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2015年01月14日

ドラマ「ウォーキング・デッド シーズン5 #8 人質交換(CODA)」取り返しのつかなさを学ぶ



取り返しのつかないことってあります。

その最たるものが「命」にまつわるものでしょう。

命を奪うという行為は、
後で後悔しても取り返しはつきません。

わたしたちのほとんどが、
そのことは頭ではなく心でちゃんと理解しています。

それって、凄いなと思います。

親になるときに、もっとも重圧を感じていた部分。
それは、この感覚を子供に学ばせる方法を
具体的に思い描けないことでした。

しかし、ありがたいことに、
わたしの場合はそれは杞憂に終わりそうです。

まだ、息子は9歳。
発達途上ですから、もちろん教育終了なんて
油断をしているわけではありません。

しかし、この子が生まれる前のように
重圧は感じていません。

肩に乗っけていた要らない荷物は
下せることに気づいたのです。

それは、わたしの努力でもなんでもなく、
ただ信頼という愛の法則のなせる業(ワザ)なのかもしれません。

ただし、油断できないと言ったのは、
平和な現代では豊かなことが当たり前になり、
他者よりも自分の損得を優先するような生き方に
流されやすいからです。

そうなると、感覚がマヒして、
油断してはならないところで油断して
「取り返しのつかないこと」を起こしてしまいかねない。

それは、子供も若者も
わたしたち大人も、みんな同じでしょう。

自動車なんて、走る凶器がぶんぶん行き交う
こんな社会では、誰かがちょっと油断するだけで
そこかしこで無数に起こりえる話です。

だから、わたしたちは大人になっても
「取り返しのつかないことがある」ということを
頭ではなく、心の奥底にしっかりと何度も確認するように
刻みなおさなければならないのです。



どこをどういじれば人の感情がこう動く…
まるでそういうことを熟知した上で
ドSなストーリーテリングをやってのける
これまでに出会ったことが無いほど高い意識で
創られている作品。

ドラマ「ウォーキング・デッド シーズン5

第8話、「人質交換(CODA)」
を観ました。

サラの優しさにつけ込み、
彼女を突き飛ばして逃走したドーンの部下ラムソン。

唯一、人質交換の案に賛成した彼が裏切ったことで、
リックたちは作戦を変更するか否か選択を迫られます。

教会では、密かに抜け出した牧師のゲイブリエルが
ウォーカーの大群を引き連れて戻ってきます。

病院では、キャロルは未だに気を失ったまま。
資源の無駄だと判断したドーンはキャロルの医療装置の
電源を切るように命令を下します。
そしてドーンは、ベスがコードンを殺したことを知っていることを伝え
その会話をドーンの部下オドネルに聞かれてしまいます。





シーズン4の後半からシーズン5の前半のラストである
今回の話までに丁寧に紡がれてきた
わたしたち観客の感情が、この話のラストで
ドSな仕打ちを受けます。

本当に一瞬の出来事で、
わたしはあまりのショックで涙が出ました。

しかも、そのショックは数日尾を引きました。

理屈ではありません。

感情・感覚に、命のはかなさ、
取り返しのつかなさ、その悲しさを
強烈に胸の奥にドン!と埋め込まれるような衝撃。

ホントにこの作り手たちはドSです!!(笑)

マジで「そ〜くるか!勘弁してくれ!!」
このシリーズでは、要所要所でそう叫ばずにはいられない
ショッキングな展開が用意されています。

「もうこれ以上、続き見れないよ〜!」
と叫びたくなるくらい観客(視聴者)イジメの
地雷が埋まっています。

今回の地雷は、わたしにとっては
「取り返しのつかなさ」を強烈に印象付けるものでした。

これは、物語でなければ成せないことです。
言葉で「取り返しのつかいことってあるよ」と
いくら教えても、それは心に教訓としては響きません。

だからと言って、このドラマを
幼い子供にも見せろとは言いません。

わたしたち大人が分別を持って観るエンターテインメントです。

そして、わたしたち大人がどうあるべきか
それぞれに楽しみながら感じていけばいい。


わたしの親友が幼少のころの話をしてくれたことがあります。
彼が、ブロックでロボットを作っていたそうです。
REGOシリーズのようなブロックのオモチャですね。
ところが、胴体と足の付け根の部分がゆるくなっていて、
なんどハメ込んでも、ストンと足が落ちてしまう。
親友は何度も何度も落ちる足を繋げるのですが
やっぱり落ちる。
イライラした彼はカンシャを起こして、
組み立てたロボットごと床にエイ!っと叩きつけたそうです。
跡形もなくバラバラになるロボット…
その光景を目の当たりにした瞬間、
彼は取り返しのつかないことをしてしまったことが
感情として胸に突き上げてきて
号泣し始めました。
はたで彼の様子を見守っていたお母さんが、
そっと近づいてきて、黙って彼を抱きしめてくれたそうです。

彼が、取り返しのつかなさを学んだ瞬間です。
それをちゃんと理解して、落ち着かせる
お母さんのおおらかさも印象的なエピソードでした。

何も考えずにいると、わたしたち大人は
こういう場面を見て、
「何やってるの!自分で壊しておいて泣かない!」
とつい叱ってしまいそうです。

しかし、子供が何を感じ何を学んだか…
それを感情的に処理し、心を育んで行けることを知っていれば
ちゃんと見守りサポートすることができる。


わたしが親になる前に、この親友のエピソードは
わたしを勇気づけてくれました。

子どもも大人も、自分の心を育む力は持っています。
周囲の人がそれをどうやってサポートするのか?
それは「信頼」です。

わたしは自分の未来も信頼して、
油断せずに、日常に潜む危険…
火の取り扱いや車の運転や、
感情的な人ととの衝突や、物への八つ当たりなど、
気を緩めて、取り返しのつかないことをしでかさないように、
改めて、肝に銘じている次第です。



               全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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