お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2015年01月22日

スペシャルドラマ「オリエント急行殺人事件 第一夜・第二夜」物語が人を動かす



わたしは10代後半〜20代の終わりまで、
脚本の勉強をしていました。

別にシナリオライターを目指していたわけではありません。
映画監督を目指して自分で映画を撮っていました。

面白い映画を作りたいと思う
映画監督志望の若者たちは
殆どが、自分でシナリオを書いています。

わたしが脚本の勉強をしたのは、
ごく自然なことでした。

自分が映画を作ってどうしたいのか?
がわかった時、それは映画作りでなくても
日々の生活の中でやって行けることだと気づきました。

それからは、生活のためのと思って始めた仕事も
普段の生活の営みも、“志事”として、
映画作りへの情熱と創造性をもって
取り組めるようになりました。

言い換えれば、わたしは既に夢を叶え、
夢の中を生きているともいえます。

わたしは息子に即興で物語を聞かせることがあります。
その時には、脚本の勉強で培ったことを
少し役立てています。

なぜなら、物語が人の心を動かすことを知っているから。
わたし自身が誰よりも物語の力を信じだいと思っているからです。



新春のスペシャル番組群の中で
とても豪華なドラマが2夜連続で放送されました。

スペシャルドラマ「オリエント急行殺人事件」

第一夜、第二夜、ともに鑑賞しました。

昭和8年2月、下関駅。

全国を震撼させた「いろは殺人事件」を解決した
有名人名探偵、勝呂武尊(すぐろたける)(野村萬斎)は、
東京へ向かう特別急行東洋の切符を求めます。

特急東洋は、下関と東京を結ぶ日本初の寝台付き列車です。
皇室関係者や政府の高官も利用する最新鋭の超豪華列車。

ところが2月だというのに、特急東洋の寝台は満席。
たまたま下関で再会した
鉄道省の役人・莫(ばく)(高橋克実)の計らいにより、
勝呂は無理やり一等寝室を確保してもらいます。

朝、下関を出発する特急東洋。
東京に着くのは翌日の朝の予定。

食堂車で勝呂は、実業家・藤堂(佐藤浩市)から
「俺は命を狙われている」と、身辺警護を頼まれます。

しかし彼の横柄な態度に勝呂は
「私はあなたの顔が嫌い」と、依頼を断りました。

翌朝、勝呂が目を覚ますと、関ヶ原付近で、
大雪のために列車は身動きが取れなくなっていました。

その直後、藤堂が客室内で他殺体となって発見されます。

莫は、勝呂に協力を依頼。
状況証拠から、犯人は寝台車の乗客の中にいると判断した勝呂は、
線路が復旧するまでに事件を解決してみせると約束するのでした・・・。

乗客全員に話を聞きながら推理を始める勝呂。
やがて彼はある真実にたどりつきます。

ここまでは、アガサ・クリスティ原作の
「オリエント急行殺人事件」の舞台を日本に置き換えた
リメイク作品となっています。

しかし、今回のドラマの脚本を手掛けたのは三谷幸喜さん。
ただのリメイクでは終わらせません。

第二夜は、犯人の視点で犯行に至るまでの経緯を
丹念に描いていきます。

そして、名探偵勝呂が本当にたどり着いた結論とは!!



orimitani.jpg

とても楽しく見られる推理物です。

出演は他にも、笹野高史、西田敏行、
二宮和也、小林隆、富司純子、八木亜希子、
草笛光子、玉木宏、杏、沢村一樹、池松壮亮、
藤本隆宏、松嶋菜々子、青木さやか、
石丸幹二、吉瀬美智子、黒木華…と、

バラエティ豊か、かつ豪華な顔ぶれ。

一夜につき3時間、計6時間の放送でした。
初めは、そんな時間取れるかな…
観ないまま消すことにならないかな…
でも念のため録画しておこう。

という気持ちで録画しておいたのですが、
観終わった後、本当に観ておいてよかったなと思いました。

三谷幸喜さんは、その才能は誰もが知るところですが、
名作を、更なる名作に仕立て上げ、
原作を知っている人も驚くような結末を作り上げるあたり、
原作へのリスペクトだけではなく“原作への挑戦”的な
野心すら感じます。

そして、最後に勝呂が出す結論こそ、
“物語”によって、勝呂の感情が揺れ動き、
その感情が行動という結論を起こさせた結果でした。

まさに、物語の力で人が動く瞬間が描かれたのです。



物語を上手に語れると、聞き手は引き込まれます。
登場人物と一緒になってワクワクします。
続きはどうなるの!?と、先を聞かずにはいられません。
そして、興奮や感動と共に幕を閉じる。

そのとき、聞き手の心には“熱”が残っています。

それが、今を生きる元気になったり、
良くあろうとする気持ちになったりして、
その想いがその人の行動を変えます。

だから、わたしは息子に物語を語ります。

登場人物は、彼のクラスメイトなど身近な人たちと
クレヨンしんちゃんやドラえもんなど、
夢の世界の住人たち。

彼らがトラブルに巻き込まれながら、
冒険し、乗り越えていくことで、
息子に熱い思いや、幸せな感覚を残ればいいなと思っています。

それが、息子の健全な心の育成になると信じているから。

物語を語ることは難しくありません。
いつも上手くやろうとする必要もありません。
語り手が、どうなるんだろう?とワクワクしながら
結末をたぐり寄せる感覚です。

意識するのは「3」というリズム。

冒険の支度(設定)と出発、トラブル(冒険)、帰還(結末)。

それらを面白くするために自分に初めにお題を与えます。
それも「3」のリズム。
三つのお題を与える。

わたしは息子にききます。「どんな話がいい?」
息子が答えます。「4年1組の話、でミギーがボクの手にいるの」
4年1組は息子のクラスです。

これでお題三つの内、二つが決まりました。
息子のクラスと「寄生獣」に登場するミギーが息子の右手にいる。
残りの一つは、息子には内緒で、心の中で決めます。
その日は息子の好きな「クレヨンしんちゃん」にしました。

学校で寄生獣に襲われるクラスメイトを
息子とミギーが助けるお話。
しかし、息子とミギーの前に強敵が現れピンチに陥ります。
そこに現れる天才おバカ幼稚園児しんちゃん。
しんちゃんは、お尻から寄生しようとして
臭すぎてお尻で一度気絶してお尻にだけに寄生してしまった寄生獣、
“シリー”と共に息子とミギーを救います。
このお話の中で、息子は彼を苛めた嫌なクラスメイトや
憧れの女の子を助け、みんなとなかよしになりました。

“シリー”は話の中にしんちゃんが登場した瞬間に
思いつきました。語り手のわたしも驚きの展開です。
“シリー”のお陰で、しんちゃんの“ブリブリ攻撃”は
100万倍です。
2人で笑いながらお話が盛り上がっていきました。

ちなみに、翌日の続編では、
しんちゃんの朋友、ボーちゃんが登場します。
鼻水にだけ寄生した寄生獣“ミズー”をともなって(笑)

実生活では息子もケンカはしょっちゅうするでしょうが
言い換えれば仲直りを何度も経験すると言うことです。
それがこの時のお話しのテーマでした。

決して、親が口で
「君をイジメたお友達が困っているときは助けてあげようね」
なんて言ったりはしません。

息子が好きなキャラクターたちと
大冒険を繰り広げる架空のお話の中で、
自分をイジメた子も、好きな子もみんなを助けるという
ヒーローになる息子を描いて語っただけです。

どう受け取るかは息子しだい。

実際のケンカや仲直りの経験での感情と物語で得た感情が
相互に共鳴し合って、子供は大人になるのだと思っています。



                全ての物語のために
















ラベル:スペシャルドラマ オリエント急行殺人事件 第一夜 第二夜 物語が人を動かす 脚本の勉強 シナリオライターを目指して 映画監督を目指して 自分で映画を撮って 面白い映画を作りたい 映画監督志望の若者たち 生活のためのと思って始めた仕事 志事 映画作りへの情熱と創造性を 既に夢を叶え 夢の中を生きている 息子に即興で物語を聞かせる 誰よりも物語の力を信じだい 豪華なドラマ 2夜連続 昭和8年 下関駅 勝呂武尊 すぐろたける 野村萬斎 名探偵 特急東洋 寝台付き列車 高橋克実 藤堂 佐藤浩市 アガサ・クリスティ 原作 脚本 三谷幸喜 ただのリメイクでは終わらせません 犯人の視点で犯行に至るまでの経緯を 丹念に描いて 笹野高史 西田敏行 二宮和也 小林隆 富司純子 八木亜希子 草笛光子 玉木宏 沢村一樹 池松壮亮 藤本隆宏 松嶋菜々子 青木さやか 石丸幹二 吉瀬美智子 黒木華 想いがその人の行動を変え 物語を語ることは難しくありません 語り手が、どうなるんだろう?とワクワクしながら 意識するのは「3」というリズム 三つのお題を 息子とミギーの前に強敵が現れ お尻にだけに寄生してしまった寄生獣、 “シリー” しんちゃんの朋友、ボーちゃん 鼻水にだけ寄生した寄生獣“ミズー” 経験での感情と物語で得た感情 子供は大人になる
posted by ストーリーセラピスト at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。