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2014年12月26日

小説「風の影 カルロス・ルイス・サフォン著 集英社文庫」自分の事をよりよく知る方法



本を読まない人はモノを考えない人。

かなり極端な言い方です。

ある小説に出てくる登場人物が
このように表現しました。

かなり極端ですが、
比喩としては的を得ています。

別に本を読まない人だって、
モノは考えてえいます。
何にも考えないわけではない。

でも、本を読まない人と読む人を比べると…

考えのバリエーションが全然違います。
幅も違えば、深みも違う。

「いや、私は人が本を読んでいる間に
“経験”を積んでいるのだ」

なるほど素晴らしい。

でも、経験も積んでさらに本も読めば
その経験の生かされ方にもバリエーションが出てきますよね。



本を読むことの意味や、喜びがいっぱいに詰まった小説。
世界各国で翻訳された知る人ぞ知る名作があります。

小説「風の影」 
(カルロス・ルイス・サフォン著  木村 裕美 翻訳  集英社文庫)


を、9年ぶりに読み返してみました。

1945年、バルセロナ。

霧深い夏の朝、少年ダニエルは
父親に連れられて「忘れられた本の墓場」を訪れます。

そこで運命的に出会ってしまった小説、
『風の影』に深い感銘を受けるダニエル。

彼は『風の影』の著者、謎の作家フリアン・カラックスの
隠された過去を探求し始めます。

フリアン・カラックスの物語は、内戦に傷ついた都市の記憶を伴って、
ダニエルの精神を成長させる、愛と憎悪に満ちた物語でした。



翻訳出版されたのは37ヶ国。
歴史、恋愛、冒険、ミステリー、文学にエンターテイメント…
まさにジャンルを超えた興奮と味わいを持って、
物語の世界に酔いしれることができます。

わたしは、海外の作家の翻訳ものの小説って
読みにくいイメージを持っていたのですが、
この作品はそんなことはまったくありません。

知りもしないバルセロナを舞台に、
耳慣れないカタカナ名の登場人物たちが活躍するのですが、
自然と情景がイメージされ、
登場人物たちに共感を持って読み進めてしまいます。

ダニエルは父が営む古書店を手伝っています。
そして小説家になりたい夢も持っている。

ダニエルが過去を探るフリアン・カラックスは作家です。

そして、「忘れられた本の墓場」という
謎めいていて、ロマンもを感じる秘密の場所。

この作品を読むだけでも、読書…特に小説を読むことに
ハマってしまうかもしれません。

物語はそれだけで人の心にダイレクトに働きかけます。
頭じゃなくて感情に届けるんですね。

それが、ドラマや映画などの映像作品ではなく、
文字で綴られた物語の場合は、
想像力が映像よりも刺激されて、感度を高めるためか、
読んでいる自分自身との対話も、
より感受性豊かに行われるようになります。

映画だったら、面白かった〜!で終わったり、
特定の(特に主役の)登場人物にだけ共感して終わるところが、
小説の場合は、ひとつの物語の中に
さまざまな登場人物たちの物語が内包されているので、
それぞれの登場人物たちが自分の心の鏡になってくれます。

そう、本は自分の心を映し出す鏡なんですね。

読書を続ける人は、早かれ遅かれ
自分を客観視する力に長けてきます。

ですから、気が短い性格の人でも
思慮深くなり、感情を爆発させる前に考えることができるようになる。

そして、読み返すということは
自分の成長の確認になったり、
さらに、あらたな自分の一面を発見する喜びや驚き、
あるいは逆に、忘れていた物を取り戻すキッカケにもなります。

映画はそれを本よりも手軽に味わえるのでイイのですが、
どうやっても本の深みにはかないません。

例えば、アクションやスペクタクルシーンのスリルや興奮でさえ、
映画は小説には敵わないのです。

翻訳ものに抵抗があれば
読みやすくて興奮するおススメの日本の作品、

「永遠の0」「ホワイトアウト」「亡国のイージス」

等を小説と映画の両方を味わってみてください。
映画もそれなりに良くできていますが、
スペクタクルシーン、アクションシーンが
小説の方がとんでもない迫力を持って迫ってくることがわかりますよ。

そして、ドラマの部分も、どうしても小説の方が
より深く胸に迫ってくることでしょう。

ドラマは観るけど小説は読まないな〜とか、
マンガは読むけど、字ばっかりじゃな〜と、
抵抗を持っている人、
ドラマもマンガも映画も物語です。
あなたは物語が好き、それは間違いありません。

そんなあなたが、一度小説の味をしめたら、
病みつきになること間違いなしです。



                    全ての物語のために























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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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