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2015年04月07日

アニメ「寄生獣 セイの格率 #22 静と醒」人は分かり合えるのはホント、分かり合いの意味を誤解しなければ



わたしたちは分かり合えない人との関係に悩みます。

なぜそう感じるのかわからん!
なぜそう考えるのかわからない!!

その思いは、アイツはおかしい!
という不信につながり、不信は即反感に変わります。

そして、相手を人格否定して
心のシャッターを閉じてしまう。

そうなるともう、相手を理解しようという方向に
心のベクトルが向くことはありません。

本当は仲良くなれるような相手とも
お互いに“なんとなく”反目しあい、
いつまでも歩み寄ろうとする姿勢が生まれない。

「分かり合う」ということに対する
認識さえ変われば、すぐに仲良くなれるのに…。



わたしたち人間に多くの示唆を与える
伝説の漫画。
20年以上前に口コミで広がった名作のアニメ化作品。

アニメ「寄生獣 セイの格率」

第22話、「静と醒」
を観ました。

里美に生きる力をもらい後藤と戦う決心をした新一。

人気の無い山中で、
ミギーと協力し合い後藤を倒す確率にかけました。

しかし、あと一歩というところで仕留めることが出来ず、
新一を逃がすためにミギーだけが犠牲を買って出ます。

ミギーを失い悲しみに暮れる新一。
彼は山里をさまよう中、
水を飲もうとある一軒家の敷地へと入り込んでしまいます。



第18話の田村同様、パラサイトが情緒を持ち
人間を受け入れる可能性を見せた重要な回です。

可能性というより、ほとんど答えになっていました。

ミギーは「2人とも死ぬ必要はない!」
と、身を挺して新一を助けました。

走り去る新一を見届けながら、
ミギーの気持ちが語られます。

「新一の脳を奪わなくてよかった」
「楽しかった」「ありがとう」

これはミギーの心の中なので、
新一に伝わった言葉ではありません。

新一にとってミギーはまだ、
昆虫のように感情のないパラサイトでしかない。

しかし、新一の理解は
頭と心はバラバラなようです。

新一の悲しみは、本当に大切な相棒を亡くした
苦しみでした。心を通わせた仲のいい相棒を…。

ミギーが寄生したのが新一ではなく
他の人間だったら
はたして「脳を奪わなくてよかったよ」
とまで思えたでしょうか?

ミギーの感謝は、新一という一人の人間との
出会いに対する感謝です。

生きるために寄生するという出会いと関係性でしたが、
お互いに大きな影響を与え合った仲です。

「なんでコイツはこんな風に考えるんだ?」

自分とは違うモノの考え方をする相手に
お互いに理解しようとしてみた。

相手の気持ちを察するとか、
気持ちがわかるということとは違います。

むしろ逆で、気持ちがわからない。

わからないから、
「なぜ、そう感じるの?なぜ、そう考えるの?」
と想像をめぐらせてみる。

それは2人の対話を通じてであったり、
他の人間や、他のパラサイトの行動や思考に遭遇して
思いを巡らせてみたり、
自分の経験から想像を膨らませてみたり。

意見が全く違うからこそ
そして離れられない関係だからこそ、
相手の思考プロセスを理解し、
だからそういう風に思うのか、なるほどと納得する。
納得しなくても、そういうものなのかと、違いを知る。

ミギーの思いが言葉として新一に伝えられなくても、
新一がミギーを心と頭でバラバラに捉えていたとしても、

「違いを知り、違っていることを認め合ってきた」

からこそ、お互いに相手を大切な存在として
感謝できるようになっていったわけですよね。

わたしたちは分かり合えない人との関係に悩みます。

でも、「分かり合う」ということが本当に必要なのか?
いや、そもそも「分かり合う」ということを
誤解していないでしょうか?

なぜそう感じるのかわからん!
なぜそう考えるのかわからない!!

それは、自分と違うアンタはおかしい!
という態度です。

分かろうと努力するのはいいことだと思います。
それが歩み寄ろうとするベクトルを生み出すから。

その気持ちの方向性があるから、
なるほど、僕はそんな風には考えないけど
君はこう考えるから、こう感じるんだね。
と違いを違いとして認めることができる。

それが、本当の意味で
「分かり合う」ということですよね。


                全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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