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2015年10月26日

ドラマ「無痛〜診える眼〜 #3」本当の強さ、本当の正義感



頭がよくて、まじめな人ほどうつ病になりやすい…

これは心理学を学んでいる人の間では
よく言われていることです。

頭が良くて真面目だと、なぜうつ病になりやすいのでしょうか?

それは、深刻に考え過ぎる部分があるからだと
わたしは思っています。

いろいろなことを大きな心で許せること。
人間的な大らかさ。
それは、一見するとふまじめさや、
不誠実さ、スボラ、いいかげん、怠惰…

そんな風に受け止められかねないほどの在り方に
見える場合もあるかもしれません。

でも、ある程度の大らかさを持てないこと…
つまり、うつ病になりやすいほど
頭がよくてマジメな人は、うつ病になりやすいだけではなく
いろいろな危険性を抱えていると思います。



久しぶりに、日本のドラマを観ていて怖くてドキドキしてしまいました。
普段、わたしがドラマや映画を見ているときに
妻や息子が帰ってきたら、停止します。
集中してみたいし、画面に気を取られて彼らの話を
上の空で聞きたくないというのもあるから。
でも、今回は、2人が帰ってきてもやめられず、
最後まで観て、興奮して2人に「こ、怖いよ〜!面白いよ〜!」
とうったえていました。

ドラマ「無痛〜診える眼〜」

第3話を観ました。

為頼英介(西島秀俊)は義姉の井上和枝(浅田美代子)と
亡き妻、倫子(相築あきこ)の墓参りをしていました。

その頃、早瀬順一郎(伊藤淳史)のもとを訪れたのは
県警本部の元同僚、市原将太(森本のぶ)。

市原は3年前に早瀬が逮捕した篠崎大和(松下洸平)の
退院を報知らせます。

篠崎は殺人容疑で逮捕しましたが、
妄想型統合失調症と診断され無罪となり、
精神病院に入院していたのです。

早瀬は篠崎を激しく警戒します。

そんな矢先、早瀬は深夜に発生した殺人未遂事件の一報を受けます。

20代の女性が男に顔を殴られ、首を絞められたのです。

犯行の特徴から篠崎を疑う早瀬。

早瀬は為頼の診療所へ駆け込み事情を説明し、
篠崎を診て欲しいと頼みました。

早瀬に付き合い篠崎を診た為頼は、犯因症を確認します。
そして早瀬は即座に尾行を開始するのですが…。



第1幕のクライマックス…と言ったところでしょうか?
観ていてかなり怖かったです。

為頼は、早瀬に「君には犯因症が出ている」と告知します。
正義感の強い早瀬はかなり動揺しますが、
凶悪犯を追い詰めると自分を抑えられなくなり…

わたしは、自分の暴力性を客観的に観て
認識するようにはしています。

反骨心や正義感は
理不尽な行いに対する怒りの感情が湧きだす
元になりやすいですが、
憎しみにも似た怒りの感情にまで発展すると、
それはもう、反骨心、正義感という
真っ直ぐなだけの言葉からはかけ離れてしまします。

わたしは、お陰さまで自分や身近な人が
理不尽に誰かに傷つけられるなどという
経験はありません。

だから、もしそうなったときに、
自分の感情がどこまでの怒りや憎しみを抱くのか?
正直わかりません。

早瀬は為頼に告知を受けることで、
かなり取り乱しましたが、
その事実を受け止めることができました。

ギリギリのところで踏みとどまることもできました。

そこまで行ってなお、自分は超えてはならない
一線を超えることができてしまう人間だと
犯因症について真っ直ぐに受け止めました。

「俺は人を殺せる」ということに、怯えてはいますが
その怯えまで真っ直ぐに受け止めているということです。

自分の心と向き合うときに難しいのはこういうときです。
早瀬がもう少し弱い人間だったら…

「俺は人を殺せる」…「へっへっへ!俺は殺人鬼だ!」
と自暴自棄になったり、
「俺は強い!」とヘンに正当化したり、
「デスノート」の主人公よろしく
「俺が世の中を掃除してやる」など…

自分の弱さと向き合うことを回避するための
歪んだ開き直りをしてしまう人がいます。

自分に自身が無い人が強がって見せる
というのと原理的には同じですよね。

それが心の中で屈折に屈折を繰り返すから
とてもわかりづらくなる。

自分でもわからないくらいにわかりづらくなる。

自分の怒りを正義感と呼ぶのもその一つです。
正義感が強い…と自分で思える場合は
そこに憎悪が混ざり込んでいないか?

憎悪が混ざり込んでいるなら、
自分の心の痛みを怒りや正義感らしき感情で
おおいかぶそうとしていないか?
そういうことは、自分で善悪を決める前に
冷静にその気持ちと向き合う必要があるでしょう。

そんなことをマジメに書いているわたしも
じつはマジメで頭がいい危険な部分があるのでしょうか?
あ、、、頭がいいは言い過ぎか…

どうやら、そこまでは到達出来ていなさそうです。(笑)

大らかさも、逃げの大らかさで
観なければならないものを観ない人がいます。
でもそれは怒りで感情をごまかすのと同じ。

大らかさがあるから、ちゃんと見つめ、
受け止められる。
ちゃんと見つめ、受け止めた上で
大らかに許す。

そういう態度でいられる強さが本当の強さなのでしょう。


                  全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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