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2015年06月08日

ドラマ「天皇の料理番 #6」企業と人、時期に合わせて手放すモノの話



会社が成長していくときに必要とされること、
それは効率です。

可能な限り出費を抑えて、可能な限りの利益を上げる。

その原理に従えば、当たり前のことです。

しかし、組織が大きくなってくると
その効率の求め方に欠落部分が出始めます。

お客さんひとりひとりの心
従業員ひとりひとりの心

です。

商品を流れ作業で効率よく作ることで
お客様に「より多く」「早く」「安く」「安全に」などの
価値を与えることができます。

だから効率が大切な部分は確かにあります。

しかし“サービス”はモノではありません。

より良いサービスが効果的に生み出される
効率の良い仕組みを作るという考え方は大切ですが、
“ただ数字を上げるために”に
サービスから“ひとりひとりを見る心”が無くなったら
それはもうサービスではなく
お客をベルトコンベアに乗せて流しているだけです。

おい、ちょっと待てよ!となって当然です。



また、時間を置いて、一気に見れる時があればいいな
と思って、保存版で録画しています。
TBS60周年記念作品 日曜劇場

ドラマ「天皇の料理番」

篤蔵 (佐藤健) は お梅 (高岡早紀) と
大変な関係になりながら、
パリをぼんやりと夢見て、地道に励んでいました。

そんな中、篤蔵が考えた新しいカレーが評判を呼び、
バンザイ軒には長蛇の列ができるほどに。

その噂は華族会館の 宇佐美 (小林薫)や
他のスタッフたちにも届きます。

一方、病でふせっている兄・周太郎 (鈴木亮平) は、
自分の最後の夢を篤蔵に託す為、
ある決意をしていました。

そして俊子 (黒木華) もまた
運命の決断に迫られていたのです。



自分が考案して、一気に人気を博し、
そして一気に飽きられてしまったフランスカレー

オヤジさんが作っていたフツーのカレーの方がいい
という声を聴いて、ふて腐れてフツーのカレーに戻した篤蔵。

そのタイミングで篤蔵の噂を聞いた宇佐美が
パンザイ軒へカレーを食べにやってきました。

これは、篤蔵の気分視点で言えば
最悪のタイミングですよね。

でも、篤蔵の成長への気づきのタイミングで言えば
最高のタイミングだったようです。

本当は自信作であるフランスカレーを
食べてもらいたかった篤蔵。

でも、食べさせることになったのは
グズグズの手抜きの普通のカレー。

案の定、宇佐美に叱られる篤蔵。

しかし彼はその後、お客さん一人ひとりを見て、
それぞれのお客さんに合わせた一工夫をするように
なりました。

宇佐美が言う“真心”を込めることを
また一つ学んだ瞬間でした。

そうして篤蔵はまた宇佐美にカレーを食べてもらう
機会を得ます。
自慢のフランスカレーではなく
また、フツーのカレーを…。


起業当初はお客さん一人ひとりとのつながりが
次の仕事につながりますから、
自然と一人ひとりを大切にします。

一人や少人数での起業から、
家業レベルのころまでは、
信頼されお得意さんともいい関係を築きやすい。

しかし、会社を発展しようとすると、
いろいろな部分を仕組化していく必要があります。

作業はマニュアル化され、
新入社員教育もマニュアル化され、
誰でもできるように作業を細分化して、
誰でも同じ質の仕事ができるようにする必要がある。

それで成長してきたのが日本マクドナルドなど
大きく成長しているチェーン店などですよね。

わたしもマクドナルドやファミレスには
好きでよくいきます。

でも、同じ看板のお店でも
店によって気に入っている店もあれば
気に入らない店もあります。

同じ味のものが出てきても
スタッフの姿勢が違えば店の雰囲気も変わります。

当たり前のことです。

ユニクロが出始めたころ、九州では
“安物”の代名詞でした。

しかし、シンプルなセンスとフリースのヒットによって
東京や全国で知られるようになり
ネームバリューがつくようになりました。

しかし、ユニクロはどこの店も同じ雰囲気。
似たようなものが同じように並べられていました。

効率重視のオペレーションシステムが
出来上がっていたのです。

もちろん、それがあったからこそ
そこまでの成長があったのも事実ですが、
次の段階への成長が必要なタイミングだったんですね。

柳井正さんは、これまでのやり方を覆すような提案をしてきた
コンサルタントの大久保恒夫さんの提案を飲み、
店のオぺレーションを各店舗に任せ
地域制や客層に合わせた切り盛りができるようにしました。

たしかに最近のユニクロは
ユニクロというブランドの品物を扱っていますが
昔のように、どの店に行っても同じつくりの店ではありません。
店内のレイアウトや雰囲気もそれぞれですし、
そろっている品物も違います。

企業が大きくなる時に、効率を重視なければならない“時期”も
あるのでしょう。

しかし、それは未来永劫の“正解”ではなく
その時期だけの起爆エンジンです。

効率重視マインドというロケットは切り捨てて
一見非効率に見える一人ひとりへの気配りや
向き合う姿勢に舵を切る勇気も必要です。

わたしたち個人の成長も同じです。

こんちきしょ〜!!と野心や怒りを起爆剤に
自分を立てないといけない時期もあるけど、
それだけでは周囲は離れていきます。

野心とは違う真心で一人ひとりと向き合う。

その人らしさを尊重し、自分らしさも尊重して
付き合っていく。

今、この国全体が
改めて気づき始めている流れでもありますよね。


              全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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