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2015年04月09日

「メメント」幸せになるための価値創造術



わたしたちの記憶は曖昧ですよね。

一昨年、東京から友人が帰省してきた折に、
ドライブがてら、学生のころによく行った
思い出の場所を巡ってみたことがあります。

もう、14〜15年前の思い出の場所です。

新しい建物ができたり、
都市高速が開通していたり、
景色そのものが大幅に変わっている場所もありましたが、
何よりもわたしたちを困惑させたのが、
記憶の曖昧さでした。

お互い、思い出としてははっきり覚えているのに、
いざその場所に行こうとすると、
「あれ?この辺だよね?」と言いながら
なかなかたどり着けないのです。

当時は何度も足を運んだ場所であるにも関わらずです。

何とかたどり着けた場所もあれば、
結局たどり着けずあきらめた場所もあります。

こうやって忘れていくのか…と、
ちょっぴり切なくもなりました。

でも、忘れるからこそいいということもあるのでしょうね。



「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」
「インターステラー」「パーソン・オブ・インタレスト」…
わたしが最近非常に好んで観る脚本家
ジョナサン・ノーラン。
そのジョナサン・ノーランと兄であり共同脚本・監督でもある
クリストファー・ノーランの意欲的な出世作、

「メメント」

を、観ました。

発症以前の記憶はあるものの、
発症以降は数分前の出来事さえ忘れてしまうという記憶障害、
『前向性健忘』に見舞われているという男レナード。

彼はロサンジェルスで保険の調査員をしていましたが、
ある日、何者かが家に侵入し、
妻がレイプされたうえ殺害されてしまいます。
そのショックから『前向性健忘』になったのでした。

途切れる記憶の中でも
最愛の妻を殺した犯人を追うという目的だけは忘れないレナード。

彼は記憶に頼らないために“記録”を重視し、
ポラロイド写真にメモを書き、
体にタトゥーを刻みながら
犯人の手掛かりを追っていきます。



前から気にはなっていた作品。
今回、初めて観る機会ができました。

弟ジョナサン・ノーランはこの作品では
原案としてクレジットされています。

クエンティン・タランティーノが
低予算でもストーリーの仕掛けを駆使した作品
「レザボア・ドッグス」で出世したように、
この「メメント」も映像からは低予算の雰囲気が
漂いますが、ストーリーの仕掛けはかなり凝っています。

最初に犯人らしき相手を殺したところから始まり、
途切れる記憶を、記録をガイドラインにして
どんどんさかのぼっていく形で描かれます。

かなりの意欲作です。

レナードの記憶がなくなることを利用しようとする人がいたり
レナード自身が、『前向性健忘』発症前の記憶は
ちゃんと残ってるんだと言い張りますが、
それ自体も観客には疑わしくなっていきます。

そもそも人間の過去の記憶は
自分に都合よく改ざんされるものなんじゃないか?

というのがテーマなんですね。


このブログのテーマは幸せを感じる力を引き出すこと。

幸せを突き詰めると、「いまここ」に生きることの
重要性に行き着きます。

過去に起こった出来事がどうであれ、
いまここがすべて。
いま、どう感じどう生きるかがすべてですから、
過去に起きた出来事がどうであれ、
いま幸せをかじられるのであれば関係ないわけです。

関係ないというと「切り捨てる」イメージがありますが、
これは、正確に言うと「捉え方」「解釈の仕方」の
問題ということになります。

過去の出来事が自分にどんな意味があったのか?
いや、いまの自分が
過去の出来事にどんな意味付けをするのか?
それによって、過去の記憶の価値が変わるということです。

わたしの場合も、今の幸せのために、
過去の記憶と記録を駆使している部分が多くあります。

プラスの価値を感じるには、
プラス面ばかりを見ていても感じられません。
マイナス面との差がわかるからプラスの価値を感じます。

だから、あるがまま全体を見る。

その法則に沿って考えると、
いやな思いをしたときは、そのことをしっかりと感じ味わって
その時の気分を記録に残しておくことも悪くはありません。

時間が過ぎた時に、その出来事を振り返って、
あの時の自分はこんな風に感じていたのか…
でも、今の自分はもっと肯定的に受け止められているな。
と確認できれば、自分の成長を感じることができます。

だから辛いことがあっても、
将来の成長を感じることを目標にして、
今の辛さを味わって記録することも有効なんですね。

日記やブログを記録として残す。
それには、そういった
“幸せ力ツール”という側面もあるということですよね。

もちろん、その時の怒りをいつまでも引きずるために
したためるのではありませんよ。
それだと、自分で自分を呪縛することになりますからね。
ツールは上手に使いましょう。


                 全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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