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2015年02月06日

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜 #3」価値観を観ると愛は見えない



つい先日も、
ワイドショーで離婚問題が取りざたされていました。

離婚理由の上位はやはり「価値観の問題」

残念ながら、現実です。

本当に長年いろいろな問題を克服しながら
一緒に一生懸命幸せを見つけながら生きている
先輩夫婦たちに聞いてみればいい。

価値観なんて違って当たり前ですよ。

恋も愛も、価値観では決められません。

恋が始まるのも、愛をはぐくむのも
価値観とはもっと別の次元のものです。

動物としての本能と
人間を人間たらしめている知性を生みだす元。

そういったものと魂が融合し、
惹かれ合うもの。

しかし、この惹かれ合うという現象は
「いつまでも出会ったころのようにウキウキしてましょう」

とはいかないのも現実。

それを乗り越える覚悟がない人が持ちだす
もっとも幼稚で無知な離婚理由が「価値観の違い」です。



武骨さのある古沢良太さん脚本らしい
エンターテインメント恋愛コメディ

ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」

第3話を観ました。

谷口巧(長谷川博己)との“交際”終了後、
藪下依子(杏)は、あるホテルで開催される
お見合いパーティーに参加することに…。

一方、巧も島田宗太郎(松尾諭)の薦めで
同じパーティーに偶然参加していました。

お互いにパーティー開始前に鉢合わせしますが、
つっけんどんな態度で
気にせず新しい出会いを探し始めます。

ところが、依子はストレート過ぎる言動が災いし、
誰からも連絡先を聞き出せません。
イタイ女と思われて避けられるのです。

一方の巧は、宗太郎から「唯一可能性がある」と言われた
巧も自分の高等遊民という生き方を素直に出し過ぎ
なかなか女性たちに相手にされません。

やがて、一人でいた依子の元へ巧がやって来ます。
依子は巧にある質問を切り出そうとするのですが、
そこへ、榊原まゆ(吉谷彩子)が割り込んで来ます。

マンガが大好きだというまゆは、巧と盛り上がり、
依子を残して2人で別の場所へ…。

同じ頃、島田佳織(国仲涼子)は、
谷口留美(風吹ジュン)の美術教室で子供たちに絵を教えていました。

薬を飲みながら絵画教室を営む留美を心配する佳織。

また、一方では藪下俊雄(松重豊)から、
依子がお見合いパーティーに参加すると聞いていた鷲尾豊(中島裕翔)は
取引先の社長との接待ゴルフ中も気が気ではない様子。

再び一人になった依子の元には藪下小夜子(和久井映見)が現れ、
依子の現状を皮肉ってきます。
イラついた依子が小夜子を消そうとチョップをすると、
その手が見ず知らずの岡島(岡田浩暉)に当たってしまいました。

依子は、謝罪のためホテルのバーで岡島に酒をおごります。
心理カウンセラーだという岡島に二―トという生き方について
質問していた依子は、グイグイと酒を煽って行きました…。



依子は正式に交際終了を巧に通達するために
数十枚にいたるレポートを巧に届けていました。

巧はそのレポートの処分を島田兄妹に
託していたのですが、
レポートをシュレッダーにかけながら読んでいた佳織は
どうしても依子に一言言いたくなって、
パーティーの数日前に、依子を訪ねていました。

依子がカウンセラーの岡島に
二―トについて質問をしたのも、
巧に質問をしようとしたのも、
きっと佳織の言葉が依子の心に残っていたからです。

依子の価値観では、
巧の生き方は許せるものではありません。

2人は初めこそ“恋愛観・結婚観”のようなモノに
共通点を見いだせたものの
“価値観”は全く違います。

それがこのドラマの面白いところです。

また、鷲尾も結局は依子のことを好きになりますが
鷲尾でさえも依子とは価値観に大きな違いがある。

そもそも、恋が始まる時、
価値観なんて関係ありません。

何も知らない者同士が、
“なぜか”惹かれ合い恋に落ちる。

そして付き合いながらお互いの価値観を知っていきます。
そして、自分になかった価値観に気づかされたりしながら
お互い成長し合って愛をはぐくんでいく。

なのにいつしか、「わたしたちは価値観が合うから一緒にいる」
と勘違いしてしまうのです。

そもそもスタートからしてそうではなかったはずなのに。
いや、スタートがお互いの違いに興味を持ったならまだましです。

立ち返れる原点が“互いの違い”だから。

出会ってすぐに「私たち価値観が一緒!だから好き!!」
と思って付き合い始めたカップルは分かりやすい。

別れが早いです。

お互いを知っていくにつれ、合わないところが見えてくるから。

いずれにせよ、いつしか「価値観が同じ」だと
勘違いし始めたカップルは、
結婚して数年間一緒にいて、
価値観の違いにフラストレーションを抱き離婚します。

価値観が違って当たり前なら、
何に惹かれあって一緒になったのでしょうか?

価値観と同様に、離婚の原因にあげられることに
精神的な成長という項目があります。

これも、価値観同様、気持ちも分からなくもないけど、
やはり違って当たり前です。

恋に落ちる時は同程度の成長段階だったかもしれません。
しかし、人生は1人1人別のものです。

人生のパートナーとは言っても、
やっぱり同じものではありません。

だから、人生での気付きのタイミングも違う。

とうぜん、精神的なステージも
常に同じというふうにはいかないもの。

一番分かりやすい例は、初めての子どもができた時。
わたしもそうでしたが、お腹の中に命が宿った実感を持っている妻が
どんどん親としての覚悟をもって成長していく中で
自分の精神年齢が追いつかないことを歯がゆく思った時期もありました。

しかし、家族として年月が過ぎていくと、
今度は感情的な面での成長ステージという点で
逆転が起きてきました。

わたしはそんなことは当然だと知っているので、
ただあるがままを受け入れられますが、
そうは出来ない人たちが離婚していくんですね。

パートナーへの愛というのは、
自分で自分の中に育てていく努力をしなければ
いつしか消えていきます。

そのためには、人はそれぞれ成長のスピートも違う。
そして成長するということは
価値観もどんどん変わっていくものなんだと
知っておく必要があるし、
そういうことを知識だけではなく自分の中の実感として
経験を通して蓄積していかなければなりません。

愛は価値観とは別の次元にあります。
価値観を観ていたら愛は見えません。

そもそも、子どもと親の価値観が同じであるはずがないのに
価値観なんてあるかどうかも分からない
我が子を無償の愛で包みこめているのですから…

パートナーへの愛も同じです。



                  全ての物語のために

古沢良太脚本作品






posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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