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2015年08月03日

小説「人類資金 第6巻 福井晴敏 著(講談社文庫)」商業界の価値観を変える一石は投じられるか?



感動プロデューサーの
平野秀典さんという方がいらっしゃいます。

わたしはもともと映画が大好きで
製作を専門で学び演出・撮影・編集から
脚本まで勉強してきました。

残念ながら賞を頂くには至っていませんが、
脚本でも映像作品でも、
それなりに大きなコンクールで賞にノミネート…
つまり最終選考までは残った経験はあります。

それくらいは専門的に学び、
実作してきました。
その上で、わたしの場合は
マーケティングと心理学を学び、
それぞれに関連しあうところに興味が行ってしまう。

そんなわたしが平野秀典先生に共鳴してしまうのは
必然としか言いようがありません。

平野先生は、ある企業でマーケティングの仕事をしながら
サラリーマンと演劇の二束のワラジで活動をされていた方。

演劇におけるストーリーテリングや演出、
役者としての表現力などを
マーケティングに活かしお客様との
関係を作っていくことを思いつき
“ドラマチックマーケティング”という考え方を
提唱された方です。

そのプロフィールを知ったわたしが
興味を惹かれないわけがなかったわけです。

その平野先生が、商売…商いをするにあたって
一貫して仰っている“在り方”があります…。



こちらもまた、いち作家としてだけではなく
トータルで作品を売っていくこと
つまりマーケティングに関しても様々な考えている人、
福井晴敏さんの作品

小説「人類資金 福井晴敏 著 (講談社文庫)」

第6巻を読みました。

捕らえられた笹倉暢人。

それを黙って見送るしかなかった石、
人生最後の猶予を与えられた本庄、
帰国と同時に美由紀に拘束された真舟。

絶体絶命の男たち。

しかし本庄は命尽きる前に
最後の切り札を“やつら”に送っていました。
そして、ローゼンバーグの清算人、遠藤に
“清算”される直前、最後の力を振り絞り
遠藤の虚をつき、
遠藤の商売道具を使い物にならなくします。

暢人を救うため、
そして『人類資金』を未来につなげるために、
本庄から送られた切り札を手にした
“やつら”はどのような動きに出るのか…!?



次回はいよいよ最終巻です。
巨大な敵を相手にわずか三人でどう戦うのか?
とても面白かったけど、長い長いお膳立てが
今、やっと終わったよ〜!
と感じさせる第6巻でした。

ドラマチックマーケティングを提唱された
平野先生がどの書籍の中でも
共通して仰られていること…

それは、商いの現場で普段使っている
言葉についてです。

例えば、『ターゲット、戦略、戦術』

なぜ、戦争用語なのか?
お客さんを大切にして、お客さまの立場に立って…
と言う割にはお客さんをターゲット(標的)にして
ローラー作戦で一斉掃射して言ったり、
囲い込んだりするそうです。

商売への姿勢、お客さまへの姿勢がもう
敵や倒すべき相手なわけです。

もちろんそんな意識は、普段持っていないでしょうが
こういう言葉を普段から使っていると
無意識がそういう認識になってしまいますよ
ということですよね。

「人類資金」第6巻では、
戦争をしていた軍のお偉いさん達が
戦争が終わって、商売の世界に
自分たちがやってきたことを持ちこむ様が
ある登場人物の視点から語られます。

“戦果”を“売上げ”と言い換え、
ビジネスに軍略を持ちこんだ旧軍参謀ら…

これはフィクションですが、
実際にそういう面もあるのかもしれないと思うと
ビジネスの世界で、
戦争用語が乱れ飛んでしまうのもうなづけます。

平野秀典先生が凄いのは
そういう言葉が“当たり前に”使われていることに気づき、
『これ、おかしいよね?』と言えたことです。

わたしも平野先生の本を読んで
ハッとさせられました。

常識の枠の外から見つめる目を持っている人から
わかりやすく指摘されて気づけた。


平野先生は、戦争用語を使うより
演劇用語にしちゃいましょうと語りかけます。

ターゲットより共演者、戦略より脚本、戦術より演出。

とてもステキな指摘だと思います。
あるデパートではスタッフが“売り場”ではなく
“お買い場”と言うそうです。
完全にお客さん視点です。

そうなると、スタッフも
お客さんが良い買い物ができるような手伝いをする
という姿勢に無意識で変わっていく。

お客さまの生活や良い買い物そのものを
感動的な体験となるようにサポートする、
共演者であったりスタッフであったり…

つまり、生活をよりよくするための共同作業。

平野先生が投じた一石は
どんどん“感動”の波を広げています。

平野先生の活躍を見ればわかります。

しかし、まだまだビジネスの“常識”では
戦争用語が基本です。

無意識に沢山の石が未だに
戦争用語で投げ込まれているので
たしかにそれらを消すのは簡単ではないのかもしれない。

わたしは平野先生の書籍の一読者にすぎません。
お会いしたこともないし、
セミナーなどで直接お話を聴かせて頂いたこともありません。

でも、この考え方、在り方は
とても納得させられます。

わたしたちは普段の思考から言葉が発せられます。
逆に普段使う言葉から思考が作られもします。

だったら意識して言葉を変えることで
無意識から、自分の在り方を変えていくことは出来るはずです。


わたしも微力ですが、
平野先生が投げ続ける石の小石バージョンくらいなら
端からチョコチョコ投げられるかもと思っています。

そういう人が増えれば、
商いの世界はギスギスした者から
もっと豊かな心でお互いをサポートし合う
ステキな世界に変わっていくはずです。


                全ての物語のために

















posted by ストーリーセラピスト at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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