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2015年04月11日

ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト セカンドシーズン #5 葬られた記者 (BURY THE LEDE)」間違いを指摘したくなったら…



賢明な人は知っています。
正しさを振りかざすのは、
相手を傷つけることにもなる。

しかし、例えそれが自分本位であれ
正義が不当な扱いを受け、
許しがたい悪が横行していると思うと、
正義感に駆られて、
どストレートに切り込んで行ってしまう人がいます。

本気で糾弾しなければならない悪。
たとえば、私利私欲のために税金を
かすめ取るような政治家や
人を傷つけて自分の欲求を満たそうとする人。

そういう人たちの行いを分かっていて
見て見ぬふりをするのは、
いじめの現場を見て見ぬふりをするのと同じ。

貫かなければならない正義でしょう。
そうでなければ安心して暮らせる秩序がなくなります。

しかし、わたしたちの日常では、
正義感という名の怒りが判断を鈍らせると、
大切なものを失ってしまいかねません。



基本的にはミステリーアクションの形をとっているのに、
とても繊細に人の機微を演出するアメリカのドラマ。

「パーソン・オブ・インタレスト セカンドシーズン」

第5話、「葬られた記者(BURY THE LEDE)」
を観ました。

ニューヨークの市長選まであと5日。

今回マシンがはじき出した番号の持ち主は、
正義に燃え、政治家など大物のスクープを
辛らつに報道する女性記者マキシン。

彼女は立候補者の不正資金疑惑をスクープし、
誰に命を狙われてもおかしくないと思ったリースは
マキシンを守ることになります。

しかし、マキシンが追う数あるネタの中には、
謎の“スーツの男”の件も含まれていました。

「彼女に存在を知られずに彼女を守れ」
と、リースにオーダーしたフィンチは、
さすがに難しかったと思ったのか、
今度はマキシンが登録している見合いサイトに
リースを登録して、デートの約束を取り付けるのでした。



非常にシリアスでスリリングなお話なのに、
見合いサイトでリースに成りすまして
マキシンにメールを送るフィンチは楽しそうです(笑)

こういうところも抜け目ないんですね。

「ウォーキング・デッド」もそうですが、
毎話、一時間の枠に詰め込まれている内容量と質が
もう、パンッパンです。
いっぱいいっぱい詰め込まれている。

このペースになれると日本のドラマが
スカスカに感じてしまうから、
比べてしまわないように、理性を保っておかないと(笑)


さて、問題はマキシンです。

彼女はとても真面目で、正義感と使命感の強い女性です。
それはリースもフィンチも認めていました。

しかし、そのマキシンは“正義感という怒り”で
勇み足をしてしまい、先入観にとらわれて
間違った報道をしてしまいます。

それが引き金となりとんでもないことに…

責任感の強いマキシンは大いに落ち込みます。
そこで反省をして学び成長します。

社会の悪をペンの力で懲らしめる。
この話はそういう種類のお話ですが、
わたしたちの日常でわたしたちが
わたしたちが正義感をたぎらせてぶつけたくなる相手は
ほとんどの場合がごく身近な人たちです。

つまり、その相手のほとんどが善良な人たちです。

善良なら正義の怒りなど湧くはずがない!

という意見も出てきそうですが、
立場や経験や年齢や生きている環境、
それに価値観や主義主張によって
正義の基準は十人十色です。

つまり、わたしたちの日常の争いのほとんどが
お互いに相手を悪だと思い込んだ
正義VS正義の争いであることが多いわけです。

例えそうではなく、
間違った人、未熟な人を正すために
正義感を発動させたとしても、
相手の人生の成長のタイミングに合っていなければ
成長の機会や可能性をつぶすこともある。
そうするとその正義感が悪になります。

正義感も怒りの一種です。
怒りは自己防衛本能です。

せまい意味で自分を守るための自己防衛ではなく、
虐げられた他人や弱者のために怒りを燃やすのも、
結局は、その不正義を目の当たりにした自分が不愉快だから
怒りという感情で不愉快の感情から身を守ろうとしているわけです。

怒りは、感情の根っこではありません。

だから怒りで対応しても、
相手に根っこの部分はなかなか伝わらないのです。
誤解が誤解を生み、だれも望まない結果が待っているだけ。

それよりもなぜ不愉快なのか、自分を見つめて、
残念な気持ちや悲しみをしっかりと味わい、
それをできるだけそのまま伝えることです。

怒りVS怒りは、誤解VS誤解です。

そこにはすでに正しさも正義もなくなっています。
正義を怒りで相殺しちゃダメです。
でも正義感はすぐに怒りに転化してしまいます。

「お前は間違っている!」

そう言いたくなったら、相手には相手の正義はあり
正義感を持ち出すからには相手の正義を
尊重するのもルールであることを思い出しましょう。

身近な大切な人と、
無意味のない怒り合戦をしていては
幸せは手繰り寄せようがありません。



                全ての物語のために













posted by ストーリーセラピスト at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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