お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2015年05月30日

ドラマ「天皇の料理番 #5」幸せ感情の境界線



怒りは第二感情。

それともう一つ、怒りは自己防衛本能です。

つらい出来事、さびしい思い…
胸をえぐられるような悲しい出来事、
そういう状況に直面すると
瞬時に怒りの感情が爆発することがあります。

わたしは怒りに我を忘れることを嫌いますが、
怒りを否定はしません。

動物である以上、そして人間である以上、
怒りの感情がないと、
わたしたち人間は
心を壊してしまう可能性すらあると思っています。

例えば大切な人を事故で失う…

悲しみだけを受け止めると
とてもじゃないけど立っていられない。

実際に夫婦で片方が亡くなると、
残された人は意気消沈し
体力や抵抗力が急激に落ちて
後を追うように衰弱して亡くなる場合がありますよね。

しかし、大切な人の死の原因が
心無い人の飲酒運転だった…
となると、怒りの矛先があるので
怒りという感情を持つ理由が生まれます。

怒りという感情をもつことで
胸をえぐられるような悲しみから
壊れそうな自分を守ることができる。

辛い人生を送ってきた人が
「俺は神様なんかには頼らない!」
と神様を怒りの矛先にするのも一緒です。

怒りというのはそうやって、
傷ついた心を守るために、自分の中に生み出すもの。
第一感情の盾になる第二感情なんですね。

だから、生きるために必要なことでもある。



かなり遅れてスタートを切ったこの作品は
他の同シーズンのドラマ陣が第三幕に入ろうとしている今、
やっと真ん中の折り返し地点を迎えようとしているようです。
TBSの日曜劇場

ドラマ「天皇の料理番」

第5話を観ました。

華族会館を離れた 篤蔵 (佐藤健)。

兄の病の知らせを受け取り
「何のこれしき!」と歩み始めたときに
目に入っためでたい名前の食堂「バンザイ軒」。

そこで、店主・仙之介 (佐藤蛾次郎)と
妻の梅 (高岡早紀) と出会います。

篤蔵は住み込みで働き始め、
「ウチはうまければいい」と料理も任され、
料理を作ることの喜びも
客に喜んでもらえる幸せも味わえて
嬉々として働いていました。

そんなある日、吉原で篤蔵がその店にいるという
噂を聞きつけて新太郎 (桐谷健太) がやってきます。

新太郎は、篤蔵の父・周蔵からの手紙の束を
持ってきたのでした。

その手紙の量に驚きあわてて確認する篤蔵。

そこには驚愕の事実が記されていました…。

手紙を握り締め福井に戻る篤蔵を待っていたのは、
やつれた様子の妻・俊子 (黒木華)でした。

篤蔵の人生がまた、大きくうねり始めます。
そして兄・周太郎 (鈴木亮平) はその時…



今回、俊子は篤蔵の人生を思って
篤蔵を愛し一緒にいたいと思う気持ちを犠牲にして
とても厳しい態度をとります。

それは、俊子の実家や自分の父に
厳しい態度をとられ、
どん底に叩き落されたかのような時に
まさか俊子にまで…

という苦しい苦しいタイミグでした。

あまりの言われ方に、
「誰のためにこんな羽目になったと思ってるんだ!」
と、初めて俊子に怒りを爆発させる篤蔵。

でもそれは、見ているわたしたちにはわかります。

俊子の愛ゆえの自分と篤蔵への厳しさ。

そして、さすがに今の篤蔵にそれは
非常につらく、淋しい態度であろうことも…

佐藤健さんの演技も絶妙です。

瞳は寂しさ悲しさに壊れそうです。
その悲しさにつぶされないように
なんとか怒りを振り絞る。

その感情の流れをよく理解した演技でした。

憎しみではありません。
ただ、今倒れないために、爆発力のある怒りを
緊急で発動させなければならなかった。

そうしないと、その場で
消えてなくなってしまいたくなるでしょう。

だから、怒りはわたしたちが生きていくために必要な
自己防衛本能なのです。

だけど、第一感情…つまり本音ではありません。
この場合の篤蔵の本心は
悲しさや不安や孤独感です。

怒りに溺れるというのは、その第一感情を見失い。
いつまでも怒りを向けた対象が悪いと思い続け
憎しみに変えていくことです。

そのことを知っているか知らないか。

それだけであなたの人生を
憎しみで塗りつぶすか、
辛いことを乗り越えながらハツラツと生きていけるかが
違ってきますよね。


                  全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。