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2015年07月12日

「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」その2 正しさを押し付けないで、でも諦めないで



正しさは人を傷つけることがしばしばあります。
正しさは人を追いつめてしまうこともあります。

だから、どんなに正しくても
人に押し付けることになるときには
慎重にならなくてはならない。

もちろん、暴力や窃盗など
明らかに人の健康や生命を危険にさらすような
犯罪行為は押し付けてでもやめさせなければなりません。

しかし、善良に生きている
ほとんどの人たち…わたしたちの日常でも
「それはおかしいよ!」とか
「そんなのあり得ないよ!」と
言いたくなるようなことは多いです。

正義感が強ければ強いほど
そういうことには目をつぶっていられなくなることがあります。

例えば、
ちょっとズルをしてサボったり、
宿題をサボって、いつも人の答えを写していたり(笑)
いつも上役や自分にとって
都合のいい人のご機嫌ばかり取って
それ以外に人は冷たくあしらったり…

許せないな〜と思う人を挙げればキリがありませんね!

でも、そういう人たちとじっくりと話をすると
一概にその人が悪いとは言えなくなることも
これまたよくあることです。

ズルしてサボっている人は、
実は仕事や宿題をできるだけ早く終わらせて
家族のためにアルバイトをしなければならなかったり、
なんとしても出世して収入を上げなければ
親権争いで負けて、すべてを失ってしまいそうだったり…

あるいは対人恐怖症や鬱病の治療中で
できるだけ精神的な圧力を避けながら
社会復帰のリハビリをしていたり…

そういう人に正しさを押し付けても
傷つけたり、追い込まれて自殺したり…
いい結果にはならないですよね。

そして、正しいことを正しいという硬い人は
一般的には疎ましがられますので
自分が心を壊してしまうこともあります。

正しさを信念として貫くためには
周囲から孤立する強さと、
自分の正しさだけを押し付けず、
相手の正しさも受け入れる寛大さという強さが必要ですよね。



記録的な興行収入が話題となっている
「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」
この作品を観る前に、気分が高まったわたしは、
それまで未見だった
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と
以前に1度だけ見ていた良作、

「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」

を観てから劇場に行きました。

アベンジャーズの戦いから2年。

キャプテン・アメリカこと
スティーブ・ロジャーズ(クリス・エヴァンス)は
S.H.I.E.L.D.(シールド)の一員として
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の下で
活動していました。

ある日、S.H.I.E.L.D.の船舶が
海賊ジョルジュ・バトロックによって占拠され、
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)と
エージェント・ラムロウ率いる対テロ作戦部隊S.T.R.I.K.E.と共に
人質の救出へ向かったロジャース。

しかしその任務中、ロマノフが船のコンピュータから
データを取り込んでいるところを見つけ、
彼女が秘密裏にフューリーから
別の指令を受けていることを知ります。

シールドの秘密体質が容認できないロジャースは
本部へ戻るや否やフューリーに説明を求めました。

そしてシールドが進める「インサイト計画」の
概要を知ることになります。

それはスパイ衛星によって補足した敵を
3基のヘリキャリアを使って先制攻撃するという
世界一斉監視&攻撃システムの計画でした。

フューリーはこの計画に反対はしないものの
違和感を持ったため、ロマノフに密かに
計画のデータを持ち帰るように指示したのでした。

長官の権限でもデータアクセス権がないことを
不審に思ったフューリーは、
世界安全保障委員会のアレクサンダー・ピアース
(ロバート・レッドフォード)に計画の延期を求めます。

そして、エージェント:マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)
との待ち合わせの場所に向かう途中、
フューリーは謎の暗殺部隊の襲撃を受けます。

ロジャースがアパートに戻るとそこにいたのは
ひどい傷を負ったフューリー。
しかし、暗殺者の手はロジャースのアパートにまで
迫っており、フューリーは狙撃されてしまいます。

病院でフューリーの死を目の当たりにした
ロジャースとロマノフは、
仲間であるはずのシールドですら
誰も信じるわけにはいかなくなり単独で行動を開始します…。



「アベンジャーズ」シリーズ(MCUシリーズ)
の作品の中でも、単体主演作品としては
もっともじっくりと描かれているのが
「キャプテン・アメリカ」シリーズです。

運動能力や頑丈さが情人離れしている
いわば“ちょっと超人”になったスティーブ・ロジャース。

最先端の科学でバトルスーツを身にまとい
空を飛んだりミサイルを打つアイアンマンや
巨大な怪物に変身するハルク、
そもそも神の世界からやってきたソー…

彼らに比べると、
撃たれれば死んでしまう普通の人間です。

それもあって、他のヒーローが主役の作品ほど
派手な展開にはなりにくい。
しかしその分ドラマがじっくり描かれます。

他の誰よりも誠実で模範的なロジャース。
その誠実さはある意味度を超えていて
潔癖と言えるほどなのかもしれません。

その模範的な性格と的確で迅速な情報判断で
チームを率いるリーダーを担っています。

しかし、その潔癖さは様々な場合において
軋轢を生むきっかけにもなりかねません。

楽をしたい人、ズルいことを考える人にとっては
邪魔以外の何物でもないでしょう。

しかし、それだけではありませんよね。
誠実でまじめでも、常にキッチリカッチリでは
息が詰まるし、遊びやルーズな部分を持たせておかなければ
上手くいくものも上手くいかなくなることがあります。

だから非常に多くの人に厄介者扱いされやすい。

アイアンマンのトニー・スタークと衝突するのも
そこですよね。

トニーも、「アイアンマン」の第1作目を観ると
自分が自社のミサイルで死にかけた経験から
兵器開発を止めると突然いいはじめ周囲を混乱させました。

180度方向転換したのですが、
根が無邪気なプレイボーイですからスティーブ・ロジャースとは
水と油になってしまう。

この孤立や孤独感というのは、ヒーローにはつきものです。

でも、この感覚は、本来わたしたちが幸せでいるためにこそ
実感として持っていなければならない感覚だと思います。

自分の思いをすべてわかってくれる人…
というのはいません。

幼少のころは寛大な母親がそういう存在だと
信じている時期もあるかもしれませんが、
成長して大人に近づいてくると、
どれだけよき理解者でいてくれる両親でも
自分とは違う価値観を持っていることに築くものです。

ともに人生を歩むことを誓ったパートナーでさえ
自分より先に精神的に成長してより大人になったり、
かと思うと、とても幼稚な感情に支配されていて、
いくら大人の考え方を諭そうとしても
まったく言葉が通じなくて寂しい思いをしたり…

我が子の反抗期には多くの親が
そのような寂しい思いをするのではないでしょうか?

それでも、わたしたちは愛する人たちの前途を信じ、
黙って(自分の正しさを押し付けずに)見守る強さが求められます。

そこで、相手のご機嫌をとって、
自分の信念を曲げてしまうというのはコレまた本末転倒。

自分の信念を持ちながら、自己成長のための
客観性としての理性をもって、
今はわかってもらえないまま、相手の正義を尊重する
というおおらかな寛容性がいる。

だから、孤高の特撮ヒーローだけに求められている
強さではないんですよね。


                   全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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