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2015年07月27日

ノンフィクション「田宮模型の仕事 田宮 俊作 著(文春文庫)」その3 戦争ごっこに何を学ぶ?



戦争は嫌です。
正義とか大義とか・・・そういうことを盾にして
普通に生きている善良な人を
殺すようなことが、正当化されるのは
やっぱりおかしい。

人間が増えすぎたとか、環境を破壊しているとか、
人間が生きることでの地球への害。

そういうコトが現実に起きているし、
わたしたちが環境破壊に加担しているのも
わかります。

でも、人口を減らし、環境破壊を食い止める
となったときに、
誰を減らす側へ入れるのか?

を、他の誰かが決めてしまえることが
もう、おかしいわけです。

宗教の違いで争うのも
そもそも宗教の趣旨から言えば
おかしな話です。

子どもや若者にはその矛盾は
本能的にわかるでしょう。
だから、大人が信用されなくなる。

でも「矛盾」が悪なのかと言えばそうでもない。

わたしたち人間は矛盾だらけです。
沢山の人に魅力を感じる感性はもっている。
自分の愛する人にもそういう感受性は
どんどん磨いて欲しいし、
それによって成長することも知っている。

でも、浮気や不倫は絶対にして欲しくない。

相手にはして欲しくないけど
自分はバレなければしちゃう。

そんなズルさにも子どもたちは敏感ですよね。

でも、頭で矛盾を感変えずに
物事の善し悪しを感覚で理解できるのも
子どもたちの力です。


読書は自分と向き合うためにはとてもいい作業です。
映画やドラマもとても良いものですが、
「面白かった〜」だけで終わってしまいやすい。
でも、読書だと読みながら自分との対話がリアルタイムで
起きやすくなります。
それが実在の人の物語だと、余計に感じるところがある。

ノンフィクション
「田宮模型の仕事」


田宮 俊作 著(文春文庫)
を読んでいます。

工夫につぐ工夫。
工夫することが、なぜこんなに楽しいのか。

プラモデル、ラジコンやミニ四駆レース大会など
日本でもっとも信頼されている
模型メーカーのひとつタミヤの社長が
模型との出会いからミニ四駆開発、
レース開催まで、
自らの仕事について語った
大人のワクワクがいっぱいの傑作ノンフィクション。



わたしも小学生の頃は
プラモデルを作りまくっていました。

一番多かったのはバンダイのプラモデル
『ガンプラ』です。

アニメ「機動戦士ガンダム」の
モビルスーツのプラモデルですね。

組み立てたら…
「バン、プシュ〜ン、ドカ〜ン」
と口で効果音を付けながら、
ストーリーを作って戦わせて遊んでいました。

それが非常に楽しかった。

スケールモデル…実在する飛行機や車などの模型
も、よく作りました。

零戦もジェット戦闘機も戦車も…

ガンダムや「宇宙戦艦ヤマト」の戦艦などを作っていると
実在する戦闘用のマシーンから
デザインが発展しているのが良く分かります。

そこに美しさやロマンを感じしてしまう。

また、子どもの頃は『鉄砲ごっこ』もよくやりました。
おもちゃの拳銃をもって、「バン!バン!」
と言いながら撃ち合いごっこをする。

でも、だからといって、
戦争をしたいとか、人を殺したいなんて思ったことは
一度もありませんでした。

なぜなら、そういうことは怖いことだと
本能的にわかるから。

その本能にしっかりと知識としても植え付けられている。
戦争は悪いことだと、ちゃんと学んでいるんですね。

では、それは何で学んだのか?

それは、「機動戦士ガンダム」や「宇宙戦艦ヤマト」
のアニメを見ていればわかるようになっていたし、
戦艦やロボットなどの成り立ちを
両親や祖父母やらから聞かされる中で
ロマンとともに怖ろしい経験なども一緒に
話を聞いている。

まさにプラモデルを作ったり
おもちゃで戦いごっこをしたり
そういうことをしている過程で
実際に人が死ぬような事態が
悪いことであること、怖いことであること、
そういうことはしっかりと学べているわけです。


わたしは今でも、モデルガンショップで
銃やライフルのモデルガンが並んでいるのを見ると
ワクワクします。

でも、これが全部本物だったらと思うと
背筋がゾワっとします。

この感覚なんだと思っています。
ロマンと本当の人殺しの違いがわかる感覚。

田宮模型で模型を企画するときは
徹底的に取材をされています。

組立の説明書には、戦車や戦艦の成り立ちなど
豆知識が記載されているそうです。

模型好きの人たちがワクワクしながら
兵器を取材する。

でもそのワクワクは大好きな模型を
もっともっと良いものにするぞ〜!というワクワクです。

そういう取材をしながら、世界の戦争博物館などに
足を運び、戦争の無益さや悲劇も同時に感じる。

戦車の形やデザインなどは、
未だに明確には理由が分からない部分もありながらも
調べていくと、その成り立ちが
動物が野生で生きていくために形や色を
手にして行った過程と似ているそうです。

なぜキリンは首が長いのか?
なぜ、あの動物にはあんな角があるのか?
なぜあんな色をしているのか?

など…

大人になって、分別がついてくると
子どもが殺し合いごっこをしている風景を見て
嫌悪感を抱く人がいます。

こどもに殺し合いの練習をさせるなんて
信じられない!!

といった感じです。

でも、それで子どもの興味を無理矢理閉じ込めさせると
結局、戦争や人殺しが悪いこと、悲しいことだという
大切なことを心や感受性で学ぶチャンスを、
奪ってしまいます。

子どもの本能、興味、
そういうモノに、もっともっと大人が寛大で
敏感になって、上手に導けるように、
わたしたち大人自身が、
もっともっと感じて、感じている自分を学んで、
生きていきたいものです。

模型店、おもちゃ屋さんで
プラモデルを見つけたら、立ち止まってみてください。



                    全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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