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2015年12月19日

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」その2 本当に全部やりきった?



ネバーギブアップ精神で、
上手くいかなくても何度でもトライする…

でも、わたしたちの時間は有限です。

有限の時間の中で焦っていると、
何度も何度も失敗を繰り返す自分に
嫌気がさすことがあります。

やっぱり自分はダメなんじゃないか?

目標に向かっての行動を起こしながら
何度も何度もトライしている人を
わたしは凄いと思います。

わたしなどはまだまだその手前だったりします。

目標に向かっての行動を起こす
習慣を身につけることにトライし続けている…

自分で言葉にしてみて
少し間抜けに感じます。

勉強するために、勉強方法を勉強して、
その段階でああでもないこうでもない…
と繰り返して一向にかんじんの勉強が進まない。
みたいな感じ。

自分が目指しているところと
今自分がいるところのギャップ。
今自分ができることの小ささを考えると
その目標はあまりにも遠くにあるように感じる…

そして、やってもやっても先に進めないと
もう他に打つ手がないよ!
と行き詰まります。

でも、それは本当に行き詰まりなのか?
本当に全部やりきったのか?

その答えはじつはあるところに潜んでいることが多いんです…



先日原作小説を読破してから、休日が来るのを
楽しみにしていました。
原作が切ないので、ハリウッド版のスカッとするほうを
最後に感じておきたかったのです。

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

を、劇場鑑賞以来再び観ました。

近未来の地球。

侵略者の激しい攻撃に、
人類の軍事力では心もとない戦闘が続いていました。

多くの兵を前線に送り込み
軍の広報でふんぞり返っていた
ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、
前線への派遣を言い渡されそれを拒否。

命令違反で逮捕され、
強制的に対侵略者の任務に就かされます。

荒くれ者の仲間たちの中に放り込まれ
翌日には武器のセイフティ解除の説明もないまま
戦場へ放り込まれます。

なぜか敵に待ち伏せされており、
大打撃を受ける軍。

ケイジもすぐに敵=ギタイにやられてしまいます。

ところが、目覚めると、そこは前日に戻っていました。

タイムループの世界にとらわれ、
戦闘と死を繰り返すケイジ。

そんな中、特殊部隊のエース軍人
リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会います。

リタはすぐにケイジがループしていることに気づきます。

彼女とともに何度も戦闘と死を繰り返しながら
戦闘技術を向上させたケイジは、
ある日、敵の本体とも言うべき存在の居所を
突き止めるのですが…。



さすがハリウッド。
上手くスピーディーな展開に仕上げ、
原作の面白さを残しつつ、
映画映えする展開と、ストーリーを
原作とは全く違う展開に見せておいて
誰もが先を読めずにハラハラするように仕上げる。

そして最後は、観ているほうが
思わずニヤけるハッピーエンド。

戦場の雌犬(ビッチ)=リタ・ブラタスキと出会って
共に何度も何度も戦いと死を繰りかえるケイジ。

1日目に出会い、2日目に戦場。

ですから出会いも何度もやり直すことになります。

しかし、好戦的なリタを何度説得しても
「ここから先は自分一人で行くから待っていろ」
というケイジの言葉をリタは聞きません。

どうやってもここまでなんだ、
ここで君は命を落とす。

でも、君を待たせて俺だけが行くというのは
まだ試していない…

それでも、リタは行こうとします。
毎回リタにとっては、前日に出会ったばかりのケイジ。

しかし、ループの中心にいるケイジにとっては
もう何十回か何百回か繰り返している出会いと死です。
「わたしが死んだところであなたの問題ではない」
というリタにケイジは言います。
「そうじゃない。僕らは出会ったんだ」と…。

それでも、やっぱり説得できずリタは死にます。
そしてケイジも。

次のループでケイジは出会いの場面で立ち止まります。
何かを考えるケイジ。
リタはケイジに気づきますが、
ケイジはそれを“いつもの”出会いにせず、
ただのすれ違いで終わらせました。

そして、そのあといつも2人でやっていたことを
1人でやってみることに、そこで初めて先に進めます。

ケイジもリタも、何度も何度も
それこそ気が遠くなるほど同じ今日と明日に
挑み続けます。

同じ日の繰り返しを、観客を飽きさせるどころか
グイグイと引きづりこんで、
引っ張りまわす作り手の手腕は相当なものです。

それでも、主人公に共感していると
「もう勘弁してくれ!」って思っても当然の
先の見えない苦しさを感じる。

実際、ケイジもリタも諦めそうな瞬間があります。

しかし、毎回毎回どこが間違っていたかを検証し
次は違う方法、次はまた違う方法と
繰り返していく。

この辛抱強さは凄いなと思います。

わたしたちは、生きている中で癖や習慣を身につけて、
同じ失敗を繰り返すことがあります。

「まただ」「なんで上手くいかない!」
「ほかにどうしろっていうんだ!?」

それが、ケイジとリタのように
決まった日の繰り返し、
決まった出来事のやり直しがきくわけではなく、
その瞬間はその時だけのもので
やり直しがきかないからたちが悪い。

ところがここからが、
この作品(原作も映画も)の凄いところなんです。

同じ日を繰り返しているようでいて、
実は少しだけ違うものがある。

その秘密は敵の性質にありました。

その秘密はここでは明かせませんが、
わたしたちの現実と似通ってもいました。

同じことの繰り返し…「またダメだった…」
と思っていることが、
じつは繰り返しているだけではなく
状況は逐一変わっている…

これは逆の言い方もできますよね。

毎回違う状況のはずなのに
方法を変えても「やっぱり」上手くいかない…

だったら上手くいくまで失敗から学びながら
アプローチを変え続けられる。

わたしたちの人生には失敗する権利があります。

何度でも何度でも試せる。

何度やっても何度やってもダメなんだ!
と思ったら…

いつもと違うアプローチは、
じつは無意識にスルーしている
いつもの「習慣」の外にあるかもしれない。

そのことを念頭において、
「本当に全部やりきったか?」
と自分に質問してみましょう。

まだまだ試していないことが
山ほどあることに気づけるはずです。


                全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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