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2015年03月01日

テレビ東京開局50周年特別企画 ドラマスペシャル「永遠の0」第1夜〜第3夜 たった一行の人生



10年以上前、職場で求められる成績基準の
「数字」に対する反感を覚えたのは
20代のころでした。

これは、多くのサラリーマンに共通の感覚なのでしょう。

従業員の業績を評価するためには
何かしら「数値」にして評価を出さなければならない。

営業であれば売上件数や売り上げ金額。

そもそも、会社組織が
利益を上げることを目的としているわけですから、
営業や販売担当の人たちの販売実績が評価されるのは
当然のことなのでしょう。

営業・販売に携わらない仕事の人たちも、
雇い入れる側は、彼らの働きが
投資に値する利益につながっているかを考えるのは
当然のことです。

ですから、その仕事内容をなんとか数値化して
投資額(給料)と利益の費用対効果を計測しようとする。
これは、絶対に必要なことですよね。

ただ、業務内容によっては
何をどう数値化するか?
というのは大いに考えどころ。
とくにこれからの日本経済には
大きな影響を与える原因をはらんでいる問題でしょう。



日本アカデミー賞。
今年は岡田准一さん主演の「永遠の0」が
作品賞他、最多受賞を果たしましたね。
ちょうど、その授賞式を放送しているときに、
別の映像化作品を自宅テレビで再生していました。

テレビ東京開局50周年特別企画

ドラマスペシャル「永遠の0」

第一夜・第二夜・第三夜、全て鑑賞しました。

平成16年の夏。

佐伯健太郎(桐谷健太)は
フリーライターをしている姉・佐伯慶子(広末涼子)に誘われ、
自分たちの祖父・宮部久蔵(向井理)について調査を始めます。

慶子の恋人で新聞記者の高山隆司(山口馬木也)が進める
「終戦六十周年プロジェクト」の一環でした。

6年前、祖母の松乃が亡くなった時に、
現在の祖父の大石賢一郎(伊東四朗)が、
自分は健太郎と慶子の本当の祖父ではないと初めて語ったのです。

母の清子(高畑淳子)も実の父親について、
戦死したことくらいしか知らないといいます。

慶子が厚労省に問い合わせ、送られてきた書類は、
宮部は神風特別攻撃隊として
終戦間際に南西諸島沖で戦死したことを、
たった一行で記したものでした。

戦友会通して取材を受け入れてくれた
長谷川梅男(笹野高史)という男を訪ねた健太郎と慶子。

左腕を失っていた長谷川は、
宮部について「海軍航空隊一の臆病者だった」と語り始めます。

自分たちの祖父が「臆病者」だったと知り
ショックを受けた慶子と健太郎。

その「臆病者」がなぜ「特攻隊」となって
戦死したのか疑問が深まり
宮部を知る元零戦搭乗員の
伊藤寛次(津嘉山正種/千原せいじ)や
井崎源次郎(近藤正臣/満島真之介)、
元整備兵の永井清孝(小林克也/賀来賢人)と、
取材を重ねていきます…。

彼らの証言から宮部久蔵という人物像が二転三転していきます。

宮部久蔵とはいったいどんな人間だったのか…?
徐々に輪郭を帯びてくる祖父の人物像。

そしてさらに深まっていく疑問。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」

そう言い続けた祖父は、なぜ自ら零戦に乗り、
特攻隊員として命を落としたのか?

健太郎と慶子の物語と共に
大戦中の宮部久蔵の物語が丁寧に描かれていきます。



コマーシャルをカットしてもまるまる2時間ある話が
三夜連続ですから計6時間の作品になっています。

原作のボリュームを考えるとこれくらいはやって欲しい!
と原作ファンなら思っていたはず。

わたしも映画化決定の発表がなされる前から、
この小説は映画一本では伝えきれないなと思っていました。

全12時間の連続ドラマにするか、
最低でもスペシャルドラマで2時間×3部作…

そのくらいの尺は必要だと。

しかし、映画は尺の短さというハンデを払拭するように
省略という技術を見事に脚本に反映させて、
スケール感、特撮技術、美術、撮影、そして役者の演技などなど
全ての面で見事な仕事がなされて映像化に成功していました。

原作ファンでも納得した人も多いはず。
それでも、原作を読み返すと、
映像で観たかったけどカットされているエピソードは
いっぱいあります。

今回のテレビ東京開局50周年記念作品は
原作のエピソード全てとはいきませんが、
それでも多くの点で原作に忠実に、
さまざまなエピソードを盛り込んで見せてくれました。

スケール感や映像には映画ほどのお金はかけられないのでしょう。
観ていてそれは感じますが、テレビ作品としては大作です。


今回の映像化作品で印象的に語られたのは

「たった一行の人生」

というセリフでした。

健太郎が姉の慶子に宮部久蔵についての調査の協力を求められる時、
「たった一行の人生に興味なんてわかない」
と言います。

しかし、全てを知った健太郎は
その一行の向こうにあるドラマに魂を揺さぶられていました。


ドラマの中でも、景浦という元ヤクザが
「組織に守られているひ弱なサラリーマンならつべこべ言わない」
と、国の命運をかけて、自分の命を投げ出して戦っている
ゼロ戦の搭乗員の問題の深刻さを語っていました。

なので、この物語を観て、
仕事の成績の問題を取沙汰するのは
不謹慎だと怒られるかもしれません。


でも、「たった一行の人生」の中にあるストーリーに目を向けたとき、
例えば、事務員が処理した書類1枚1枚にある
ストーリーの違いを感じられるようになりませんか?
例えば、受電対応件数を競わされているコールセンターの
オペレーターたちが応対した1件1件という数字…
そこには同じ数字でも、まったく違うドラマが
存在していることに気づけるはずなんです。

もう、「効率化」を叫んでいていい時代ではありません。

人と人のつながりが、
これまで以上に大切な時代になってきています。

会社に守られているひ弱なサラリーマンも
ひ弱なままでは生きていけなくなってきています。

数字の中のストーリーを感じられるか?
それぞれに違ったストーリーをくみ上げられるような
数字の取り方をできるようになれるかどうか?

そういう時代が目前に来ているはずです。


                 全ての物語のために

※テレビ東京系列のチャンネルがない地域でも続々と放送が決まっているようです
(現在、鹿児島・静岡・愛媛の情報あり↓↓)
http://www.tv-tokyo.co.jp/tx_drama_eienno-zero/news/index.html#news0227











ラベル:テレビ東京開局50周年特別企画 ドラマスペシャル 永遠の0 第1夜〜第3夜 たった一行の人生 職場で求められる成績 「数字」に対する反感 サラリーマンに共通の感覚 従業員の業績を評価するために 何かしら「数値」にして評価 売上件数 売り上げ金額 利益を上げることを目的としている 販売実績 営業・販売に携わらない仕事の人 雇い入れる側 投資に値する利益につながっているか 仕事内容をなんとか数値化 投資額(給料)と利益の費用対効果を計測 何をどう数値化するか? 第一夜 第二夜 第三夜 佐伯健太郎 桐谷健太 佐伯慶子 広末涼子 宮部久蔵 向井理 高山隆司 山口馬木也 大石賢一郎 伊東四朗 清子 高畑淳子 神風特別攻撃隊 たった一行 海軍航空隊一の臆病者 の中にあるストーリーに目を向けたとき 書類1枚1枚にある ストーリーの違い 受電対応件数を競わされているコールセンター オペレーターたちが応対した1件1件 同じ数字でも、まったく違うドラマが もう、「効率化」を叫んでいていい時代ではありません 人と人のつながり これまで以上に大切な時代 会社に守られているひ弱なサラリーマン ひ弱なままでは生きていけなくなって 数字の中のストーリーを感じられるか? 違ったストーリーをくみ上げられるような 数字の取り方 鹿児島・静岡・愛媛 日本アカデミー賞 岡田准一 最多受賞
posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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