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2016年02月05日

ドラマ「ナオミとカナコ #2」自分カワイサで躾(しつけ)を語る自分を知るべし



先月、子どもに暴力をふるって
死に至らしめた30代の男性が逮捕される様子が
ニュースで流れていました。

こういうニュースを見ると
自分の中からどす黒い感情が
湧き上がるのを感じます。

腹が立って腹が立って仕方がない。

その子が感じた恐怖や痛みを想像すると
今でも涙が出てきます。

それがもしもわが子だったら…
と思うと、怒りで狂いそうになります。

でも、怒りは自己防衛本能が生み出す
二次的感情。

恐怖や痛み悲しみへの共感や
自分の大切なものを失うことへの恐怖…
そういう感情による痛みから
自分を守ろうとする本能です。

そのことを考えて、
自分を冷静に戻していきます。

弱いものをに暴力をふるう…
それをやってしまう人、
やれてしまう人…

明らかに、相手を愛してはいない。
自分がカワイイだけ。
でも自分を愛しているというのとは違う。

こういう人たちの心はどうなっているんでしょうか…



予告編が小学5年生の息子の琴線に触れて
家族そろって観ている番組…

ドラマ「ナオミとカナコ」

第2話を観ました。

小田直美(広末涼子)は、服部加奈子(内田有紀)の
DV夫・服部達郎(佐藤隆太)を、
いっそ殺してしてしまおうか…
と口走った自分に困惑していました。

ある朝、加奈子は、達郎から
一緒に産婦人科に行こうと言われ困惑します。

達郎は、結婚している同期が
みんな子どもがいるから
自分も早く子供が欲しいのだと言います。

加奈子は達郎の暴力が始まってから
妊娠するのが怖くてずっとピルを飲んでいました。

「まずはひとりで行ってみる」
と、なんとかごまかす加奈子。

後日、直美は離婚を勧め、
加奈子を助けるための案を出しますが、
加奈子は達郎と話し合ってみる
と言い張ります。

話が通じる相手ではないと、直美は止めますが、
近く結婚記念日があるから、
そこでもう一度だけ話し合ってみると、
強く意思を示したのです。

翌日、直美は李朱美(高畑淳子)に呼び出され、
朱美の会社の従業員・林竜輝(佐藤隆太・二役)
のアパートの連帯保証人になってくれと頼まれます。

直美は朱美にちゃっかりと交換条件を突きつけ、
保証人を引き受けるのでした。

そして、加奈子と達郎の結婚記念日。

ホテルのレストランに現れた達郎は上機嫌に見えます。
直美に客を紹介してもらったこともあり、
営業成績もトップになったのだと言います。

そんな達郎に加奈子は、
子供をつくるなら暴力は止めてほしいと、
震えながらもまっすぐ伝えました。

虚を突かれたよう一瞬に固まった達郎。
震える加奈子の手を握り、
もう暴力は振るわないと約束するのですが…。



直美と加奈子に達郎を殺す決心をさせるのに
十分なほどの暴力が加奈子を襲います。

このままじゃ、いつ加奈子の命に
危険が及ぶかわからない…

真冬の雨の日に、達郎は
コートを脱いで半袖姿になった加奈子を
一晩ベランダに締め出します。

翌朝、凍え死にそうになっている加奈子に
冷酷に「早く朝飯作って」とだけ言って
家に入れた達郎。

達郎が出勤するまで、体を温めることもままならず
達郎を見送った後、ついに倒れてしまいます。

あの、「早く飯作って」は
視聴者にもコノヤロ〜!!と思わせる
とどめの一言。

観ていると、達郎は実の姉との関係は良好に見えます。
しかし、達郎が育った環境はどうだったのでしょうか?

なぜ、あんな感情処理になるのか…

自分の意にそぐわないと
暴力で言うことをきかせようとする。

自分の手足の一部、自分の物扱いしている証拠です。

躾(しつけ)と言って、子どもに暴力をふるい
死に至らしめて捕まったあのニュースの男も
感情の構造は何も変わらないでしょう。

自分にとって気持ちのいい存在でなければ
怒りにまかせて暴力…怒り…
怒りは自己防衛本能…怒りは第二感情…

「もう、暴力を振るわないで」
と言われたことで彼の中で
どんな感情が沸き起こったのか?

自分の欠点を指摘される。

それって、誰にとっても
気持ちのいいものではありません。

恥ずかしさ、不甲斐なさ…
一瞬ですがズキン!ときます。

そのズキン!がかなりキツイ。

これを、きちんと受け止めるには
かなりの強さが必要です。

でも、本来だれもが内から出せる強さ。
でも、多くの人が一瞬で怒りで自分を守ってしまう。

「なんだと!このやろ〜!!」

と…いきなり逆上しなくても、
しばらく自分の中に恨みとして溜めておいて
後で陰湿に仕返ししてくる人もいる。

ここを、受け止められるように育つ人と
受け止められないまま大人になる人と、
何が違うのか…

「甘やかされるとそうなる」
「厳しく育てないからそうなる」

そういって、虐待する人がいます。
「厳しさ」「優しさ」というのが何なのか?
その本質を抑えないと
間違った厳しさ、間違った優しさで接してしまう。

わたしは息子に対して教育を考えるとき、
どこからどこまでが自分の責任かを
自分で考え判断できるようになること…
一瞬カッとなっても、後で自分で自分と向き合えること…
もともと人間はそう成長するようになっていて
親が自分の価値観を押し付けず、
成長を信じて待ちながらサポートすること…

などをイメージしています。

日頃の生活のでの、厳しさ優しさでいうと、
子どもはズルくてナマケ心もあります。

例えば、歯磨きをするのが面倒。
夜歯を磨けと親に言われなければ
わかっていても黙って寝てしまう。

厳しさを勘違いすると、
そこで叩いてでも歯磨きをさせる。

わたしの場合は、そんなことはしない。
気づいていることは伝えながら、
わが子の決断に任せる。

それで、虫歯になって困るのは彼自身。
口が臭いと女子に言われてへこむのも彼自身。

わたしはそういうことになりうる可能性を伝えて
自分で決めろと言います。

それを、「怒れない」「甘やかし」と捉える人もいますが
わたしは最も厳しい方法だと思っています。

虫歯の痛みも、失恋の痛みも
子ども自身が自分で引き受けなければならない。

もちろん、虫歯になったら歯医者には行かせるし
失恋したら話を聞いてやることもします。

背中にサポートの手は回すけど
手取り足取りはやらない。

苦しむわが子をみてざまみろとは思わない。
むしろ自分のこと以上に耐えがたい。

一方、わたしは息子の話を
できるだけ聞いてあげようと思っています。
興味がないときは「興味なさそう」と
見抜かれるわたしですが、
興味がなくても、一緒に風呂に入っているときや
わたしが机で作業しているところに
わざわざやってきて話し出す息子の話は
できるだけ目を見て聞いてあげたい。

可能な限り、自分の時間を割いて
話を聞こうとします。

興味がなくても興味を持とうとし、
面白くなくても面白がろうとします。

もとより、生き生きと話す息子の姿が
何よりも嬉しい。

これを「甘い」と捉える人もいます。
息子に対する優しさだとは思いますが、
これは自分への厳しさも必要になります。

それを“厳しく”を勘違いしている人は

「うるさい!仕事中だろうが!
見てわからないのか!?」

と、やってしまう。
どんな躾が望ましいか考えるのも学ぶのも面倒だから
一番安易な方法で対処しようとする
もっとも自堕落な対応です。

わたしにもどうしても忙しくて手が離せないときはある。
その時は息子に理解を求めます。

『話聞きたいけど(“聞いてあげたい”ではないです)
どうしても○○時までに終わらせないといけない
大事な仕事をしているから、後で聞かせて欲しい。
今はチチにお仕事させてくれる?』

と…
もちろん、「嫌!」と聞き分けがなかったり
「もういい!」とスネて怒ったりすることもある。

それでも、今は仕事に集中して
後で時間を割いて、ケアしていかなければならない。

「わがまま言うお前が悪い!」

ももっとも自分に甘くて自堕落。

自堕落な大人が、「厳しくしつけなきゃ」
なんて言っている例が多い。

どれだけ自分で自分を見つめられるか?
大人は自分にそれを求め、
子供はそういうお大人を観て、
自分の中を見つめられるようになっていく。

一番身近で、一番難しいけど、
幸せに生きるためにも、
幸せに生きる力をわが子に育んでもらうためにも
一番必要なことです。


           全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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