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2015年03月18日

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜 #9」人の喜ばせ方



「人の喜ばせ方」

なんというタイトルをかかげるんだと、
自分でも書いてみてビックリです。

だって、コレ、わたしが教えて欲しい!!!

あなたも知りたいですか?

わたしはこのことを
幼少のころから考えていたつもりでした。

でも、それは嘘です。

自分が楽しかっただけで、
人が喜ぶかどうかは二の次。

マジックをするのも絵を描くのも、
ピアノを弾くのもトランペットを奏でるのも、
マンガをかいてみるのも、
中国武術でアクロバティックな動きをして見せるのも、
脚本を書いたり映画を作ったりするのも、
ぜ〜んぶ、面白そうだな〜、あんなできたらいいな〜
って思ったことをやってみて、楽しんできました。

そして、
どうやったら「面白い!」って言われるお話が作れるかな?
と、ハリウッド式から日本のものまで
シナリオライティングや小説の作方を読み漁り、
心理学系の先生が書いた“感動”創出の本から
演劇やマーケティングの“人の心を動かす”系の本も読み漁りました。

そして、自分が心理学を学びに学校にまで行きました。

でも、それ全部、自分が楽しいからやってきたことです。
それ自体は否定しません。
大事なことです。

でも、「人を喜ばせる」ことに、
本腰入っていないんじゃないか?
って、思ってしまいました。

「お前それ、自己満足だろ?」って。

おせぇ〜よ!って叱られそうですが、
でも、今回のドラマを観て思っちゃったんですよね。
だから、結構自分にショックを受けた状態で書いています。



さあ、これも次回で最終回!
今シーズンのフジテレビ月9クライマックス前半。

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」

第9話を観ました。

前回、藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)の結納が
取り止めになりました。

物語はその1ヵ月後から始まります。

3月15日、依子、島田佳織(国仲涼子)、
鷲尾豊(中島裕翔)、島田宗太郎(松尾諭)、
藪下俊雄(松重豊)、
谷口留美(風吹ジュン)、谷口努(平田満)は、
結婚式場にいました。

「この日が無事に迎えられてよかった」と喜ぶ俊雄に、
留美も努も安堵の表情を見せています。

ウエディングドレスを持って入室してくるスタッフ。
と、そこに巧がいないことにみんなが気付きます。

全員で手分けをして式場を探すのですが見つかりません。

努は、巧抜きでやるか、と言いますが、
依子はそれを認めませんでした。
そして「心当たりがあります」と、部屋を飛び出していきます。

さかのぼること1ヵ月前。
2月14日、結納が取り止めになった後、
依子は鷲尾に、佳織は巧に、
それぞれバレンタインチョコレートを渡し、
交際が始まりました。

依子は巧に電話をかけ、明日、鷲尾とデートをすることになったことを報告。
すると、巧も佳織とデートの予定があると告げます。

2人はお互いの恋の成就を祈り、
今後これ以上連絡はしない方がいい合意し、
別れを告げ電話を切りました。

巧から、事前の入念な準備をせず
ありのままの自分でデートに行くことが大事だ、と忠告されていた依子。

翌日は、部屋着にぼさぼさの頭で出かけていきます。
それを見た鷲尾は、最高だと喜び、
依子を美容院やショップへと連れていきます。

一方の巧は、佳織と自宅で映画とマンガ鑑賞という
“自分らしい”デートを満喫していたのですが、
キレた佳織に外に連れ出されカラオケに行くことに…



結局毎晩のようにお互いの状況を報告しあってしまう依子と巧。

見ている視聴者は思います。

「なるほどね…。結局、依子と巧は自分でも気付かないうちに
お互いを好きになっていたって言う話ね」

第一話から全体を通して、
そういうドラマなのだろうと思わされています。
知らず知らずのうちに、依子と巧の恋を応援してしまっている。

だから、依子が鷲尾とのデートを断るようになり
巧が佳織とのデートを避けるようになると、
「ああ、合わなくて疲れ始めてるんだ」
と思います。

もともと期待していた展開を、
「ホラやっぱりね!」とさらに期待しちゃう。

でも、今回の話に限っては、
そういう展開にならない…

ドラマを作っている方は、「視聴者の考えなんかお見通し!」
と言わんばかりに、予想外の展開を見せます。

期待を“いい意味で”裏切ってきます。


わたしたちは、期待よりも結果の方がよければ
感動します。

それが“いい意味で”期待を裏切られるということ。

ドラマや映画を観るのは、
予定調和ではなくて、“いい意味で”裏切られたいから。

だから、ちゃんとそれにこたえようとするんですね、作り手は。

こういう展開にしたら、視聴者はこう感じるだろう。
ということを、計算して作ってる。
わたしたちは誘導されているんですね。

それは、ストーリーをただ、
「こう見せておいて、じつはこうなるんです」
というやり方ではなくて、
「こう見せておいて、じつはこうなるんでしょ?
って思ってるんでしょ?でもじつはそれも違うんですよね〜」

というところでやっている。

裏の裏をかいてくるということですよね。

「面白そうな企画(設定)」「魅力的なキャラクター」
「冒頭で興味付けして、物語に引き込む」
「裏の裏をかく予測不可能な展開」
「心を揺さぶるテーマ」

人を喜ばせる方法にはいろいろな視点が必要です。

自分だけが作りながら、作ること自体に満足するのではなく
人を喜ばせる方法のひとつひとつを“クール”にやってのける
そんな“したたかさ”がないと、
本当に人を喜ばせることはできないんですね。

今までより、ほんの少しだけ
いいものが創れる自分に近づいた気がします。



                  全ての物語のために








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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