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2015年10月17日

「ワイルド・スピードMEGA MAX」自分の世界から人のためへの転換地点



頭では分かっているけど、
まだ完全にそこには行きつけていないなと感じる
心の境地があります。

周囲を見渡すと、その境地に達している人の
なんと多いことか。
本当に尊敬します。
あなたのその一人かもしれません。

わたしはそういう人たちの人となりから、
いつも学ぼうとしています。
わたし自身がそうなるために、
その空気感をつかみたいのです。

難なくできている普通の大人の人たちには
『そんなの当たり前でしょ』
って怒られちゃうかもしれない。

あるいは、子ども扱いされちゃうかもしれない。

でも自分の“たたずまい”や“在り方”としてそうありたい。
今がまだそう在りきれていない以上は目指すしかない。

それが、自分以外の人、他者のために
自分を使っているか?…

他者貢献ができているか?

ということです。



なぜ、この作品に触れることをしり込みしてたの?
こんなに面白いのに!!
という感覚は、その作品の良さを知った時の嬉しい悲鳴ですよね。
そんな体験を久しぶりに、しかもシリーズがすでに7作品
出ているので全7回、少なくとも未見のものだけでも
全5回味わえた10月。その中の1本、

「ワイルド・スピードMEGA MAX」

を観ました。

前科者となったドミニク(ヴィン・ディーゼル)と、
ドミニクの脱獄を手伝った“元”FBI捜査官、
ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)。

追われる身となった2人は、
捜査網をかいくぐり南米リオの地へ。

そして彼らは、逃亡生活から抜け出し自由を得るために、
裏社会の黒幕から1億ドルを奪うという無謀な賭けに出ます。

厳重なセキュリティを破り大金を盗み出すため、
彼らは世界中から凄腕レーサーである
チームを招集します。

彼らの計画は常識を覆す大金強奪ミッションでした。

しかしそんなドリーム・チームの前に、
ドミニクとブライアンを追う連邦捜査官、
ルーク・ホブズ(ドウェイン・ジョンソン)が立ちはだかります。

果たしてドミニクとブライアンは、追跡の手から逃げ切り、
難易度MEGA MAXの強奪作戦を成功させ、
自由を手にすることが出来るのか…。



ブライアンもドミニクも、今の生活じゃダメだと
思っています。
窃盗団、強奪犯、脱獄犯…
法に背く重犯罪です。

今ではブライアンの愛しい恋人であり
ドミニクにとってはたった一人血を分けた
愛する妹であるミアですら犯罪者となってしまいました。

警察官の時はわざとドミニクを逃がし、
FBI捜査官の時は終身刑を言い渡された
ドミニクを移送中のバスを襲って助けてしまったブライアン。

正義にも熱いけど、情にも熱い彼の決断。
つまり、2度目は“あっち側”へ振り切れてしまった。

そんな足を洗いたい2人には、
絶対に足を洗わなければならない理由が突き付けられます。

ミアの妊娠。
無垢な魂が、“新しい家族”として増えるのです。
今のままでいいわけがない。

ここからは、「ルパン三世」がヒーローでいられることと
同じ構図になっていきます。

つまり、盗っ人だけど、敵はもっと極悪なヤツ。
警察でさえ手を焼く極悪人。

観ていてうれしくなりました。
「やっと、こういう流れになってきた!!」

それでもまだ、転換地点。
ボーダーライン上であって、ラインを越えきってはいません。

でも次回作、第5作目「ERO MISSION(ユーロ・ミッション)」
ではガッチリそのボーダーを超えて楽しませてくれます。

だからこの作品がちょうど転換地点なのです。

それは…

自分たちのための行動か、
自分以外の他者のための行動か…

その転換地点ということです。

第1作でのブライアンは警察官。
車は趣味。潜入捜査は自分の仕事としての行動。
ドミニクも車は趣味。生活のための窃盗。

第4作でもブライアンはFBI捜査官。
車は趣味。潜入捜査は自分の仕事して。
ドミニクも車は趣味。今度は復讐のために潜入。

警察やFBIは命を懸けた社会貢献とも
言えなくはないですが、
独り身のブライアンにとっては2度も
その仕事を捨てられるものだったわけです。

ドミニクは恋人レティの命を奪った悪党への復讐。
これも一見人のためととれなくもありませんが
復讐はやはり復讐です。
身もふたもない言い方をすれば自分の憂さ晴らし。

だから基本的には自分たちのための行動。
結果的に悪を倒せたから
エンターテインメントとして見れていただけ。

わたしがシリーズ第1作目で
いまいちスカッとせず、
以降、続編に手を出さなかったのは、
この主演2人以外の敵の存在が弱く
スカッと感が少なかったからです。

それよりストリートレースは窃盗団、
それを友情で逃がした苦い感覚の方が強かった。
低予算ながらも刺激的で、感情的にもドラマがあって
嫌いな作品ではなかったけど
「好き」にはなれなかった理由がそこです。

4作目「MAX」はそこに極悪人を捕まえるという
スカッと感が加わったからよかった。
「ああ、ここからこのシリーズが盛り上がる」
というのが実感できました。

でも、ブライアンが最後に犯罪者の方に行っちゃって
どうなっちゃうんだろうとも思いました。

そこで今後の方向性が見え始めたのが
この「MEGA MAX」です。

まだ、自分たちが自由を手にして
罪から足を洗うという自分のためでもあるけど
子供ができるということで、子供のため…
それでもまだ「自分たち」のため
とも取れなくもないのですが、少しだけ

『今までとは違う誰かのため』

に、なんとしてもやり遂げなければ!という
ベクトルにエンジンがかかる。

次回6作目「EURO MISSION」では、
ホブスが政府の仕事として正式にドミニクとブライアンたち
ドリームチームに仕事を依頼するという形で始まります。
そこに動機としての説得力を出すための
仕掛けは脚本上しっかりと用意されていますが、
6作目から爆発的に盛り上がるのはそういう訳です。

明らかに公共のために自分たちの得意な
ドライブテクニックを生かすという形に移行するわけです。

だから、この「MEGA MAX」が
自分のためから、自分以外の人のためへの転換地点
なんですね。

わたしも今、そこに立っているんじゃないかな…
と思っています。

やっとそこにつま先が入ったくらいなのかな…。

「EURO MISSION」以降の彼らの活躍のように
翼をはやして大活躍する日が来ることを夢見て
他者貢献の境地をつかもうとしています。

でも自己犠牲とは違います。

大流行したアドラー心理学でいうところの
自己受容、他者信頼、他者貢献の三つ。

これはすべてそろわなければ成り立たない。
このバランスを考えながらの日々成長です。

「EURO MISSION」以降は
このバランスがエンターテインメントとして
描かれているから多くの人に受け入れられるような
作品になっているのでしょうね。


                  全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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