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2015年07月22日

ドラマ「ナポレオンの村 #1」損をしない生き方



わたしは慎重派です。

急に思い切った行動をとり
周囲を驚かせてしまうこともあるのですが、
行動するまでは、慎重すぎるくらい慎重
…に見えるようです。

母に言わせると、
幼少のころからのわたしの特徴だそうです。

初めてのところに連れて行ったり
初めての人たちと会うと、
かなり長い間じっと大人しく観察しているのだそうです。

そして少しずつ輪の中に入っていく。

つまり、人見知り。

それでも、子供のころはまだ無防備だったと思っています。

思春期のころから、輪の中に入った後、
今度は警戒を解きすぎて
相手に甘えすぎて調子に乗り、
怒らせてしまうという自分の特性を知るようになりました。

それを自覚してからは、そうならないように
自分自身に警戒しながら輪の中にいるようになりました。

こんな風に自覚しているわけですから、
言わば、慎重派の少年は
輪をかけて慎重な大人になってしまったのかもしれません。

しかし、その慎重さは、
接する人に心理的な“壁”を感じさせて、
疎外感を与えることもあるようです。

寂しさを感じさせてしまったり、逆に
“寂しい人”と思われていることもあるのかもしれません。

わたしはこの在り方で守られている部分も
もちろんあるのでしょうが、
実は、損をしているところが非常に大きいと感じています。



「天皇の料理番」最終回後、間をあけずに始まった
TBSの日曜劇場。

ドラマ「ナポレオンの村」

第1話を観ました。

都庁の役人・浅井栄治(唐沢寿明)。
東京オリンピックに関わる大プロジェクトを、
彼はナポレオンの言葉を絡めて堂々とアピールしていました。

「不可能なことはないと私は信じています!」

やり手のスーパー公務員。
彼の言葉に、会場は拍手で包まれました。

しかし浅井はその成功は後進に引き継ぎ、
次なる自分の目標を決めていました。

幼馴染で経営コンサルタントの戸川真人(山本耕史)は
そんな浅井の生き方に半ば呆れながら驚きを隠せません。

浅井が決めた次なる仕事とは…。

東京都星河市にある神楽村は、
日本に1万か所以上存在する
“限界集落”のひとつでした。

その土地ならではの価値を生かして
村興しを成功させている村が実際に出始めている
現状を戸川に熱く語る浅井。

神楽村にも、そんな素晴らしい何かがきっとある。
それを見つけ出すんだと言い切る浅井。

そして星河市役所への初出勤の日。

浅井は星河市市長の福本純也(沢村一樹)から、
「都庁でのやり方は忘れて、
この役場のルールを守ってください」とけん制されます。

さらに福本の腰巾着である
課長の山田大地(ムロツヨシ)や、
その部下である農林商工課の職員たちは
明らかにやる気満々の浅井を煙たがっていました。

職員たちの中で異彩を放つ都会的な女性、
岬由香里(麻生久美子)は、
浅井が「余計なこと」をしないよう見張り役を
福本から命じられていました。

浅井は神楽村の担当として、
さっそく村の祭の実行委員を任されます。

しかし祭の予算として渡されたのは、
「例年通り」たったの1万円。

浅井は村を回り、1軒1軒、話をしに行くのですが…



原案はノンフィクションのビジネス新書

『ローマ法王に米を食べさせた男 
過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』
高野誠鮮 著
(講談社「+α新書」)

だそうです。

わたしはいま、ノンフィクションの本にハマッているので
すんなり読めてしまいそうですが、
今はドラマを楽しんで、ブックオフで出会ったときに
読ませていただきたいと思っています(笑)

浅井は、村興しの最初の一手として、
祭りを盛り上げようと奮闘しますが、
村人はなかなか盛り上がりません。

村人たちからすれば、
これまでにも何度も試みられた村興し。
毎度毎度、いい結果には繋がらなかったのですから
いい加減、気持ちが乗らないのは
当然のことなのかもしれません。

村中のそんな停滞ムードを感じ取った浅井が、
集まった村人たちを前に、熱心な説得を止め、

「そこまで、負けグセが付いちまっていたか…」

と全員を揶揄するようなシーンが描かれます。

その一言で村人たちは
「何をコノヤロー!」と火が付き
浅井に食って掛かり始めました。

すっかり停滞していた“やる気”に
火をつける点火材として、浅井はわざとやったのでしょう。

結局、老人たちも、若者たちも、
やる気を取り戻し、村が祭りの準備に向けて
活気づいていきました。

浅井は役場初出社の瞬間から、
市民の役に立とうと、それまでの“お役所的な対応”
とは正反対の“サービス業的な対応”で
市民に礼を言われます。

そして、ズケズケと村人たちの懐に入り込み
本音をさらして、同じ人間として接していく。

なぜ彼は来たばかりの村を盛り上げると言い出したり
逆に、「そこまで負けグセがついていたか…」
なんて非難を浴びるようなことを言ったりできるのか?

それは、人間を信じているからでしょう。

もともと、人間そのものを信じている。

村人と信頼関係を築いてからとか、
役場の仲間との関係を築いてから…

というのではなく、始めから独断先行で行動する。

市長の命令で浅井の邪魔をしていた課長の山田が、
浅井の独断で祭りの実行委員長として
ホームページで紹介されていました。

自分が華を持つのではなく、
周囲に華を持たせる。

市長はじめ、役所の人たちは
正直、プロフェッショナルには程遠い姿勢で
仕事をしています。

それなのに、惜しげもなく手柄をくれてやる浅井。

相手を知る前から
村人を揶揄してやる気を出させるのも
ダメな公務員に華を持たせて、やる気を出させるのも
本質的な信頼があるからですよね。

神楽村を廃村にしようとしているブラックな感じの市長は
浅井の前に立ちはだかる一番の壁になりそうですが、
浅井はそんな市長すらも、信じているのかもしれません。

慎重すぎてチャンスを逃しがちなわたしとしては、
浅井のような人たちの在り方から
学ぶべきことが多そうです。



                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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