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2015年07月30日

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」マニアックで行くか、客の意向を汲み取るか?



より多くのお客さんに喜んでもらって
さらに、次の期待に応えていく…

商売、とくにサービス業というのは
お客さまありきの商売なので、
それができなければ続けようがないわけです。

しかし、コストパフォーマンスをうまくやって
より少ない支出で、より多くの利益が出るようにしたり、
コアなファンが求めるテイストよりも
一般のファンが喜ぶようなテイストに仕上げたりすると、
拝金主義だとか、客に媚びているとか…
うれしくない声も聞こえ始めます。

そのあたりは、世の中のサービスや商売を
サラリーマン感覚でみているか
商売人として見れているか?
の違いもあると思います。

わたしはオタク気質なので、
自分のこだわりや期待を裏切られた時の
ファンの失望をよく知っています。

でも、いちビジネスマンとしては、
コアなファンからは賛否両論を受けながらも
新たなファンを増やしながら
どんどん成長していくサービスや企業には
どうしても興味を惹かれてしまいます。



会社で先輩と今年の夏の映画について話しました。
『子供のころ、大作映画がどんどん公開されたときの
あのワクワク感を今、感じてるんだよね〜
俺、あした「ターミネーター」行っちゃうかも…』
そう、今年の夏の映画は、映画ファンにはたまらないラインナップ。

予算の都合上、多分これは見に行けないだろうな〜
と思っているシリーズものがあります。
何か月も前からわかっていた夏のハリウッド大作合戦に、
わざわざ緊急参戦してきた大ヒットシリーズ…
それって、それだけ自信があるってことなの?
そう思ったら、予習のつもりでもないんですけど、気になって…

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」

をブルーレイで観ちゃいました。

あるファイルを手に入れるミッションのため
ロシア・クレムリンへ潜入するイーサン・ハント(トム・クルーズ)
のスパイチーム。

しかし、そこで罠にはまり、クレムリン大爆破事件の
犯人に仕立てられてしまいます。

アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるため、
IMFの解散=ゴースト・プロトコルを発令します。

イーサンと仲間は組織から登録を消されるなか、
手元にいる仲間と道具だけで、
真犯人への接近を図ります。

敵に奪われたのは核ミサイルの発射コード。

イーサンたちの作戦には、
核戦争勃発の阻止がかかっていました。

敵を追って舞台は世界一の高層ビル、
ドバイのブルジュ・ハリファの高層階へ…



わたしは映画製作者としても俳優としても
父親としても、トム・クルーズという男性は
素敵だなと思います。

ジャッキー・チェンやクリント・イーストウッドは
休む間もなく、どんどん映画を作っています。

いち俳優からここまでの徹底した映画人になる人は
実はなかなかいません。

トム・クルーズは監督こそしていませんが、
プロデューサーという立場で、
映画界をけん引しています。
まだまだ若いので、もちろん主演も兼ねます。

トム・クルーズのここ数年を見るだけでも
彼が一流の映画人であることがわかりますよね。

2010年 ナイト&デイ
2011年 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
2012年 ロック・オブ・エイジズ
      アウトロー
2013年 オブリビオン
2014年 オール・ユー・ニード・イズ・キル
2015年 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

毎年、意欲的な作品が出ている…
「ミッション・インポッシブル」シリーズや
「アウトロー」はプロデューサーも兼任しています。

テレビドラマ「スパイ大作戦」のリメイクとして
第1作「ミッション・インポッシブル」が登場したのが1996年。
ブライアン・デ・パルマ監督で
見事な作品世界が作り出され、大ヒットしました。

しかし、この後の流れは必ずしも第1作目の
ファンの期待を叶えているかといえば実はそうでもないのです。

現に、「1作目は良かったけど、2作目以降はなんかね…」

と異を唱える人があなたの周囲にも沢山いるはず。
それでも、このシリーズは大ヒットを続けています。

毎回、監督が代わり、
その監督の持ち味で作品のカラーが全く違ってくる。
そういうシリーズなのです。

でも、トータルではトム・クルーズ自身が
プロデューサーとして手綱を握っている。

きっと、マニアだけに向けた作品よりも
より多くの一般のお客さんが求めている映画を作りたい。
というメジャー志向にのっとって作られているのでしょう。

第1作が、1本の作品として、
非常によくできていました。

あの忍者のような隠れた静かな活動と、
誰が誰だかわからない、ルパン三世のようなどんでん返し。

まさに007シリーズとは違う
新たなスパイ映画の誕生という感じでした。

だから、「2」でジョン・ウー監督が
「1」 のテイストを全部ひっくり返して
ジョン・ウー色に染め上げてしまった時点で、
「1」 のファンが沢山離れたのは間違いありません。

わたしはジョン・ウー作品も大好きだったので、
このおバカな思いっきりの良さにシビれた1人ですが…

以降、「3」では、器用なJ.J.エイブラムスが
メジャー作品軌道にうまく乗せ、
「4」にあたる「ゴースト・プロトコル」はまたもや大ヒットしました。

でも「1」のマニアックなファンは、
普通のハリウッド映画になっちゃったね…
といっている人も多いのです。

わたしは改めて見てみて、やっぱりトム・クルーズは
本物の映画人だなと感じました。

確かにハリウッド大作の大味の
息もつかせぬアクション大作になっていますが、
イーサン・ハントはイーサン・ハントなんですよね。
スリル満点で非常によくできていました。
その証拠に、よりわかり易くなっている。

プロデューサーとしてより多くのファンを獲得する臭覚、
今、観客が何を求めているのか?
をしっかりと考えて映画を作っていく映画人。

その裏では「アウトロー」や「オブリビオン」のような
地味だけど意欲的な実験作もやれば
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のような
アイディアとスケールで迫る野心作もやる。

マニア向け、既存のファンの要望に応えることは
大切なことです。

トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」シリーズの
作り方を見ていると、決してファンを置き去りにしている
という風には思えません。

ハリウッド映画のプロとして、
より多くの期待に応えようとすることは
やはり大切な資質だと思います。

このマーケット感覚は、どんな商売でも
必要なことなのではないでしょうか?

より、お客様が喜ぶのはどっちか?

結局は、その期待を超えた感動を与えないと
サービスを維持したり、新しいサービスを開発し続ける
企業としての体力は続かないわけです。

この夏、8月公開予定の第5作目「ローグ・ネイション」
他の大作がある中でわざわざぶつけてきたのには
それなりの勝算があるのか!?とても気になります。

映画作品として、自分の期待値とお小遣いの範囲で考えると
「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」は
劇場に足を運ぶ基準からは外れます。

でもビジネスという観点で、見たときには
「アベンジャーズ」のシリーズ全体を通した
マーケティング戦略の次に気になる、
とても強気なタイミングなんですよね。


                   全ての物語のために













posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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