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2015年09月01日

「イン・ザ・ヒーロー」今、この一瞬に懸ける理由



正直、わたしは仕事に命なんて懸けたくありません。

命がかかるようなら、サッと辞めて、
健康で家族といられる時間を大事にしたい。

そうできるような人間でありたいと思っています。

でも、「そう在りたい」という思いと
実際にそう在れるか?
ということは別かもしれないな…

と、この件に関しては思うようになってきました。


15年ほど前、叔父が亡くなりました。
大手カーディーラーの営業所の仕事で
一生懸命に仕事に打ち込んだ叔父。
叔母とまだ小さかった従兄弟たちを残して
仕事から帰ってきたときに
フッと力が抜けたように亡くなったそうです。

今、わたしが40歳。
仕事という面から人生を見れば、
ここからの10年が一番働き盛り
ということになるのでしょうが、
自分の気持ちと体力が向かっている先というか
大きな川のような、人生の流れというか、
そういうものを感じると、
やはり、仕事に命を懸ける瞬間からは
逃れられないような気がしています。

その時に、自分が本当にやりたかった仕事、
いわゆる夢を叶えた仕事をしているのか
生活のためだけど、誇りを持ってやっている
という仕事をしているのかはわかりません。

でも、家族のためでも、自分のためでもあればこそ、
命の使い方として、そうしちゃうような時が来る。

・・・そう考えればこそ、やっぱりその時に
本当に死んでしまいたくないので、
健康には目を向けるようになりますよね。



数本まとめてレンタルしてきたうちの一本だけ
邦画を借りてきました。
本当は「突撃せよ!あさま山荘事件」という
邦画を見たくて探したのですが、見当たらず、
棚を巡っていたらいつの間にか準新作になっていた
この作品を手に取りました。

「イン・ザ・ヒーロー」

を観ました。

下落合ヒーローアクションクラブ(HAC)の社長、
本城渉(唐沢寿明)。

特撮ヒーローの変身後の衣装に身を包み
激しい格闘やスタントをこなすスーツアクター。
その道25年、しかし首に故障を抱えたベテランです。

数年ぶりにヒーロー番組の劇場版で
スーツだけではなく役者として出演することになります。
ところが、スタッフ・キャストの顔合わせに行くと、
その役は売出し中のアイドル・一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)
が演じることになっていました。

リョウのマネージャーから
リョウにアクションを教えてやってほしいと頼まれる本城。

周囲のスタッフの仕事に敬意を払わないリョウに
先輩としていろいろ教えることになり、
次第に2人は絆を育むようになります。

そんな中、日本で撮影中のハリウッド大作で、
落下して炎にまみれながらノーカットで殺陣を繰り出すという
クライマックスのアクションシーンを担当する予定だった俳優が、
恐れをなして降板。

慌てたスタッフは…



まさに唐沢寿明さんのための映画!
と言いたくなるほどの役どころ。

ベストセラーになった唐沢さんのエッセイ
「ふたり」に詳しく書かれていました。

もともとブルース・リーに憧れて
役者の世界に入った人です。

この映画が劇場公開されるときはいろいろな番組で、
過去に実際にスーツアクターをしていたころの
唐沢さんのVTRが紹介されたりしていました。

ライダーマンの映像とか…


わたしも子供のころはヒーローモノが好きで
初めはジャッキー・チェンもその延長で見ていました。

12歳の時に、映画撮影用の
カメラのファインダーを覗く
ジャッキー・チェンの写真を見て、
映画創りに夢中になれることがうらやましくて
わたしの場合はお話創り、映画創りの方に興味が行きました。

唐沢さんは、ブルース・リーを見て
演じることの方に興味が行き、
見事に役者として大成された方ですね。

この映画の主人公、本城は
実際の唐沢さんのように役者としては大成してないまでも、
自らアクションチームを立ち上げて
チームを率いているリーダーです。

その彼に大きなスタントの依頼が舞い込みます。

小さいころに見た「蒲田行進曲」を思い出しますが、
「イン・ザ・ヒーロー」は今の日本のスタントマンや
スーツアクターへのリスペクトが
作品の大きな幹になっていると思います。

体に故障を抱えているのに
アクションの仕事を辞めない本城。

そんな彼にあきれ果てたのか、
すでに離婚した元妻と、娘がいます。
彼女たちにも見守られながら、
命がけのアクションに挑む姿は胸が熱くなります。

映画やドラマの世界では、
そうやって愛する人たちが見守ってくれるけど、
実際に外で働いている人たちは、
どれだけ大変な思いをしても、
どれだけ魂を削って仕事をしていても、
それが大切な人には伝わらない場合もあるでしょう。

それでも、自分が愛すると決めた家族のためなら、
自分の仕事が誰かの幸せの役に立つのなら…
本当はほかにももっとやりたいことはあったけど、
今、目の前のコレに命を使い切ってやろう…

ちょっとずつ無理が利かなくなってくる体を感じながら
仕事をしていると、
ふと、そんな気分で仕事をしている自分に気づいて
ゾクッとする瞬間があります。

スタントマンや、レスキューのような危険性ではなくても
無理すると逝ってしまうなという瞬間はあります。

願わくば、そのときに力不足で
悔しい思いのまま死ぬよりも、
「やったぞ!」と思って死にたい。
今の生はその瞬間のための準備でもあるのかな。

武士道とは死ぬことと見つけたり…
って、どうなんだろう。そういうことなのかなあ。


               全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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