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2015年08月19日

小説「キャプテンハーロック 竹内 清人 著(角川文庫)」自分が語りかけてくる現象



自分にとって本当に響く言葉を
鏡に向かって言うことを想像してみてください。

今、それをやれる環境にある人は
実際にやってみてください。

やりなれない人は、きっと
かなりの抵抗があると思います。

言った内容にもよりますが
妙に気恥ずかしくなったり、
不愉快になったり、
自信を無くしたり、
目をそらしたくなったり…

場合によっては「言えない」と
思ってしまうこともあるのではないでしょうか?

これって凄いことだと思いませんか?

それだけ自分の内面への影響力が
強いということですよね。

今、自分でやってみて
何かしら抵抗を感じた方は今まさに
その影響の強さを実感したということです。



「人類資金」面白かったな〜と、
福井晴敏さんの小説の余韻に浸りながら
古本屋で文庫本100円コーナーに立ち寄りました。
自然と『福井晴敏』の札がある棚へ。
大半がすでに持っているものでしたが
1冊だけ目に留まりました。

小説「キャプテンハーロック」

竹内 清人 著, 福井 晴敏 原著, 松本 零士 原著 
(角川文庫)

を読んでいます。

ストーリーはフルCGアニメーションの映画
「キャプテンハーロック」と同じです。

ただし、語り口が主人公ヤマの視点での
一人称になっていて、
映画の劇中は描かれなかったヤマの思考や
ヤマと周囲のキャラクターたちとの会話が
繰り広げられる場面などがあり、
映画を観ていて気づかなかったことや
よく理解できていなかった部分などが
より理解できます。

映画を観ていなかった人が楽しめるのかは
わかりませんが、買ってよかったなと思いながら
読んでいます。

実際に文章を書いているのは
福井晴敏さんではなくて竹内清人さん。

竹内清人さんは映画版で
福井さんと共同執筆という形で脚本に参加しています。

2005年に福井晴敏さんがストーリーを担当した邦画
「戦国自衛隊1549」の脚本も担当した人ですね。



映画でもあったシーンですが、
ヤマがハーロックの命を狙っていることを
ハーロックに告げて銃を向けます。

「自分を縛るものと闘え」

この映画のテーマともなるセリフが
出てくるシーンですね。

それを言われたヤマは、
アルカディア号に戻って窓の外の星々を見ながら
その言葉をつぶやきました。

まったく同じシーンが描かれるのですが
映画では窓の外を見ているヤマがつぶやいただけ。
しかし小説では次のように表現されていました。

「自分を縛るものと戦え…」
窓の中の俺が、俺にそう語りかけてきた。
(引用)

ハッとしました。
確かに映像でも、カメラはヤマの背中越しで
窓の外に宇宙が広がっているのですが、
窓にはヤマが映り込んでいました・・・

勘のいい人は、この映像を見ただけで
自分が自分に語りかけていることの
隠喩的表現だと気付くのでしょうが、
映像を専門で勉強してきたわたしは
気付かなかった。

こういうことがあるから、映像と小説では
全く違う楽しみ方ができるんですよね。

これまでも自己啓発系の本なども
沢山読んできたので、
鏡に似向かって目標を唱えたり
自分を肯定する言葉をかけるといいということは
知っていました。

今でもたまにやりますが、
「鏡の中のオレが、オレに語りかけてきた・・・」
という捉え方はした事がなかった。

自分に言い聞かせているつもりはあったけど
もっと自分を突き放して、
もう1人の自分が今の自分に言っている感じ…

そう感じられると、鏡に向かって言う言葉は
もっともっと力を持つような気がします。

他人の言葉はどこまでいっても他人の言葉。
自分の言葉はどこまでいっても自分の言葉。

それが、他人の言葉のような自分の言葉、
自分の言葉なのに他人の言葉の様、
自分の言葉が“客観性”という力を持つ
そういう感じ。

正直言うと、鏡自分の目を見ながら
真剣にやろうとすると、かなり抵抗があります。
まだ、どこかに破れていない殻があるのでしょう。

そういうことを自分の中に確認していくために
鏡の自分に語りかける、鏡の中の自分の声を聴く…

というのはとても有効な方法ですね。

この感覚を持って、
またやっていきたいと思います。


               全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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