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2015年01月06日

ドラマ「ウォーキング・デッド シーズン5 #5愚直な前進(Self Help)」『わかりません!』と言ったことを讃えられるか?



日本人は減点法がしみついています。

「なんで間違うの!?こうって言ったでしょ?」
「やるきあるの!?」
「何度も言わせないで、正しくやりなさい!」

若い社員たちは、先輩達から怒られるのが怖いのか、
それとも、できないヤツと思われるのが嫌なのか
なかなか「わかりません」とは言いません。

アルバイトや派遣のスタッフを雇っているところは
彼らの離職率にも悩んでいるのではないでしょうか?

また学校では、先生が「はい誰か解いて」と
質問すると、手を上げるのは少数の子たち。

「わかりません」「できません」はなかなか
声になりません。



本当に手を抜くと言うことを知らないのか?
毎回、面白すぎて唸りながら観ています。

ドラマ「ウォーキング・デッド シーズン5」

第5話、「愚直な前進(Self Help)」
を観ました。

グレンとマギーを連れてワシントンDCへと向かうエイブラハムたち。

教会で修理したバスで順調に走行していたが突然転倒し、
すぐにウォーカーに囲まれてしまいます。

常に周囲から守られ、ウォーカーと戦うことを避けてきたユージーンは、
タラに促され初めてナイフを手にしました。

ウォーカーたちは倒したもののバスは炎上。

一度休息し体制を立て直すことを主張するグレンに対し、
“前進あるのみ”と言うエイブラハム。
一行は彼に従うのですが、どうしても進めない状況に
直面してしまいます。

それでも進むんだと言い張るエイブラハム…。



どうしても進めない状況に直面した時、
初めは教会のリック達のところへ戻ろうというグレンたち。

しかし、エイブラハムは譲りません。

仕方なくグレンたちは進んでも良いが、
迂回して遠回りして危機を避けようと提案します。

それでも、もう充分回り道をしてきたんだからと
直進することしか頭にないエイブラハム。

とにかくユージーンをワシントンDCに連れて行くんだと
言い張るわけです。

そのあまりの無謀さにたまらなくなったユージーンが
自分は科学者でも何でもないと初めて告白しました。

自分にはそんな風にみんなに守られる資格はないのだと…。


その結果何が起こるかは観て頂くとして、
このユージーンの決断は、相当な勇気が必要だったことでしょう。

自分が何者でもないと告白するだけで、
今まで自分を守ってくれた人たちにとって
自分が価値のない人間になってしまうかもしれない。

しかし、本来これは讃えられるべきことです。

わたしの先生が、昔アメリカで心理学を学んでいるときに、
授業で先生に質問されたときに、
素直に「わかりません」と答えたことがあるそうです。

そのときに先生の先生は言いました。
「素晴らしい。みんな聞いたか?
自分が知らないということを自覚して伝えられる。
これは素晴らしいことなんだよ。
知らないということが言える。
何がわからないと言える。
だから、人は新しいことを知ることができる。
それが学ぶということなんだ」

と他の生徒たちの前で称賛されたそうです。
その称賛ぶりは、「毎回わからない」って言っちゃおうかな…

と思いたくなるくらい気持ちよくさせるものだったそうです。

分からないことは悪いことじゃない。
間違うことも悪いことじゃない。

それを自覚して学んでいけるかどうか?

それが生徒に伝われば、
元気に「わかりません!」と言える子どもたちが増えるし、
学ぶ意欲もどんどん出てきますよね。

社会人になっても、「これはどうするんですか?」
「これはなんでこうなるんですか?」
と色々な質問をすることができるようになる。

「それ教えたよね!?」「なぜ間違うの!?違うでしょ?」
「やる気がないから覚えられないんだよ!」

こんなことばっかり言っていて、
「最近の若い奴はダメだ」

なんて言っている大人たちは、
自分が伝え方を知らないということを知っているのでしょうか?

無知の知。

知らないことを自覚するから、
新たに学び、考えることができる。

知らないことは恥ずかしいことじゃない。

知らないことは知らないと言って、
そこから次の手を考えればいい。

後輩や子どもたちには、「分かりません」と言える環境を、
そして、大人たちは「知らない」と言える勇気が欲しいですね。



                       全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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