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2015年11月13日

「ホビット 竜に奪われた王国」わたしもあなたも世界の一員 &『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの順番



※シリーズの順番に関するまとめは下にあります※


J.R.R. トールキン

という名前を聞いてピンときますか?

え?「ハリー・ポッター」の原作者?
惜しい!確かに似てますね。

「ハリー・ポッター」の原作者はJ.K.ローリング。
ご健在ですよね。
「ハリー・ポッター」シリーズ終了後の
新たな新作も大ヒットして映像化もされているようです。

J.R.R. トールキンは、わたしが生まれる前に
すでに他界されています。

10数年前に大ヒットしたシリーズ
「ロード・オブ・ザ・リング」の原作「指輪物語」の作者ですね。

ウィキペディアで見ると文献学者・作家・詩人となっています。
以前、何かで聞いたか読んだか、うろ覚えですが、
言語学にも詳しく、「指輪物語」の中に出てくる
エルフたちの言語も
オリジナルで構築された言語らしいです。

先にエルフ語ができて、その言語にふさわしい
物語世界が構築された…とか。

わたしも「指輪物語」のハードカバー版と
「ホビットの冒険」のソフトカバー版は持っています。

残念ながら、今のところ読破には至らず…。
でも、時間をかけて少しずつ読んでいこうと思える
贅沢な読書の楽しみです。

J・K ローリングの「ハリーポッター」の映画版が、
原作ファンにも大きく受け入れられたのと同じように、
ピーター・ジャクソン監督作品、
ニュージーランド・アメリカ合作の超大作
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズも
大成功しました。

その世界観が、原作のファンをもうならせている。
途中までしか読んでいないわたしでも
映像化された世界観は見事だと思います。

映像化された世界観が世界中の
J.R.R.トールキンの作品の読者に受け入れられている。
これって凄いことです。
原作ものの映像化作品を見ると、
そのほとんどが、活字媒体の映像化のむずかしさを
物語っています。

それは、活字を読んだ読者ひとりひとりの
イマジネーションの世界があり、
その期待に応えきれていないことが多いからでしょう。

「ロード・オブ・ザ・リング」が広く世界中で受け入れられるのは
もとの原作の段階での世界構築が卓越しているから…
なんだろうと思います。

ではなぜ、そのような世界構築ができるのか?

それはきっと、このJ.R.R.トールキンという人が
世界の成り立ちをよく理解していて、
それを表現する力に長けているから、なのでしょう。

わたしたちが生きているこの世界を
大きな視点で理解しているから…。



数年前にピーター・ジャクソン監督が
「ホビットの冒険」を映像化するというニュースが出始めたとき
確か、二部作で作られるという報道でした。
ところが、あまり日が経たないうちに「やっぱり三部作で」
という話になりました。
原作を知り、「ロード・オブ・ザ・リング」のファンであわたしは
そこに一抹の不安を抱いたのですが…。
シリーズ、3部作中2作目

「ホビット 竜に奪われた王国」

を観ました。

ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、
魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や
屈強なドワーフの一行と共に、
ドワーフの王国を奪還すべく旅をしていました。

ドワーフの王国を奪ったのは邪悪な竜スマウグ。

一方、中つ国では別の問題も起き始めていました。
闇の支配者の復活の気配…。

竜に奪われたドワーフ王国がある山を目指す道中、
巨大なクモの大群や森のエルフ族、
邪悪で凶暴なオークたちの一行が次々と
立ちはだかります。



第一作で、ビルボたち一行が立ち寄った
裂け谷にあるエルフたちの里。

それとは趣の違う森のエルフたちが出てきます。
遠い昔、ドワーフたちといさかいがあったエルフたち。

そこの王子レゴラスと、レゴラスが思いを寄せる
女性戦士のタウリエル。

ドワーフたちを追うことになった二人は
中つ国に闇が広がりつつあることを感じますが、
レゴラスの父であるエルフの王からは帰還命令が下ります。

しかしタウリエルは従いません。
彼女はレゴラスに言います。
「我らも世界の一員であるはず」と…

エルフの森で門を閉めて隠れて
われ関せずとダンマリ決め込んでる場合じゃないっしょ!

ってことですね。

この物語世界の中では「中つ国」というのが
この世界全体を表しているようです。
原作や関連のその他の物語を見れば
もしかしたら中つ国とは違う世界も
存在するのかもしれません。

それはわたしも詳しくありませんが、
映画を見ている限り、わたしたちが
「この世界」というような感覚で
「中つ国」という言葉が使われているようです。

ですから、わたしたちで言えば、
「わたしたちもこの世界の一員でしょ!?
この世界が危機に瀕しているなら
この世界の一員としてやるべきことがあるはずです」
という意思が表されていますよね。

お話自体が、世界の成り立ちや
わたしたちの精神世界の成り立ちにそった
寓話として作られていて、
その物語世界自体をトールキンが構築しています。
その思想がわたしたちの世界の成り立ちを
非常によくとらえているから、
このように世界共通で受け入れられる世界に
たった一言で、わたしたちの現実世界に
置き換えられるような表現ができる。

…ちょっと、何を言いたいのか伝わりづらいですかね?
世界をとらえそこなっている人が
いくら独自の世界を構築して物語を紡いでも
たった一言を世界のいろいろな文化の人たちに
わかりやすく届けるなんてことはできないと思います。

作家自身が世界の一員であることを
広く深く理解しているからこそ、
わたしたち一般の人間に、
自分たちも世界の一員だと自覚させることができる。

神話や物語の凄さというか芸術性、
宇宙性みたいなものを感じる
この世界と物語世界の接点のようなセリフでした。

「中つ国」の物語や映像世界にまだ一度も
触れたことがないのなら、
ぜひ、その壮大さを味わってみてください。

見事な映像化です。



※以下、制作年は前後しますが、
物語を時系列でまとめますね。()内は映画公開年です。※




【「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」シリーズ順番まとめ】

・『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)
・『ホビット 竜に奪われた王国』(2013年)
・『ホビット 決戦のゆくえ』(2014年)

・『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』(2001年)
・『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(2002年)
・『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2003年)





『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは膨大な量の物語を
詰め込んで詰め込んでギュウギュウ詰めなので
テンポも良く情報量も多いです。

それに比べ、原作の文字数で言えば
(正確に数えたことはありませんが)
1/6にも満たないはずの『ホビット』。

どちらも2時間半〜3時間くらいの作品の
三部作です。

つまり、描き方が違います。
『ホビット』は一つの戦いやエピソードが
じっくり描かれていると言っていいでしょう。

なので『ロード・オブ・ザ・リング』を先に見ていた人は
『ホビット』で期待外れ感を味わった人もいるかもしれません。

でも、この映画き方の違いを分かっていれば
どちらもすぐれた作品であることが分かるはずです。


              全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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