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2015年04月04日

連続ドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽 #12(最終話) 山田孝之、赤羽を出る。」経験が自分のものになるとき



経験は、ただ経験しただけでは、
自分のものになりません。

その経験から学んだことや気づいたことが、
自分の腑に落ちた時に自分のものになります。


今に生きる、今を生きる。
いま、ここ。という感覚。

その大切さは十代のころから何度も何度も
父から聞かされてきました。
禅の教えです。

故・ロビン・ウィリアムス主演の名作映画
「いまを生きる」
も観ました。

さまざまな本も読み、心理学の講義でも
学んでいます。

でも、それを本当の意味で理解するには
時間がかかるようです。
人によっては、一瞬で気づける人もいるし、
初めから実践できている人もいるようですが、
わたしの場合は時間がかかっています。

時間がかかっていると実感できているのは
数年前に比べると、
かなり感覚として理解が深まっているのを
今の自分に感じているからです。

いまここに生きる意味がわかれば、
過去にどんな経験をしていようと、
いまがすべて。
すべてはいまここにあるので、
過去は関係ないという言い方もできます。

それは、経験なんて無意味ということでしょうか?



次シーズンのドラマもいくつかチェックしてます。
攻めてるテレビ東京系も一つ楽しみにしている
作品があります。
1月シーズンの番組紹介最後の作品。

連続ドキュメンタリードラマ
「山田孝之の東京都北区赤羽」


第12話(最終話)、「山田孝之、赤羽を出る。」
を観ました。

俳優として苦悩していた時期に赤羽という町に移り住み、
自分自身を見つめ直し、
再び芝居に取り組む決意をした山田。

そんな彼が企画した劇は「桃太郎」をベースにした物語で、
赤羽で出会った人々にも出演してもらうことになりました。

本番前日まで、クライマックスシーンの稽古に励む山田。

そして遂に公演当日をむかえます。

山田が招待した赤羽の住人や、
やべきょうすけ、綾野剛など友人・先輩たちが駆けつけ、
会場が熱気に包まれる中、

作・演出、山田孝之「桃太郎」の幕が開けるのでした。



鬼が島に行くかどうか迷っている桃太郎。
周囲からは
「鬼退治するしか能がないんだから、さっさと行けよ!」
とヤイヤイ言われています。

わかったよと仲間を集めに行く桃太郎。
しかし、イヌもサルもキジも、
自由気ままでついてきてくれる気配はありません。

そのうち彼らと一緒に遊ぶのが楽しくなる桃太郎。
しかしイヌが怒り出します。
「お前、こんなところで何やってんだよ!
さっさと鬼退治に行けよ!こんなところ出てけ!」

イヌ役はジョージさんでした。

一人で鬼が島に行った桃太郎は、
不思議な案内に導かれ、
鬼とは自分自身の中に在るものだと気づき、
戦い続けることを誓うのでした…


山田孝之さんが、赤羽に来て、
経験したことを桃太郎の物語になぞらえて
再構築した作品ですよね。

オレは役者だ!と、自分を再確認し、
赤羽を出ようと決意したことまでがわかる劇です。

山田さんは、自分に起きた出来事を
別の物語として、普通の人に伝わるように表現しました。
抽象化したんですね。

これは、自分が経験したことが、
きちんと自分の中で整理されていないとできないことです。

あの出来事は…、この経験は…、
自分にとって、こういう意味があったんだ。

と自分の中で消化しきれているということ。
それができて初めて、経験が身になったといえる状態です。

それができないうちは、
まだモヤモヤして過去の出来事が自分にとって
どんな意味があったのかわからない、
整理しきれていない状態です。


ただ、山田さんは赤羽の生活の中で
自分を見つめる作業をしながらも過去を見ていたというより
“いま”を見ていたんだと思います。

赤羽で生活して、いま自分がなにを感じているか?

を常に見ていた。

いま、ここ。
いまここから自分がどう生きるか?

そこにフォーカスすれば、過去に何が起こっていようが
関係ありません。
いまここから自分が行きたい方向に一歩踏み出すだけ。

ということはつまり、今の自分によって、
過去の意味づけも変えることができるということです。

「なるほど、いま自分がこう感じるための経験だったのか?」

過去のせいで自分がいまこんなにダメなんだ…

というのは過去をとらえきれていない証拠だと思います。
いま、どう生きるかのために、過去を経験として活かす。

いまのあるがままの自分を笑顔で受け入れられたとき、
それが本当の意味で経験が身になったといえるときでしょう。



                   全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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