お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2015年01月28日

ドラマ「問題のあるレストラン #2 夢への一歩! 開店は前途多難」良い夫婦に成長する視点



これ書くの、すっごく勇気がいるのですが…
わたしの基準で考えれば、
わたしの妻は、小言が多いです。
(妻へ:ごめんなさい。書いちゃった♪)

でも、取りつくろうわけでもなんでもなく、
客観的に観たときに、
周囲の人たちの話と相対的に比べると、
実はそうでもないんだなと気づきます。

つまり。わたし個人の基準で多いと感じる。

わたしが、普段、おおらかだからだと思います。

例えば電気の消し忘れとか、
ドレッシングのフタがきちんとしまっていないとか、
妻にもそういうところは良くあるのですが、
そういうことをわたしはイチイチ言わない。

気付きはするけど、別に腹も立たないんです。

で、わたしがそういうところを注意されると
たいがいの場合はなんとも思わない。

だから、妻から見たら、
ほとんど“のれんに腕押し”状態だと思います。

でも、やっぱりわたしもフツーの人間。
ストレスがたまっていたり、
気持ちに余裕が無かったりすると、
普段は気にならない小言が
非常にうっとおしく感じるときがあります。

そういうときは、いつもはのれんに腕押しなのに
“小言を大事に”して返してしまう。

「君だって…」と、出ちゃうんですね。
といっても年に1回もないけど、そんなこと。
せいぜいここ10年で3回もあったかどうか・・・。

多くの既婚者の話を聞くと、こういう問題って、
多かれ少なかれどこでも抱えている。

わたしは「そういうもんだ」というアキラメと
夫婦の人生も、らせんのように成長していくんだと
思って、静かに見守ろうと思っています。



坂元裕二さんという方は、
男性なのに、女性側の気持ちを描きつつ、
作風は男が昔から好んできた
骨太のエンターテイメントとして描く…
という、独特の視点を持っているのでしょうか?
普段は男性が書いた“男っぽい”お話に反応しやすいわたしが
女性が主役で、女性のこころを描くドラマを観る。
珍しいな…と思うと、この脚本家だった…
それが「Mother」「Woman」でした。
今回は、もっとエンターテイメント性を強調していますが、
しっかりと女性側の気持ちを代弁しているようです。

ドラマ「問題のあるレストラン」

第2話、「夢への一歩! 開店は前途多難」
を観ました。

たま子(真木よう子)は、ビストロをオープンさせるべく、
表参道にあるビル屋上の格安ペントハウスを借りました。

パティシエのハイジ(安田顕)、シェフの千佳(松岡茉優)と
店の下の階の部屋で共同生活を送りながら、
経費節減のため、
可能な限り自分たちの力で準備を進めていました。

せっせと手伝ってくれるのはハイジだけ。
千佳は手伝うそぶりは見せません。
ひたすら漫画「ゴルゴ13」を読んでいます。

その頃、息子の洋武(庵原匠悟)を連れてファミレスを訪れた
離婚調停中の専業主婦・鏡子(臼田あさ美)は、
そこで奈々美(YOU)と再開します。

奈々美は、鏡子はたま子の店に参加すると思ったと話します。
しかし鏡子は、一度も働いたことがなければ
料理もできない自分は不良品だと極端に自分を卑下するのでした。

たま子たちが、開店準備をしていると、
それに気づいた門司(東出昌大)や藍里(高畑充希)、
土田(吹越満)ら、
敵であるライクダイニングサービス社の面々が
様子を見にやってきます。

たま子たちが、
門司がシェフを務める新店舗『シンフォニック表参道』の
真向かいでビストロをオープンさせること知った土田たちは、
彼女たちをバカにしているのでした。

一方、東大卒の結実(二階堂ふみ)は
再就職活動に勤しんでいますが、
不採用通知メールばかりが届く日々を送っています。

そんな折、鏡子は、夫の森村真三(丸山智己)から、
洋武の親権と養育権はこちらが持つと、
一方的に洋武を連れて行かれるのでした…。



鏡子は極端に自分を卑下します。
はじめにその様子に違和感を感じた奈々美は、
鏡子の卑下する言葉を受けて
「・・・って、誰かに言われたの?」
と毎回聞き返しますが、それについての返答はありません。

後半、洋武を連れて行かれ自暴自棄になった鏡子が
たま子のもとに訪れます。

そして、夫・森村から強引に渡された通帳を
たま子たちに差し出しながら、
ダメな自分に一生懸命、卑下に卑下を重ねて
泣きながらみんなの役に立とうとする鏡子・・・

たま子は、その様子をじっと見つめ、
通帳を返して鏡子に言います。

「誰が、あなたに、そう思わせたの?」

夫でしょう。
「あれがダメ、これが出来てない」
とずっと鏡子を責め続けたのでしょう、きっと。

鏡子はずっと、社会に出たことのない、
専業主婦を見下すような森村の言葉に
責め続けられて、「自分はダメな女なんだ」
と思い込まされてきたのです。

たま子は鏡子に言います
「お金、返しに行こう。洋武くんを帰してもらいに行こう」

そして鏡子とたま子は森村と対峙します。

ストーリーは完全に、虐げられた農民を助ける用心棒です。
敵は、理解のないヒドい夫・森村。

自分の想いを上手く言葉に出来ない
耐え忍んでいた鏡子は、やはりなかなか言葉が出ません。
森村の理路整然攻撃に防戦もままなりません。

ひとしきり鏡子を責め立てた森村は、
今度は矛先をたま子に向けました。

たま子は部外者。しばらくは黙って見ていますが、
自分に矛先が向いたら応戦します。
ヒーローの出番です。

そして、森村の理路整然が揺らいだとき、
鏡子は自分の想いをやっと言葉にして
相手に叩き込みます。


スカッとします。
しっかりと基本をおさえた構図で
虐げられていた女性が、男に反撃をする姿を見せる。

・・・しかし、コレはヒューマンドラマ。
ただの面白おかしいヒーローものではありません。

森村も主張をしました。
父と自分のためだけに人生を捧げたような母への
森村の感謝と愛がそこには詰まっています。
森村は涙ながらに訴えます。

なるほど・・・根っからの悪人ではない。

しかし、彼の間違いはその母の美談を
妻に押し付けたことでした。

「こうあるべき!」を押し付けた。

だから、森村自身の想像の外にあった、
鏡子の愛情が現われている部分には
気付けなかったのです。

母は素晴らしかったのかもしれない。
妻も、本当は素晴らしいのですが、
その素晴らしさの有り様は母とは違う。

ひとりひとりの人間が、
全く別の個性を持っているという
当たり前のことが森村の視点から欠落していた。

森村が、「母はここが素晴らしかった。
それに比べて妻はこれもこれも出来ない!」
という視点ではなく、

「母はここが素晴らしかった。
妻は、同じことは出来ないけど、
母とは違って、こんなところもある、
あんなことも出来る」
という視点で見ていれば、
2人の人生は全く違うものになっていたのでしょう。

このドラマは女性が主役です。
虐げられた女性がスカッとできる、いい物語です。

しかし、わたしは思いました。

「こういう結末を迎えないために、
わたしは現実の世界でどうあればいいのか?」

正直、わたしは自分の大らかさと比べて
細かいことに口出しする妻にイラつくことがある。

それでは、押しつけです。
本当の大らかさではない。

わたしに出来ることは、
「そんな小さなことを気にしたって仕方ないだろ!」
と付き返すことではなくて、
わたしの腸の様子を気遣って、
常に冷蔵庫のヨーグルトを切らさないようにしてくれていることや、
洗濯物のたたみ方が、
わたしのように雑ではなく丁寧なことや、
わたしが息子の心配をせずに家を空けていられることなどなど・・・

当たり前に生活をおくれるようにしてくれていることに
感謝することなんだろうなと思います。

できれば、妻にももうちょっと大らかに見てて欲しい・・・

っと、願わないといえば嘘になりますが、
それをぶつけると、わたしの基準の押し付けになってしまう。

夫婦ともお互いに、「こうあるべき」を押し付けず、
違いを発見して楽しむということをつづけていければ
きっと、いい夫婦になれるんだと思っています。



           全ての物語のために

坂元裕二脚本作品


















ラベル:臼田あさ美 鏡子 庵原匠悟 のれんに腕押し 気付きはするけど、別に腹も立たない 個人の基準で わたしの妻は、小言が多い 良い夫婦に成長できる視点 夢への一歩! 開店は前途多難 門司 Mother 骨太のエンターテイメント 坂元裕二 夫婦の人生 YOU 誰が そんな風に思わせたの? ダメな自分に 誰かに言われたの? 奈々美 洋武 松岡茉優 千佳 安田顕 #2 問題のあるレストラン ドラマ らせんのように成長していく 多くの既婚者の話 “小言を大事に”して返してしまう ハイジ 真木よう子 たま子 第2話 woman 高畑充希 藍里 東出昌大 吹越満 土田 極端に自分を卑下し 丸山智己 森村真三 二階堂ふみ 結実 専業主婦 社会に出たことのない ストーリー お金、返しに行こう 思い込まされて 自分はダメな女なんだ 責め続けられて 自分に矛先が向いたら応戦 今度は矛先を 理路整然攻撃 敵は 虐げられた農民を助ける用心棒 想像の外にあった 「こうあるべき!」を押し付けた ヒューマンドラマ 根っからの悪人ではない 虐げられていた女性が、男に反撃をする姿を スカッとします 自分の想いをやっと言葉にして ヒーローの出番 ということをつづけていければ 願わないといえば嘘に 当たり前に生活をおくれるようにしてくれている それでは、押しつけ わたしは現実の世界でどうあればいいのか? こういう結末を迎えないために 愛情が現われている部分 いい夫婦になれる
posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。