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2015年01月24日

ドラマ「○○妻 #2」大人が一番臆病



子どものころ怖かった暗がりが、
大人になると怖くなくなります。

夜中にトイレに一人で行くのが怖かったのに
大きくなるにつれ一人で行けるようになる。

それは、その暗がりがただ暗いだけで
何もないと言うことを経験で学んで知っているからです。

知ってることは怖くない。
そうやって経験を積んで大人になります。

経験を積むことが大人になることなら、
色々なことを知り、怖いものが減っていくのが
大人へと成長していくこととも言えます。

…言えますか?…本当に?

間違ってはいないけど、これは一面的な見方ですよね。

世の中には、知っているから怖い。
経験してしまったから怖くなったと言うものもあります。

思い当たる節はあるはず。

じゃあ、大人も子供もそれなりに怖いものがあるってことか…。
確かにそう。

でも、どっちが臆病かといえば、
わたしは子どもより大人の方が臆病だと思います。

それは、多くの大人がとても大切な一点について
無意識で忘れてしまっているからです。
その一点を理解して突破すれば、
多くの大人から抜きん出ることができる。

本当の大人になれることでしょう。



「女王の教室」「家政婦のミタ」と似ているようでいて、
どちらとも違う構成が見えてきました。

ドラマ「○○妻」

第2話を観ました。

籍を入れず、3年ごとに更新する契約書を交して6年間、
契約夫婦として暮らしてきたひかり(柴咲コウ)と正純(東山紀之)。

正純が契約更新を拒否して「本当の夫婦になりたい!」と
本音を打ち明けると、ひかりはあっさりと
家を出ていってしまいました。

身の回りの一切をひかりに任せていた正純は、
その日に着る服すら満足に選べず、
いつも適度にひかりが加湿をしていてくれたことも忘れ、
体調まで崩し、生活全体に支障をきたします。

そんな中、姉の美登利(渡辺真起子)が
二人の子供を連れて正純の家にやってきました。

夫の浮気が原因で家出してきた美登利は、
しばら泊めて欲しいと言い出します。

父・作太郎(平泉成)が入院して以来、
母・仁美(岩本多代)を引き取っている正純は、
ひかりがいなくなって生活が不安定な上に居候まで増えて大混乱です。

極め付けに、ひかりの母・千春(黒木瞳)までがやってきます。

正純は千春に、ひかりと契約結婚をしていたことを打ち明けます。

ひかりが契約結婚にこだわる理由に思い当たる千春。
しかし、彼女は何も語ろうとはしません。

そのころ、ひかりはカプセルホテルで寝泊まりし、
夜10時には、しっかりと正純の番組を見て、
彼の様子に感情を動かされていました。

そして、公私ともに追い詰められた正純に、
ひかりから「会えませんか?」というメールが届くですが…。



「女王の教室」「家政婦のミタ」は
物語のクライマックスまで
主人公が感情を表に出すことはほとんどありませんでした。

しかし、この「○○妻」のひかりは、
彼女が持っている秘密はクライマックスに向けて
様々なことが明かされるのでしょうが、
初めからかなり感情の揺れは表現されています。

この第2話のクライマックスでは、
ひかりは思いっきり自分の気持ちをぶつけます。

まっすぐに。でも秘密は明かすことなく…。

ひかりは、前に結婚経験があり、
そのといの旦那が、どうやら結婚してから“変わった”ことが
今のひかりの契約結婚への執着につながっているようです。

正式に結婚して、正純が変わってしまうのが怖い。
正純にいつまでも変わらずにいて欲しい。

その強い思いがひかりの純粋な思いと共に
表現されました。

観ていてヒリヒリするような、真摯な演技です。


わあ、オレも柴咲コウちゃんに
こんな風に言われてみた〜い♪…いやいや、妄想から抜け出します。


つまり、ひかりは結婚とか籍を入れるというカタチに
異常とも思えるほどの警戒心を抱いているようです。

「踊るさんま御殿」だったか何かのバラエティ番組で、
ある女性芸能人が、夫と別れたら恋人のように戻れた。
という話をしていたことがあります。
結婚すると期待が大きくなって不満ばかりが募ると…
だから、結婚しない関係が私たちには良いみたいですと…

違います。

その距離を、結婚している状態で創れるようになることが、
夫婦の成長です。

ひかりも、結婚して正純が変わることに怯えています。
いま、無理に結婚しても、
ひかりの“変わって欲しくない”という期待が大きい分。
結婚したらひかり自身の正純を観る視点が確実に変わるでしょう。

常に変わっちゃうんじゃないか?と神経をとがらせて、
少しでもその兆しが見えると、「ほら!やっぱり変わった!!」
と鬼の首を取ったように反応することでしょう。

でも、本当は違うんです。
いや、本当に結婚したら変わるかもしれません。

でも、変わって当たり前です。
むしろ、変わらなければなりません。

だって、人間だから。
だって、常に成長し続けるのが人間だから。

ひかりが見落としているのはここです。
自分も、正純も常に成長して、よりよい大人へと
成長し続けていかなければならない。

しかし、今のひかりの理屈だと、
もう、自分たちは大人で、成長はしない。
でも変わっちゃうという論理になってしまいます。

クソジジイ、クソババアに変わっちゃうこともあるかもしれません。
でも、それは裏切りではありません。
それを裏切りと受け取るのは、受け取る側の価値観の押し付けです。

例え、クソジジイ、クソババアに変わってしまうことがあっても、
人間は成長し続けるもの。

また、その次の新たな成長を目指して、
自分たちは成長し続けることができる。

そういう人生を、2人なら歩んで行ける。
そう、自分の心の中に信じること、
相手と自分の人生を信じることを、自分の中に誓うこと。

それが結婚です。

経験したことがトラウマになって、
また同じことが起こるのではないかと行動できなくなる。

それが大人です。

しかし、子供は経験がないから無防備です。
無邪気に危険に向かっていきます。
知らないと言うことは、怖さをも知らないと言うことです。

ここからが大人と子どもの違いです。

大人は、本当は次の未来は今までとは違う、
知らないはずの未来なのに、知ったふりをします。
これまでの経験から勝手に決めつけます。

子どもは知らないから、やっちゃえます。

明らかに大人の方が臆病です。

子どもには天性の“無知の知スピリッツ”があります。
大人は“無知の知”すら持てない人が多い。
スピリッツなんてその次の段階です。

わたしたち大人も、未来に対しては
常に子どもであることを、忘れずにいましょう。



                全ての物語のために




















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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