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2015年02月15日

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜 #4」認められたい、役に立ちたい。



引きこもりやニートに対して、
やる気のないダメ人間的な見方をするのは間違いです。

また、自分が引きこもりでもニートでもないとして、
やる気が出ない、ダラダラしたい、
と思う時に、自分をダメ人間だと思う必要もありません。

人間はもともと成長しようとする欲求があります。
それはもう本能と言ってもいい。

でも、その欲求、つまり意欲がくじかれていたり、
何かが心の中で意欲にブレーキをかけていたりする。

それは、周囲とのいざこざが原因だったり、
周囲の善意による期待がプレッシャーになっていたり、
自分自身の中にある自分の枠、
つまりセルフイメージの問題だったり。

人によっていろいろでしょう。

要するに、意欲があってやる気があるからこそ
引きこもったり、やる気を出せなくなる。

作用反作用的な反応ということですね。

これは、引きこもっていたり、
やる気が出ない本人だけの問題ではありません。

関わる世の中の人、全員の成長の問題です。



痛快恋愛ラブコメディ、
今シーズンのフジテレビの月9

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」

第4話を観ました。

藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)は、
成り行きでクリスマスイブにデートをすることになっていました。

2人とも本来なら、「クリスマスにデート」など
受け入れるような価値観は持ち合わせていません。

しかし、依子は藪下俊雄(松重豊)と小夜子(和久井映見)の、
巧は谷口留美(風吹ジュン)の過干渉がうっとうしくなり、
イブの直前に仕方なく約束をするハメに…。

デート当日、なぜかサンタクロースの格好をした依子と
普段着の巧は、カップルで賑わう商業施設にやって来ます。

ところが、巧が高熱を出してしまったため
依子はデートを中止し、嫌がる巧を引っ張って
自宅まで送り届けることになります。

その頃、谷口家はクリスマス会の最中で、
留美の美術教室の生徒や、
教室の卒業生、島田佳織(国仲涼子)、宗太郎(松尾諭)たちが
盛り上がっていました。

巧は自室に倒れ込んでしまいますが、
依子は流れでクリスマス会に参加させられました。

また同じ頃、藪下家の俊雄を、
鷲尾豊(中島裕翔)が訪ねてきます。

一人でいるのが辛いという鷲尾に、
俊雄は酒を付き合ってやることに。

やがて、酔いが回った俊雄は、
押し入れからサンタクロースの衣装を引っ張り出してきます。

それを着て幼い依子のサンタクロースになれなかった
父親の淋しさを語るのでした…。

依子は留美に、巧の子供時代の話を聞いていました。
クリスマスが大好きで、サンタクロースの存在も信じ、
両親にプレゼントも贈っていたという幼い巧の話を、
依子は意外な思いで聞いていたのです。

そして留美から、巧が「高等遊民」になったいきさつが
語られるのでした…。



マズローの欲求段階説というのをご存知ですか?
一般的には5段階で説明されることがあります。

※マズローの欲求段階説、参照サイト↓
http://matome.naver.jp/odai/2138276425484692401/2138276782786495903

最下位層が『生理的欲求』その上が『安全の欲求』
つまり、自分や家族の衣食住や
身体的・精神的な安定した安全性を求める欲求ですね。
動物として当たり前に生きることへの欲求です。

それらが満たされたときに出てくるのが
3段目の欲求『社会的欲求』
ここで、友情なども含めた広い意味での愛情への欲求です。

そして社会的欲求が満たされると
4段目、『尊敬、評価の欲求』が出てくる。

自尊心であったり、人から認められたいという欲求ですね。
引きこもりやニートというのは、
この欲求が上手く満たされていない人たちだと言えるでしょう。

4段目が何とか達成されると5段目
『自己実現欲求』がムクムクっと出てきます。

問題を解決したい。自力で頑張りたい。
クリエイティブに創造的に!
とか、あと道徳的に良く在ろうする欲求。

ニートや引きこもりを“ダメ人間”扱いするのは
この4段目までは欲求を満たされて5段目にいる人たちが
まだ4段目が満たされていない人たちを非難しているんですね。

良く観て欲しいのですが、自発性は5段目です。
4段目が満たされてから発生するモノです。

4段目が満たされていないということは、
そのそも自尊心、自信を持てないでいるわけです。
5段目目線で4段目を「やる気が出せないダメなヤツ」
と批判するのは、
4段目が満たされていない人から言えば、
「お前ら何もわかってない」となって当然なんですよね。

だって、4段目まで満たされたから
5段目の視点が持ててるわけですからね。

では、なぜ5段目の人もやる気がなくなるのでしょうか?

じつは5段目の上にはまだ『自己超越』という欲求があります。
詳しくは7段階説もありますが、
ざっくり言うと、6段目以降は自分だけではなく、
周囲への愛ですね。

隣人を愛せよ。自分がいるコミュニティをなんとかしたい。
国をみんなのためにもっと良くしたい。
全生物のために、地球環境をもっとよくしたい。

そんな欲求。

どんどん、難易度が高くなっていく。
だから成長欲求はそれを追い求め、
そして簡単ではないからくじかれる。

でも、国を良くしたい、周囲を良くしたいと6段目で思うなら、
下を見てみませんか?

そう4段目を。
5段目の人が4段目の人たちのサポートをして
彼らが自尊心を取り戻し、自信をつけることができれば、
5段目の人は6段目に近づける。

そういうことですよね。
そのためには、ダメ人間呼ばわりする前に、
彼らの本来の能力を引き出すサポートをする必要がある。

「それじゃダメ!ああしろ!こうしろ!こんなこともできないのか!」

と叩き潰すのではなくて、
信じてじっくりと引き出す。

巧は「高等遊民」と自称することで、
くじかれたプライドをなんとか守ろうとしているようです。

しかし、留美はじめ、周囲が暖かい。
彼を信じている。

そこに、依子の成長もともなって
化学反応を起こすのでしょう。

ただのオチャラケコメディではなく、
見応えのある骨太なテーマが少し顔を出してきましたね。



                  全ての物語のために

古沢良太作品










posted by ストーリーセラピスト at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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