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2015年11月28日

ドラマ「信長協奏曲ノブナガコンツェルト #8」その2 幸せなお金持ちになるセンス



1999年、ノストラダムスの大予言で語られる
終末の年、わたしは大学を卒業して
社会人となりました。

そして翌2000年。20世紀末。
1年間の東京での生活を辞め
福岡へ戻り、あらたな道の模索が始まります。

一般的に言う、都落ち。

しかし、もちろんわたし自信は
諦めたという感覚はありません。
しきり直しという心持です。

そこから様々な勉強が始まりました。

最初に出会ったのが神田昌典さんという
実践マーケッターの本。
今ではマーケティングの世界では
神様的なカリスマです。

そして、その次に出会ったのが
「幸せな小金持ちへの8つのステップ」など
幸せな小金持ちシリーズを出されていた本田健さんです。

本田健さんは、「お金」と「幸せ」の関係についての専門家。

お2人の著作を何冊も読みふけり勉強しました。
本田健さんはその少し後に
「ユダヤ人大富豪の教え」という大ベストセラーを発表しましたので、
ご存じの方も多いのではないでしょうか?

お金が無いと幸せになれないわけではない。
でも、当時、一日の食費を100円でまかなっていたわたしには
そんなのはお金を持っている人の理屈であって、
やっぱり最低限、
当たり前の生活ができるお金はないと「幸せ」だの何だの
言っていられるもんかよ!

という気持ちでした。
そんな中で、読む彼らの著作は、
心と、お金を求める気持ちのバランスをとるのに
とても助けになっていたんだと思います。



エグスプロージョンのおかげで、
10歳の息子が歴史に興味を持ち始めました。
学校から小野妹子が出てくる
マンガ版の日本の歴史を借りてきました。
わたしは昨年「軍師官兵衛」とこのドラマのお陰で
生まれて始めて歴史に興味を持ちました。

ドラマ「信長協奏曲ノブナガコンツェルト」

第8話を観ました。

サブロー(小栗旬)は、浅井、朝倉の軍と
激しい戦いを繰り広げました。

そして、姉川の戦いで横山城を落とし、
ひとまず浅井たちを退けます。

その勝利で松永弾生久秀(古田新太)も
織田勢に加わるとサブローと約束するのでした。
そして松永はサブローに、一国の主として、
政治をするという視点を解き、
領民の声を聞くことから始めることを促しました。

ちょうどその時、領民が年貢を下げろと
城門に押し寄せて抗議しているという知らせが入ります。

森可成(森下能幸)が領民を押しとどめているところに、
やってきたサブロー。

自分が話を聞くからとその場を治めめます。

その後、サブローは、そのまま帰蝶(柴咲コウ)を連れて城下町へ。

町には座と言う制度があり、
自由にものの売り買いが出来ないことを知ります。

座とは、商いを独占するための商人組合のことで、
新たに加わるためには多額の金が必要でした。

サブローは木下藤吉郎(山田孝之)と
商人頭に直談判に出向きます。

藤吉郎とサブローの機転のきいた連携で
自由な売買を認めさせることに成功しました。

世に言う『楽市楽座』、関所の撤廃をもって、
織田領内の経済は活性化し始めます。

藤吉郎は、この功で名を羽柴秀吉に改めました。

さらにサブローは織田領までの街道沿いにある宇佐山城下に、
もうひとつ楽市楽座の町を作ることにしました。
京の都との人の行き来を活発にするためです。

ちょうどその頃、長男との仲に確執が生まれ始めていた森が
責任者に名乗り出て、サブローはそれを承認しました。

織田家の繁栄を黙って見過ごせないのが
浅井長政(高橋一生)たち敵対勢力でした。

摂津、三好と交戦中の松永不利を匂わせ、
サブロー率いる織田の主力を援軍に向かわせます。

織田の目を松永に向けさせている間に、
浅井たちは町づくりを進める宇佐山城を攻めに行くのでした…。



サブローと藤吉郎が商人頭と交渉するシーンは
お見事でした。
初めは純粋な思いだけで、正しいことを言うサブロー。

しかし、儲けの独占しか頭にない商人頭には
「正しさ」は届きません。

商人頭の欲深さを完全に見抜いている藤吉郎が
その儲けたい欲望に上手く火をつけました。

儲けの方に気持ちを引き付けたのです。

そこで初めて気持ちが揺らぐ商人頭。

サブローもその空気を読んで、
「そうそう!」と、町が活発になれば
どんどん外から人が入ってきて、
この店のまんじゅうも評判になるよ〜とプッシュします。

さらに儲かるならと、商人頭が座の廃止に
首を縦に振ったのでした。


ビジネスの世界でよく言うのが
「WIN-WINの関係」です。

片方が得をするために、片方が損をする。
つまりそんな関係では良いビジネスは出来ない。
双方にメリットがあって初めて良い関係が築ける…
ということですよね。

それは、よく言われることなので、
ビジネスマンなら誰でもわかっていることです。

でも、問題はここからなんですよね。

普通の純粋な感覚で客観的に観ていれば、
サブローの純粋な思いの方が崇高です。

商人頭はただ欲深いだけ。
下手をすると醜くすら見える。好きになれない。

しかし、自分が社長だと思って視点を変えると、
自分なりに苦労して構築してきた儲けの仕組みを
壊せと言われているわけですから、
ビジネスとしては簡単に「うん」とは言えない。

「その代わりに、別の儲け口の保証はあるんですかい?」
となっても当然です。

ビジネス書で読む「WIN-WINの関係には」
丁寧なものでは双方の立場での得を考えることは
書かれていますが、
双方の欲や、精神的なステージの違いについては
言及されていません。

しかし、交渉の現場で事を上手に進めている人たちは、
そのあたりは実に巧妙、狡猾にやってのけます。

人によっては、相手を見下すような気持で
「どうせこっちの欲が張ってるんだろう」
とエサをちらつかせるような感覚で…

まさに今回の藤吉郎がそうでした。

でも、そのエサに飛びついたカモを、
サブローはカモだとは思っていないでしょう。
自分が治める大事な町の住人の一人です。

このクールさと、心の温かさ。
その両方をバランスよく持って、
ともすれば欲深で醜く見えるような人も
大らかに包み込んでいく。

そんな人間的なスケール感を持っている人が
幸せなお金持ちになるセンスを持っている人なんだろうな。



                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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