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2015年01月21日

ドラマ「流星ワゴン #1」父親の役割



母親というのは、父親以上に子供にとって
重要な存在です。

母親との関係がよくない人は、
男であれ、女であれ、
自分のパートナーや子供との関係も悪くします。
当人は気づかない場合が多いですが、
母親との関係が起因する感情のクセに原因があります。

それくらい母親というものは重要なんです。

それに比べると、子供にとって父親は
少し重要度が下がります。

だからといって、重要な役割が無いわけではない。
子どもの人生に父親との関係が
左右されないわけでは、もちろんありません。

では、母親にはできないこと、
父親にしかできないこと…ってなんなんでしょう?



「ダブルフェイス」「MOZU」シリーズを観て、すっかり
西島秀俊×香川照之のファンになったわたし。
今シーズンのドラマでは「とんび」の原作者
重松清さんの作品でダブル主演されると知って、
バッチリチェックしました。

ドラマ「流星ワゴン」

第1話を観ました。

「人生は分かれ道の連続だ…でも、そのときには何も気づかない。
気づかないまま、あるとき不意に、結果だけが突き付けられる…」

永田一雄(西島秀俊)は父・忠雄(香川照之)が入院する
実家がある街・広島の病院へ見舞いに来ていました。

「仕事があるから」と東京に戻る一雄。
タクシーの中で両親から渡された封筒を確認した一雄は
バスに乗り換えます。

両親が用意してくれた交通費…
実は一雄は会社をリストラされて職探しをしていました。
その夜、一雄は息子・広樹(横山幸汰)が待つ自宅へ帰宅。
息子が好きなデザートを買って帰ったのです。

しかし、家の中はめちゃくちゃでした。広樹による暴力です。
そこに届く郵便。封筒の宛名は妻・美代子の著名。
中にはハンの押された離婚届が入っていました。
一雄は妻・美代子(井川遥)から離婚を切り出されていたのです。

「なんで、こうなったんだ…なんで…」
家を出て行ってしまった妻を、
壊れた一人息子を、
そして確執が深い父親の死を目前にして、
一雄は一人、自問自答を繰り返しました。

そんな思いで駅前のベンチに座っていた一雄。
そこに1台のワゴンが現れます。

運転するのは、5年前に亡くなっているはずの
橋本義明(吉岡秀隆)。
同乗している息子・橋本健太(高木星来)も、
同じく亡くなっているはず。

吸い寄せられるように車に乗り込んだ一雄は、
「過去の大切な場所」に連れて良かれ、
また同じように更に過去から連れてこられた
自分と同じ歳の父・忠雄と出会い、
2人で巡ることに…

妻や息子とうまくいかなくなったきっかけに気づき
生々しい現実を前に、動揺し苛立つ一雄。

忌み嫌っていたはずの父親が、
現実の親子でも、友人でもなく、
家族同然の大事な親友、「朋輩(ほうばい)」として隣にいる。

その不思議な状況の中で、
一雄は気付かなかった多くのことが見え始めるのでした…



劇中のセリフでも出てきますが、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が、
この作品のモチーフになっているのかもしれません。

過去に戻って、自分と同じ歳の父親と会う…

しかし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは
お話の主軸が全く違います。

「死」と「父」というキーワードでつながる
一雄、忠雄、それとワゴンの運転手・橋本。

父親の物語です。

「とんび」も父親と息子の物語でしたね。
わたしの好きな短編集「小さき者へ (新潮文庫)」
も、父と子のお話を集めた作品でした。

重松清さんの真骨頂なのかな…

そして「ダブルフェイス」や「MOZU」とは違う
西島秀俊さん、香川照之さんの演じるキャラクター。

そこに、吉岡秀隆さんのフワッとした雰囲気が混ざり、
重たい物語が、どこか可笑しさを伴って描かれます。


いかにも現代の父親である一雄。
その隣に、自分が少年のころの
強くて若い父親・自分と同じ歳の父親がいる。

同じ立場の男同士として出会った父子が
それぞれの役割を果たしていくファンタジー。

とても興味深いですよね。

ありがたいことに、
わたしは父とも母とも良好な関係を築けています。
それは一重に両親のお陰です。

そして、今のところ、今年10歳になる息子とも
良好な関係は築けています。

しかし、このドラマの主人公、一雄は
「ある日突然結果だけが突きつけられる」まで、
自分も息子と良好な関係を築けていると
思っていたのです。


父親は、よくも悪くも、子供を導き、
時に壁になったりします。

そして、理解者としていてくれる時、
これほど力強い者はないのもまた父親です。


月曜日のこと。
わたしは仕事が休みで、
朝学校に出ていく息子に声をかけました。

「今日、帰ってきたら友達と遊び行くと?」
ちょっと考えて息子は言いました。
「ううん。いかない」

わたしが休みだから一緒に遊べると思ってくれたようです。

息子はわたしと遊びたがります。
そして、父として頼ってきます。

一緒にアニメを楽しんだり、ボール遊びをしたり。
こんなことがいつまでできるのかわかりません。
そう思うと一瞬一瞬が愛おしい。

そして、時には、やはり人生で大きく道踏み外さないよう。
父親として、人の在り方を語るときもあります。

息子が興味を持って聞けるタイミングで
息子の心に響くように伝えるのに苦労をしますが、
それが父親の役目だと思っています。

母親は日常の細かいことに気づき
いろいろと言っているようですが、
父親が同じことをしても意味がありません。

「またハハに怒られちゃうから」と
こっそりフォローするくらいでいい。

その代り、人生哲学的なことは、
ただ言葉で教えるのではなく
生き方や物語で伝えていかなければならない。
感じさせてやらないといけないと思っています。

もちろん、どう感じどう解釈するかは息子次第。
決して、「こう考えるべき」「こう感じろ」
と押し付けることなく…

息子が成人するころ、あるいは思春期の頃、
わたしは、若返って息子の同じ年齢になって
「頼りがいがあるよき理解者」として、
息子の隣に居たいと願うのかもしれません。


               全ての物語のために

「流星ワゴン」番組公式ホームページ
1/25まで、第一話が無料で観れます!









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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