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2015年02月18日

ドラマ「○○妻 #5」愛し続ける努力



撮影の仕事で結婚式の場に立ち会うことがよくあります。
幸せに包まれる式と披露宴。

教会・あるいは神前…
厳かに永遠の愛を誓い合うカップルを見ながら
たまに考えてしまいます。

この中の何割が、
本当に永遠に愛し続けることができるのか?


わたしが思春期から20代前半くらいまでのころ…
友人知人たちと、
恋愛話で盛り上がることがよくありました。

その年代の若者特有の雰囲気。

自分の恋愛の相談をすることもあれば、
人の相談を聞くこともありました。

まだまだ、結婚して家族をつくる日が来るなんて
遠い未来の話だと錯覚していたころです。

女性陣からも男性陣からも聞こえてくる共通の言葉がありました。
「愛される努力」という言葉です。

「私が愛される努力をしなくなったからフラれたの」
「好かれる努力をしないんなら、自業自得だろ?」

フったとき、フラれたときによく聞く言葉でした。

確かに、一見正しいように聞こえます。
しかし、わたしにはどうもしっくりきませんでした。
わたしは自分の両親のことを思い浮かべました。

家族の幸せを本気で守ってきた両親は、
今でも仲良く一緒にいます。

世の中では離婚率というのは年々増えているにも関わらず、
わたしが育った環境はそんなものを寄せつけない力が
流れていました。

その見えない力が“愛”に関する何かであることは分かります。
でも「愛される努力」という言葉を持ってきたとき、
どうしてもシックリこないのです。

そのズレた感じの原因は、
自分が結婚を前にしたときわかりました。
自分が親になるということをリアルに思い描いた時にも
ハッキリとわかりました。

そして、家族を持ち、心理学を学ぶようになり
確信を持って腑に落とせています。



今シーズンのドラマは、
今ちょうど半分ぐらいまで来たものが多いですが、
初めからどんどん攻めているお話が多いです。
もったいぶらずに、秘密がどんどん明かされます。
後半は一体どうなっていくのでしょう!?
日本テレビ系列で話題の攻めてるドラマ

ドラマ「○○妻」

第5話を観ました。

作太郎(平泉成)に
「昔、人を殺しました」と告白したひかり(柴咲コウ)。

作太郎は、正純を深く愛するひかりを心配し、
もしそのことを正純に知られても、
ずっと正純と一緒にいられるようにと、
ひかりのために祈りました。
そして、その直後に意識を失い、こん睡状態に陥ります。

一方、正純(東山紀之)は、愛(蓮佛美沙子)に迫ります。

愛は、正純に「好きになりました」と気持ちを伝えます。

頑なに正式な結婚を拒否するひかりとの関係に疲れた正純は、
愛の気持ちを受け入れようとします。

しかし、愛は、そんな正純を投げ飛ばし、
奥さんと別れて自分のことだけを愛してくれるのなら
という条件を正純にしっかりと告げました。

作太郎が意識を取り戻したという連絡を受けたひかりは、
医者が、あまり時間がないと言っていると聞き、
慌てて病院へ向かいます。

作太郎は、すでに危篤状態でした。

作太郎が何を隠しているのか、
家族全員が気にしている中、ひかりはたまらなくなり
義母・仁美に土下座をして頼みました。

全てを話してください!と。

そして、仁美の告白が始まります。
全てを話した仁美は「お父さんごめんなさい」と、
病室を飛び出していき、娘たちも後を追います。
残ったのは正純とひかりだけ…

作太郎は子どもたちへの想いを語り、
仁美に「愛しています」と伝えて欲しいと
正純の手を握って息を引き取りました。

作太郎が長年、一人で抱えてきた苦しみを知った正純。
作太郎の葬儀を終えた後、
ひかりに「正式に結婚して二人の子供を作りたい」と、心から訴えます。

そして正純の真摯な思いを聞いたひかりは、
それまで隠していた秘密を語り始めるのでした…。



ひかりの秘密を聞いた作太郎が
ひかりに言うセリフがとても淋しくて印象的でした。

「辛いぞ…、愛されることを諦めるのは…」

作太郎は死に際まで、
自分を愛さない妻を愛してきた人でした。

そして妻からも子供たちからも
愛されることを諦めて生きてきた人でした。

でも、辛くてたまらなくて、
妻や子供たちに暴力を振るってしまっていたことも
語られてきました。

このドラマが始まった時から感じていた
“痛み”の理由の一つでしょう。

作太郎と仁美は、普通に夫婦をスタートさせたのでしょう。

そして、仁美は常識的に愛を漠然と考え、
作太郎も自分が愛されない現実に傷つきながら生きてきた。

それでも、苦しみながら家族を愛し続けた作太郎は
とてつもない忍耐力だなと思います。

作太郎は愛される努力をしなかったのでしょうか?

違うと思います。
仁美は語っていました。
「疲れていないか?」と作太郎が仁美の肩に手を置いた時
その手を払いのけてしまった…と。

きっと、思いやりのある優しい夫だったのでしょう。

それでも、仁美は作太郎を愛さなくなっていた。


これは、無知という大きな罪です。
多くの人が知らないでいる、愛に関すること。

自分が知らないということすら知らないでいること。

わたしも、もちろん知り尽くしたとは言いません。
でも、離婚率が多くなっている最近の日本の
夫婦や恋人たちの平均的な知識と比べると、
少なからず知っています。

それは、両親や祖父母のお陰です。
そして、彼らと比べることができたその他大勢の
一般的な恋愛模様、夫婦模様のお陰でもあるのでしょう。

愛には確かに努力が必要です。
忍耐力もかなりの者が必要です。
でも必要なのは、

「愛される努力」ではありません。

「愛し続ける努力」です。

その努力を誓うのが結婚式での、あの厳かな誓いなのです。

「病めるときも、健やかなる時も…」というのは
身体のことだけを言っているのではありません。

心の状態もそうです。

人は人生の中でいろいろな時期を経験します。
いい時もあれば悪い時も当然あります。

その中で、いつも元気はつらつ、
爽やかで前向きで、魅力的な人間でいるなんて
出来ないですよね。

想像もできない辛いことが起こることもあるし
一生懸命努力しても認められずに
やる気を失うこともあるかもしれない。
また、誰にも言えない秘密を一人で抱えて
黙っていなければならないような時だってあるかもしれません。

「こうはなって欲しくなかった」と思うような
クソジジイ、クソババアになったように
見えることもあるかもしれません。

それでも、相手の人生を信じて、
夫婦の人生を信じて、家族の人生を信じる。

それはもう、あなた自身、
個人としての努力なんですね。

相手には、それを求めたり押し付けたりできません。

だから、幸せな家庭を築いて行こうという誓は、
どんなことがあっても、
例え、愛せなくなりそうなことがあっても
愛し続けるんだという覚悟が必要で、
その愛を維持するには、
自分の心の中での努力が必要になるんです。

「愛される努力をおこたった相手が悪い」

そう言って相手をフるのは子どもです。
まだ、結婚なんてしない方がいい。

あなたは、本当に何があっても
愛し続けるための努力を
一生続けていく覚悟ができていますか?


 
                全ての物語のために




















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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