お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2015年03月27日

ドラマ「株価暴落 #1」ヒーローはわたしたちの中にいる



コンプライアンスという言葉を
よく聞くようになって
まだ何年も経っていない気がします。

企業コンプライアンス。

なんだか、この言葉が使われるようになってから、
外面や体裁にこだわる傾向が強くなっているように
感じて仕方ありません。

周囲からコンプライアンス違反だなんだと
言われたくないばかりに、
表の顔だけよく見せようとする雰囲気。


コンプライアンスという言葉が出回り始めてから
「本音と建て前」的構造がよりクッキリ、
そして、悲しいことにより無様に、
コントラストを醸し出している。

そんな空気です。

本当の意味でコンプライアンスを考えると、

逆だよね?って感じのことが増えてないでしょうか?



TBSのドラマ「半沢直樹」で、さらに有名になった作家
池井戸 潤さん。
今年は4月スタートの月9でフジテレビが
池井戸作品をドラマ化するようですね。

わたしが初めて池井戸作品の映像化作品を見たのは
WOWOWのドラマWシリーズ「空飛ぶタイヤ」でした。
続く「下町ロケット」と並んで、池井戸映像化作品の中で
もっとも好きなのがこの二つです。
「空飛ぶタイヤ」は個人的には「半沢直樹」よりも
ずっと大好きです。

そんなWOWOWが昨年ドラマ化した池井戸映像化作品、
WOWOW×池井戸潤×織田裕二
という初の組み合わせで話題となった

ドラマ「株価暴落」

第1話を観ました。

メガバンク白水銀行では、
経営再建中の巨大スーパー・一風堂への追加融資について
激しい議論がなされていました。

審査部審査役の板東洋史(織田裕二)は、
再建の努力をしない一風堂への融資に異議を唱えます。

一方、破綻の余波が銀行に及ぶことを恐れる
企画部副部長の二戸哲也(高嶋政伸)は融資すべきと主張。

板東の存在を疎ましく感じていた二戸は、
板東を陥れようと画策している様子。

そんな時、一風堂の店舗で爆破事件が発生し大混乱になります。

白水銀行、一風堂、そこに関わる人たちの
さまざまな思惑が謎を生む爆破事件に、
坂東はバンカーとして向き合うことを余儀なくされます。



池井戸潤の真骨頂。
サラリーマンの本分、企業の本分、人の在り方。
例にもれず、組織の中に渦巻く
私利私欲やその他の思惑の有象無象。
それらに一人真っ向から立ち向かおうとする男の姿。

ぜひとも半沢直樹と板東洋史の共演を観たい!
と思わせる「か〜っこいい!!」サラリーマンヒーローの
戦いのスタートです。

板東は、一風堂の経営体質が変わらない限り
これ以上の融資はすべきではないと信念から訴えます。

一風堂としては、なんとか白水銀行から
融資を引き出したい。

一風堂の会長と部下が、
爆破予告と思われるメールが来ていたことを
通報・公表する時期を見合わせようと思っているときに
板東が即座に公表すべきだという強い意見を出します。

一風堂としては、客足が遠のき株価が下落することを避けたい。
しかし、板東は客の安全を最優先に考えて
警察へ通報するように強く抗議しました。

一風堂は、もみ消すのではなく「時期を見る」と言いますが、
後で隠していたことが知れ渡ると、
余計に一風堂の評判を落とすと、
板東は断固として正論を通します。

もう、おかしな構図になっていますよね。

一風堂を本当に守ろうとしているのは
どっちなんだろう?

って話です。

板東は前年の一風堂への融資審査の際も
立直し計画を見て反対をしていました。
そのときに強引に融資を決定されたことで
ムキになっているんじゃないか…
周りはそう思っているようです。

しかし、この予告を通報するかどうかの
判断基準がどこにあるのかを冷静に考えれば、
一風堂の創業者以上に一風堂の立て直しを
真剣に考えていることがわかります。

まだ次の爆破があるかもしれない…。
そんな情報を隠して客を呼ぶようなやり方が
公になれば、二度と立て直しなんてできないくらいに
信頼を失うはずです。

当たり前の話です。

コンプライアンスというのは本来そういうものです。

コンプライアンス的な視点の眼が厳しいから…
そういっていろいろなことを隠そうとする。

そういった日常に大なり小なり無数に存在する
組織の矛盾に、真っ向勝負するヒーロー。

池井戸さんがそういうヒーローを描くのは
わたしたちの中にその思いがあることを
信じているからでしょう。

そして、そんな池井戸作品が支持されているという現実が
本当にわたしたちの中に、
「何が正しいことなのか?」をちゃんと見極める力や
「正しいことをしたい!」という思いが
ちゃんと宿っているという証拠ですよね。



              全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック