少期を思い出して
暖かい気持ちになれるように、
息子が将来幼少期を思い出して
暖かい気持ちになる日がくれば、
きっとわたしたち夫婦の子育ては
成功なのだと思います。

願わくば、息子もその暖かい視線を注げる
新しい命と出会えることを祈っています。


                  全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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