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2015年07月26日

ノンフィクション「外科医 須磨久善 海堂 尊 著 (講談社文庫)」その3 自分の感動力を信じればいい



わたしはニセモノが好きです(笑)

もちろんホンモノも好きなのですが、
ニセモノに惹かれることがある。

正確に言えばニセモノというのは
語弊があります。

例えば、学生の頃惹かれていたのが
ホンダNS-1というバイク。

スポーツタイプのデザインの
50ccのバイクです。

スポーツタイプのバイクのレプリカ
とでもいうのでしょうか?
カッコウだけはスポーツタイプでも
エンジンは原付といっしょ、
音も原付バイクです。

だから、中型や大型の
ホンモノのバイク乗りからは
バカにされるような部分もある。

それでも、50ccなのに頑張っている
その姿勢にどうしても惹かれるんですね。

模型に惹かれるのも似たような感覚があります。

ホンモノを模す。
そこにロマンを感じる。

例え模しているだけのものでも、
それは二流だということにはならないと思うんです。

求める心、ロマンがホンモノであれば。



チームバチスタシリーズで
読みやすい医療エンターテインメントを書いている
海堂 尊さんの作品。

ノンフィクション
「外科医 須磨久善」


海堂 尊 著 (講談社文庫)

バチスタ手術を日本に初めて持ち込んだ外科医として
有名な須磨久善さんへのインタビューをもとに、
自身も現役の医師である
海堂 尊さんが記したノンフィクション。

時系列は前後しながらも
須磨久善さんという外科医の思いや
プロとしての姿勢が
とても分かりやすく伝わってきます。

この中で、須磨あさんは
「超一流はその根幹にクリエイティブ・マインドを抱えている」
と仰います。

海堂 尊さんが
「そういう人はどうすれば育つのか?」
と問いかけたのに対して、次のようなご返答をされていました。


<以下引用-改行はブログ筆者>
「自分の心が引きこまれたら、自分にとっての本物です。
普通の人は、そういう瞬間を見過ごしてしまう。
本物と出会った瞬間、誰でも、ああ、これかもしれないと思うはず。
自分の感覚を大切にしようという気持ちさえあれば、
本物が蓄積されていくはずです」



わたしにとって救いだったのは
「自分の心が引き込まれたら、自分にとっての本物」
という部分。

要は、自分なりの感じとる感覚そのものを大事に
してくださいということですよね。

自分がいいものを、周囲がいいといわない。

そんなことは多々あります。

それでも、自分が何をどんなふうに感じるか?
というところからしか
自分なりの視点というのは生まれません。

それならば、まずは自分の感覚を大切にし、
自分の感動を突き詰めて、
「自分にとっての本物」にたどり着いていく。


ということは、本物のスポーツバイクよりも
50ccなのに頑張っている
ホンダNS-1に惹かれたわたしは
何も間違っていなかった!(笑)

わたしが社会に出たばかりのころ、
いろいろな先輩方から
“遊び”も“メシ”も“シゴト”も
本物に触れないとだめだよ。
とアドバイスをよくいただいていました。

彼らの言う遊びとは、
お酒を飲みに行ったり、女性と遊んだり…
といったことでした。

彼らに、これがボクの遊びです!
と、古書店めぐりや、演劇や映画の鑑賞、
などを紹介すると、
「そんなのは遊びじゃねぇ!」と
オンナ遊びやギャンブルを押し付けられそうになりました。

何が自分にとっての本物か?
それは自分で決めると思っていたので、
笑顔でやんわり交わしましたが、
やっぱりあれはあれで間違っていなかったろうと思います。

ありがたいことに、食わず嫌いではなく、
先輩たちの計らいでいろいろなところに
連れて行ってもらい、体験はできましたが、
わたしの琴線には触れなかった。
一応、受け入れ態勢は示したわけです。

そんなことに時間を使うより
より本を読み、映画や物語に感動し、
合いたい人と会って刺激を受けて、
自分自身を掘り下げたい。

この欲求は、依頼ずっと続いています。

少しずつ、物語への感受性も深みを増しているはず。

わたしなりの超一流に出会う日も来るはずです。


                 全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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