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2015年07月01日

「エル・マリアッチ」友達が自主製作した映画で目を覚ます



わたしは職業映画監督を目指していました。
大学卒業して数年はそのつもりでした。

今の夢はちょっと違いますが
諦めたのかと言えばそれも違います。

もちろん、プロの世界に入ってみて
手が届かなかった。
あるいは手が届く前に早々に
その世界からドロップアウトした。

という言い方もありますが、
負け惜しみではなくて、それだけではありません。

ただ映画を作ったりお話を作ったりして
生きていければ最高だろうなと思っていたのが
どうも自分はそうじゃないみたい…

というのが分かってきた。

それよりも、映画を通して何をしたかったんだ?

というところに意識がいった時に
色々なことに興味を持ち始めてしまった。
だから、夢が広がってしまった。

でも、あの時の一途な気持ちは
今、広がってしまった興味に分散されてしまって
パワーが弱い気がします。

そんな、自分を感じていたこの数年間。

しかし、その広げた風呂敷が
一つに集約する方向に
ベクトルが向き始めているのを今感じています。

やっとそれぞれの知識が
自分の中で「別々の分野」から
一つのことをするためのパーツになってき始めている。

だから、改めて
わたしの映画製作への情熱を震わせた
「ロバート・ロドリゲスのハリウッド頂上作戦」
という本を読み返したのです。



若い時に一つのことに集中するときの
あの強烈なパワーを体験しておく事は
後々の仕事や生き方に影響を与えると思います。

「エル・マリアッチ」

を観ました。

メキシコの小さな田舎町アクーナの刑務所。
降りの中で電話を使って、
手下を動かしてビジネスをしている
ギャングのボス、アズール。

そこへ昔の仲間モコから電話がかかってきます。
どうやらモコはアズールをだまして
金を独りじめしたようです。

アズールの元へやってきたモコの手下たち。
しかし、アズールは彼らを全員返り討ちにし
刑務所を飛び出しました。

黒いギターケースにマシンガン等の武器を詰め
黒い服装で街へとトラックを走らせるアズール。

そのトラックはヒッチハイカーなんぞ無視します…

同じく街を目指していたヒッチハイカー。
黒いジャケットにギターケースをもつ彼はマリアッチ。

ギターケースの中身はもちろん本物のギターです。
仕事を求めて街にやってきたマリアッチ。

しかしその街には、モコの手下たちが
『黒い服でギターケースに銃を入れて持ち歩く』
アズールを探していました。

モコの手下はホテルのフロントにも
そんな男を観かけたら連絡するように言います。

何も知らぬマリアッチはホテルにチェックインするマリアッチ。

フロントが彼をアズールと勘違いし、
モコに知らせたため、殺し屋達がホテルへやってきます。

殺し屋に狙われている事を知ったマリアッチは
ホテルから逃げますが、その騒動の中で
4人の殺し屋を殺してしまいます。

行き場をなくしたマリアッチは、
仕事の売り込みに立ち寄ったバーの
美しい経営者・ドミノにかくまってもらいます。

惹かれあっていくマリアッチとドミノ。

しかし彼女はモーリシオの愛人でもありました…。



Yahoo映画などの映画評を観ていると
『低予算映画』と言われつつも、
鑑賞している人たちの中には勘違いをしている人もいる様子。

この映画は確かに海外の低予算映画ですが、
例えばスタローンの「ロッキー」や
スピルバーグの「激突」のように
映画会社やテレビ会社が低予算でつくった映画ではありません。

自宅のビデオカメラで家族や友人に出てもらい
ショートムービーを作ってきた大学生が
大学の夏休みに、長編映画を作る練習のために
撮った作品です。

友人のカルロス・ガラルドと一緒に
アルバイトなどで貯めたお金を出し合って、
有り合わせのモノや近所の人たちにお願いして
長編映画を『作ってみた』というもの。

あなたが、知り合いにビデオカメラを借りて
同僚やクラスメイトに出演をお願いして
映画を作る…まさにそんなノリです。

撮影は、16ミリのフィルムで行われていますが
それも友人から借りたもの。
サイレント(音無し)で撮って、
音声はその場でカセットテープに別撮りして、
フィルムからビデオに変換したマスターテープを使って
後からカセットテープの音とシンクロさせています。

今でも、大学の映画研究部や
映画学科の学生、専門学校の学生さん達が
一生懸命同じようなことをやっているでしょう。
もちろん、もうパソコン1台…いや
タブレット1台で、かなり高度なことができる時代ですが…

そういう作品なんです。

その後に制作されたアントニオ・バンデラス主演の
「デスぺラード」はこの「エル・マリアッチ」の続編ですが、
これはハリウッドのコロンビアピクチャーズが
1作目の1000倍の製作費を出しています。

今回は、この2本を立て続けに観ましたが、
この1作目には映画を作りたくて仕方がない学生の
情熱がギッシリ詰まっています。

学生の自主製作映画ではなく
ただの低予算映画だと思ってみている人は
「低予算と言っても、いくらなんでもコレでいいの?」
的な反応をする人がいます。

でも、学生の自主製作映画では伝説の作品ですよね。

なにしろハリウッドが買って、
全世界に劇場公開したわけですから。
ハリウッドがこぞってこの映画作家
ロバート・ロドリゲスを奪い合ったのですから。
ある意味「ロッキー」や「激突」よりも
伝説的な偉業です。

この情熱です。

わたしは残念ながらロドリゲスにはなれませんが、
学生の頃は情熱だけで作品を作っていました。

沢山の友人たちを巻き込んで…

この「エル・マリアッチ」という2人の若者が
ポケットマネーでつくった自主製作映画が
DVDやブルーレイで観れるというのは
本当にラッキーだと思います。

一点集中のパワーがどんな物か感じられる。
一度でもカメラを回して映画なりドラマなりを
撮ってみたことがある人なら分かると思いますが、
物凄いスピードで物事を考えて
様々な工夫を凝らしていることが分かるでしょう。

なんだかモヤモヤしていると思ったら、
レンタル屋さんにいって探してみてください。

そして、近所のお友達が
「ちょっと自分で映画っぽいものを
作ってみたんだけど見てくれない?」
とあなたに手渡した作品だと思って観てみてください。

おめめパッチリしてくるはずですよ。



                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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