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2015年06月02日

「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」その3 一人ひとりの人生に共感できるリーダーが求められている



また「エクスペンダブルズ」の話題か!?って?

すいません…
好きすぎて、語らずにはいられない。

というのもありますが、前回は趣味に走りすぎたので
今回はストーリーセラピーの本分を
より強めて紹介したいと思います。

改めて、

「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」

から得られるリーダーシップの条件についてです。

「エクスペンダブルズ」は前作までは、
“かつてのアクションヒーローが集う”
というミラクル企画が売りで、
ストーリーもそれがメインでした。

しかし、この第3作から少し流れが変わります。

もちろん、かつてのアクションヒーローたちの
ありえないほどの競演がなくなったら
この企画の意図がなくなるので、
メル・ギブソン、ウェズリー・スナイプス、
アントニオ・バンデラス、ハリソン・フォード
という大物の新規参加が一番の目玉です。

今回はストーリーに新たな流れが加わります。

注目の若手スター達の起用です。

“かつてのアクションヒーロー”は中年以上で
還暦を過ぎたおじいちゃんたちもいます。

今回はリーダーのバーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)が、
仲間たちの行く末を心配し、全員で足を洗えと
解散を強行します。

そして、チーム結成時の仲間であり
決着をつけなければならない強敵、
ストーンバンクス(メル・ギブソン)を倒すために、
命知らずの若者たちを集め始めます。

集まったのは20代の“現代っ子”たちです。

“おじいちゃんたち”に臆することなく、
ハイテクを駆使したり、
自分たちのペースを乱さないあり方。

わたしたち日本の先輩後輩関係や
上司部下の関係の感覚からいえば、

「なんだ!その態度は!!」

と雷がいくつ落ちても足りないくらいです。

とうぜん“おじいちゃんたち”と若者たちとの間には
衝突が生まれてしまいます。


バーニー・ロス対ストーンバンクスという
メインの対立の裏で、ストーリーを盛り上げる
もう一つのドラマですね。



ゆとり世代とわたしたち大人の感覚の違い。

最近またいろいろなバラエティ番組で
取り上げられるようになってきました。

どうやら、ゆとり世代の人たちが
タレントとして活躍し始めているのが
その大きな原因のようです。

ということはつまり、社会に出て
活躍するような年齢になってきているわけですから
わたしたちにとっても他人事ではない…

ということで、そのテーマは
共感を得られて視聴率もとれるからでしょう。


正直わたしも感覚的に
今のゆとり世代の若者たちを上手に
先輩として導けるのか?
と言われたらそんなこと確約できません。

はっきり言えるのは、
昭和生まれで40歳手前になった“今の自分”
の感覚でいえば、彼らの感覚は理解できないところが多い。

というのが正直なところです。

でも、この問題を考えるとき、
いつも若いころの自分を思い出します。

そうすると、今のゆとり世代の人たちに
共感できる部分もたくさん出てくるのです。

それはきっと、ゆとり世代ではないけど、
ゆとりのある環境で育ててもらったから
というのも大いにあると思います。

あるいはもともとマイペースな性格のせいもあるのかも。

強制や命令をされるのもするのも嫌い。

他者に対して無理強いはしないから
ボクにも無理強いはしないで!!

というのが根本にあります。

特に主義主張の部分に関しては。

ただ、複数の人間で一つの仕事を進める現場では
自分だけマイペースを貫いていたら
仕事になりません。

だから、そこで仕事をする以上は
従ってもらわなければならない。

その日に終わらせなければならない仕事が
終わってもいないのに
「定時になったので、帰ります」というのでは困る。

そこで、「それじゃダメだぞ!」と伝えても
その言葉が届かないのがゆとり世代との
価値観の違いの問題なわけですよね。

じゃあ、どうするのか?

これはもう、人材育成の基本に戻るしかないと思います。

より根気よく、育成する側の人間性が問われます。

ゆとり世代の人が言う価値観には、
「なるほど君がそう思っているのは分かった」
という態度でまずは受け止める必要があるでしょう。

その上で、人間的な模範を日々見せていく。

いきなり、見て覚えろと言っても
もともと人は人、自分は自分と思っているから
人ががんばっている姿を見ても、
それはその人がやってることでしょ?
とあっさりした態度をとられるでしょう。


バーニー・ロスは生意気な20代の若者たちの
態度や意見に耳を傾けます。

彼らからの自分へのアドバイスは素直に受け止めるし、
彼らの提案も積極的に採用します。

もちろん、なんでもハイハイ受けるわけではありません。

あるはねっかりの新メンバーがバーニーに質問します。

「俺たちが使い捨てとして雇われたのは分かってる。
でも、なぜストーンバンクスをそうまでして追うのか?
その理由は聞かせて欲しい」

お金で雇われた傭兵ですから、
雇い主の命令に従って仕事すればいい話。
引き受けたのなら理由はどうでもよろしい…

みたいな態度で、
「関係ない。黙って任務を遂行しろ」
バーニーは突き放します。

バーニーにとっては、自分との因縁の決着なだけで
彼らには関係のないこと。
それを知ってどうなる?

と、つまり、自分の因縁に突き合わせるような間柄ではなく
金のやり取り、純粋なビジネス上の付き合いとして、
関係を深めないようにしていたのでしょう。

解散した仲間=家族のような関係にならないように。

しかし、若い傭兵も命を懸けるのです。
彼は引き下がりません。
結局、バーニーとストーンバンクスの因縁が分かる
ストーンバンクスの情報ファイルを手渡します。

場合によっては「黙って言われたことをやれ」という
態度にも出る時があるということですね。

しかし、最終的には受け入れた。

ところが、彼ら若者たちの意見を尊重した作戦で
若者たちはストーンバンクスに捕えられて人質になります。

本当に使い捨てるのでしょうか?
もちろん、そんなことはありませんよね。
ヒーローですから。

結局、他の仲間(家族)同様に
失態を犯した若者たちを、自分の命を懸けて助けに行く。

若者たちからすれば、
こうなったら自分で自分のケツは吹かなければならないと
了承のうえで契約を交わしています。

しかし、その責任が本当に他人ごとではなく
自分後ごとになったときに、
ベテランが命を顧みず助けてくれる。

こうやって“良い手本”を見ることで、
おじいちゃん軍団を尊敬し、信頼するようになっていく。

また、一人だけ、おじいちゃんでも若者でもない
中年の傭兵が加わります。

アントニオ・バンデラス演じるガルゴ。

ずっと、「お前は要らない」という態度だったのですが、
一人で若者を助けないといけないという苦しい状況と
ガルゴのしつこいアピールに根負けし、
受け入れたバーニー。

常にしゃべりたおしている厄介者ですが、
バーニーは聞いていないようで彼の話をすべて聞いています。
そして、いよいよ一緒に命を懸けるというタイミングで
ガルゴに彼の身の上を聞きました。

厄介者扱いせず、付き合わせる部下の人生と
ちゃんと向き合おうとする姿勢を見せるのです。

この「エクスペンダブルズ」という企画自体が
スタローンのリーダーシップとマネジメント力あってのたまものです。
ストーリー&脚本もスタローン。

『何も考えなくても楽しめる娯楽作品』である
滅茶苦茶なアクション中心の映画でも、
スタローンの哲学がしっかりと反映されています。

わかり合うのが難しい相手だからこそ、
人間関係の根本を丁寧に丁寧に
築いていくべきなのでしょう。

わたしたちだって、新人類だの
ニューエイジだのと、大人たちに
「最近の若者は…」と言われて育ってきたのですから。


                全ての物語のために









ラベル:エクスペンダブルズ3 ワールドミッション その3 一人ひとりの人生に共感できるリーダーが求められている 好きすぎて、語らずにはいられない 前回は趣味に走りすぎた かつてのアクションヒーローが集う ミラクル企画が売り 第3作から少し流れが変わり メル・ギブソン ウェズリー・スナイプス アントニオ・バンデラス ハリソン・フォード 今回はストーリーに新たな流れが加わり バーニー・ロス シルヴェスター・スタローン 足を洗え ストーンバンクス 20代の“現代っ子” ハイテクを駆使 自分たちのペースを乱さない ゆとり世代とわたしたち大人の感覚の違い 今のゆとり世代の若者たちを上手に 先輩として導けるのか? いつも若いころの自分を思い出し 共感できる部分もたくさん出てくる ゆとり世代ではないけど、 ゆとりのある環境で育ててもらったから もともとマイペースな性格のせいもある 強制や命令をされるのもするのも嫌い 無理強いはしないから ボクにも無理強いはしないで! 複数の人間で一つの仕事を進める現場で 自分だけマイペースを貫いていたら 仕事になりません 定時になったので、帰ります 伝えても その言葉が届かないのがゆとり世代 人材育成の基本に戻るしかない 人間的な模範を日々見せていく の提案も積極的に採用 失態を犯した若者たちを、自分の命を懸けて助けに行く 自分で自分のケツは吹かなければならないと 了承のうえで契約を交わして その責任が本当に他人ごとではなく 自分後ごとになったとき リーダーシップとマネジメント力あってのたまもの ストーリー&脚本 スタローン わかり合うのが難しい相手だからこそ 人間関係の根本を丁寧に丁寧に
posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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